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2021.05.13

学長からのメッセージ(学院創立105周年に寄せて)

 

2021年5月13日

 

 学生、教職員、関係者の皆様

 

学院創立105周年に寄せて

 

学長 G.W.バークレー

 

 新年度を迎え約1か月半が経ちました。昨年度は中止せざるをえなかった入学式も今年度は午前と午後の2回に分けて実施することができました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、保証人の皆様には入学式場への入場を控えていただいたことは大変心苦しいことではありましたが、入学式の模様をライブで配信したことによって、少しでも本学の様子を感じていただけたのではないかと思います。授業についても9割以上を対面で実施するなど、コロナ禍にありつつも昨年とは違ったスタートをすることができました。キャンパスにもマスク姿ではありますが学生が戻り、賑わいと活気を取り戻した様子を嬉しく思いました。

 しかしながら、新型コロナウイルスの感染再拡大のため、4月末に大阪、東京など4都道府県に3度目の緊急事態宣言が発令され、福岡県も5月12日から緊急事態宣言の対象地域に追加されました。このような状況をふまえ、本学の行動指針に基づく感染拡大警戒レベルを「Ⅲ:流行再発期」から「Ⅳ:流行拡大期」に変更し、授業は原則遠隔授業へ切り替えました。本学学生の中にも感染者が発生しています。感染した学生の早期の回復を願うとともに、皆様におかれましては、手洗いやうがいの励行、マスクの着用等のセルフケアと三密(密閉・密集・密接)の回避、換気および「黙食」の徹底等、感染拡大の抑制に向けた行動をより一層徹底いただきますようお願いいたします。

 なお、図書館や学生食堂等の学内施設については、一部制限はありますが、感染予防対策を徹底した上で利用可能です。また、カリキュラム、奨学金、就職活動など学生生活全般に関する相談については、対面とオンラインのハイブリットでサポートできる環境を整えていますので、困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。

 さて、西南学院は5月15日を創立記念日と定め、2021年で創立105周年を迎えます。創立者C.K.ドージャーの遺訓「“Seinan, Be True to Christ”(西南よ、キリストに忠実なれ)」は、建学の精神として受け継がれています。今年の入学式の聖書の箇所は、マタイによる福音書7章7~8節「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。門をたたきなさい。そうすれば、開かれる」でした。大学はコロナ禍においてもできうる最善の環境を用意いたしますので、学生の皆さんは様々な可能性を求めて、自ら求め、探す姿勢を忘れずにチャレンジしてください。学生の皆さんの学生生活が意義深く実り多きものになることを心から強く願っています。