2020.12.08
商学部・王忠毅ゼミが台湾の大学とビジネスプラン作成共同授業を実施
商学部・王忠毅ゼミでは、国際交流協定校の台湾・東呉大学(商学院・林建州先生のクラス)とのオンライン授業を通じて、新規ビジネスプランを共同で提案する授業を実施しています。この共同授業は、2016年にオランダのアムステルダム応用科学大学との取り組みからスタートしたものです。今年で5年目を迎えた共同授業は、今年度は2年次生を対象とした「演習Ⅰ」の一環として行われ、今回、初めて台湾の大学と実施しました。
授業はすべて英語で、両大学の学生が4つの混合チームを組み、それぞれのチームが共同で新規ビジネスプランを作成します。ビジネスプランの作成にあたっては、それぞれのチームが英語で週に1回、zoomやskypeなどのオンラインツールによる議論を通じて、アイディアを捻出します。その後、本学側と東呉大学側がそれぞれ提案したアイディアに基づき、議論を重ね、一つのビジネスプランにまとめ、報告会で発表します。学生は他国の学生との協同を通じて、「専門分野」での共同研究だけではなく、「国際コミュニケーション能力」や「国際協力・協調能力」の向上、さらに「異文化適応能力」を身に付けます。
12月7日(月)、1号館307教室で行われた報告会では、教室を東呉大学とオンラインでつなぎ、「New Electronic Bicycle」と題した新規ビジネスプランを共同で提案しました。提案は、両大学の学生が協力して発表する形式で行われ、コミュニケーションをとりながら、連携して報告する姿が印象的でした。 指導する王忠毅教授は「提案内容も大切だが、ビジネスプラン検討の過程で養うコミュニケーション能力向上も、授業の目的の一つである。また、来年度はオランダ、台湾、日本の3か国で実施したいと思っている。オランダを加えた3か国での実施となると、時差による会議時間調整の難しさやネイティブレベルのオランダの英語力の高さ、文化差異が生まれることによる相互理解の難しさなど、様々な壁を乗り越える必要があります。必ず学生にとって、大きなチャレンジになることでしょう」と述べました。