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2021.03.15

学長からのメッセージ(2020年度を振り返って)

 

2021年3月15日

 

学生・保証人、教職員、関係者の皆様

 

2020年度を振り返って

学長 G.W.バークレー

 

 

 新型コロナウイルス感染の拡大という、誰もが経験したことのない未曽有の事態から始まった2020年度でしたが、皆様からのご支援・ご協力により、滞りなく大学を運営することができ、現在は新たな年度を迎える準備を進めているところです。改めて、皆様に御礼申し上げます。

 さて、学生・保証人の皆様にとって2020年度は、入学式の中止から始まり、遠隔授業の実施、定期試験の変更や課外活動の中断など、学生生活を送るにあたって、多大なるご不便、ご迷惑をおかけしました。また、学生の皆さんは教職員や友人たちに接する機会が限られたなかで学生生活を過ごすことになり、大変心苦しい気持ちでいっぱいでした。しかし、コロナ禍で自分自身が苦しい状況の中でも、自分のことだけではなく、困難な状況にある人たちを思い、行動を起こした学生がいました。このように、本学の建学の精神を実践している、「思いやりのある」行動は学長として非常にうれしく、学生の皆さんは現在のコロナ禍を打開する希望の光だと感じました。ぜひ、これからも周りの方だけでなく、社会全体を照らし続ける、「光」になってください。

 教職員の皆様においては、授業形態変更によるご負担や、修学支援策の準備から実施まで、日常とは異なるイレギュラーな対応ばかりだったにも関わらず、ご尽力いただき本当にありがとうございました。学生のために最善を尽くして取り組んでいただいた皆様は、とても心強い存在であると改めて感じさせられました。

 卒業生や地域、関係者の皆様においては、日頃より本学の教育・研究事業にご理解とご支援を賜りまして、心より感謝申しあげます。コロナ禍の2020年度においては、厳しい経済環境の中、食料支援やご寄付など多くのご支援をいただき、学生のみならず教職員も元気と勇気をもらいました。

 2020年度を振り返って、学長として改めて感じたことは、大学に関わる全ての皆様のご理解とご協力なくして、大学は存在することができないということです。まだまだ、コロナ禍は続きますが、引き続き、皆様と心を合わせて共に困難を乗り越えていけたらと願っております。