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2021.06.22

読書教養講座を開催しました(6月10日開催)

 6月10日(木)、直木賞受賞作家の村山由佳さんを講師に迎え、「肯定と抵抗のための言葉」というテーマで読書教養講座を開催しました。今回の開催は、新型コロナウイルス感染防止のため、聴講を学内関係者に限定し、会場となった西南コミュニティーセンターホールには、約30人の教職員・学生が参加しました。
 村山由佳さんは、不動産会社勤務や塾講師などを経て、1993年『天使の卵-エンジェルス・エッグ』(集英社)で小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2003年に『星々の舟』(文藝春秋)で第129回直木三十五賞、2009年には『ダブル・ファンタジー』(文藝春秋)で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞を受賞。2021年3月、糸島市出身の婦人解放運動家、伊藤野枝をモデルにした評伝小説『風よ あらしよ』(集英社)で第55回吉川英治文学賞を受賞するなど、活躍されています。
 村山さんは講演の中で、「小説に書かれているあらゆる場面で、同じ言葉でも人それぞれ浮かべるイメージは違う。本は自分自身の膝の上で、自分だけの宇宙が広がる良さがある」と本を読むことの面白さについて語りました。
 また、講演後には、学生とのトークセッションが行われ、参加者は熱心に聴き入っていました。