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2020.12.04

学長からのメッセージ(2021年度授業実施方針について)

2020年12月4日

 

 学生、受験生、関係者の皆様

 

2021年度授業実施方針について

 

学長 G.W.バークレー

 

 秋から冬へと季節が移るにつれて、再び全国各地で新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し、学校等での集団感染も発生している状況が見られます。健康被害に加え、経済活動の停滞など社会への影響が懸念されるところです。9月14日からスタートした本学の後期の授業については、ゼミや実習、共通科目外国語部門やスポーツ実習等の科目について、感染防止対策を施した上で、できる限り対面授業を実施してきましたが、新たな感染者を出すことなく運営を行うことができております。改めて学生及び関係者の皆様のご理解とご協力に心から感謝申し上げます。

 さて、後期の授業も残すところあと3分の1程度となり、次年度に向けた授業の準備を始める時期となりました。2021年度の授業については、2020年度に引き続き、コロナ禍での授業運営を想定し、学生、教職員等、大学に関わる全ての人々の安全確保を最優先するという基本方針は継続しつつ、教員と学生、また学生間のコミュニケーションが生まれやすい対面での学びの場をより多く提供することを念頭に、「可能な限り対面授業を実施し、授業の規模や特性によって感染対策が難しい授業については、遠隔授業を行う」という基本方針といたします。詳細については、後日改めてお知らせいたしますが、すべての授業を対面で実施することは難しいことから、2021年度の新入生を含む学生の皆さんは、遠隔授業の受講が可能な環境(PCやWi-Fi等)の準備・整備をお願いいたします。なお、今後の感染拡大の状況によっては、この方針を変更する場合がありますのでご了承ください。

  例年この時期は、街のいたるところにイルミネーションが施され、クリスマスムード一色になりますが、今年はいつもと違うクリスマスになるのではないでしょうか。イエス・キリストは2000年以上前にベツレヘムで誕生しました。当時のベツレヘムの現実とその混乱した状況は、コロナ禍の今日に似ています。戸惑いや苦しみ、不安や孤独を抱え、見捨てられたと感じている人が多くいます。どのような状況に置かれても人間は幸せを希望しており、神から与えられる最善のことを追い求めるものです。現在、キャンパス内にはクリスマスの飾りつけやライトアップがされています。西南学院に連なる皆さんにはクリスマスイルミネーションの光を通して、その温かさを感じ、その光によって希望と励ましを受け取ることができるようにと願っています。今年はクリスマスツリー・ディスプレイ点灯式を動画(https://youtu.be/V-LluvLHNno)で見ることができますので、ぜひご覧ください。

 皆さんが良いクリスマスと新年を迎えられますようにお祈りいたします。