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Majors

人間科学研究科 人間科学専攻

教育や福祉、心理の諸問題にチャレンジする高度専門職業人・研究者を育成

概要

人間科学専攻は、教育学・社会福祉学・心理学の3つの専門分野から構成されています。本専攻は、教育や福祉、心理の諸問題に実践的・応用的にかかわることのできる高度な専門性を持つ職業人、ならびにより高度な専門知識と研究能力をもつ研究者養成を目的として、2005年4月に修士課程として開設され、2007年4月からは、博士前期・後期課程からなる人間科学専攻博士課程として発足しました。

博士前期課程では、基礎科目の「人間科学特論Ⅰ・Ⅱ」の履修が必修であり、各分野における人間についての科学的アプローチや研究方法を学びます。さらに展開科目からは社会福祉、精神保健福祉、学校教育、教育哲学、教科教育、幼児教育、認知心理学などの、多彩な内容を選択することが可能であり、広い視点から研究を進めることができるようにしています。また、前期課程には「学校心理士(補)」の資格や「教員専修免許」の科目をそろえ、学部で教員免許取得済みの方は、専修免許取得が可能です。

博士後期課程では、前期課程での学習内容や学問的方法をさらに発展させ、より高度な専門知識と研究能力を有する高度専門職業人・研究者の育成を目指しています。

現在、本専攻には、教育・福祉等の現場を体験し諸問題に取り組んできた、あるいは取り組んでいる社会人も多く入学しており、彼らは教育・福祉等の諸現実と実践的な課題を提供するとともに、それを研究する意義と方向に確かな指針を与えています。

取得できる免許・資格

  • 幼稚園教諭専修免許状
  • 小学校教諭専修免許状
  • 高等学校教諭専修免許状(福祉)

カリキュラム

博士前期課程 修了要件

  1. 学生は、2年以上在学し、30単位以上の単位を修得しなければならない。ただし、大学院学則第15条第1項ただし書から第2項に規定する8単位以内の単位を30単位のうちに含めることができる。
  2. 学生は、入学時に展開科目の中から専修科目1科目を選択するものとする。
  3. 学生は、選択した専修科目の担当教員を自己の指導教員とし、授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究全般にわたって、その指導に従うべきものとする。また、密度の高い研究指導を行うために、補助指導教員をおくことができる。
  4. 学生は、指導教員の特殊研究(演習)8単位及び基礎科目4単位を必修とし、その他の展開科目を18単位以上選択して、履修・修得しなければならない。
  5. 博士前期課程の学位論文を提出しようとする者は、原則として、課程修了予定の1年前の学期末までに、指導教員の特殊研究(演習)4単位を含む、合計16単位以上を修得していなければならない。
  6. 在学年限の最長は、4年とする。ただし、休学の期間は在学期間に算入しない。

博士前期課程長期履修学生 修了要件

  1. 学生は、3年以上在学し、30単位以上の単位を修得しなければならない。ただし、大学院学則第15条第1項ただし書から第2項に規定する8単位以内の単位を30単位のうちに含めることができる。
  2. 学生は、入学時に展開科目の中から専修科目1科目を選択するものとする。
  3. 学生は、選択した専修科目の担当教員を自己の指導教員とし、授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究全般にわたって、その指導に従うべきものとする。また、密度の高い研究指導を行うために、補助指導教員をおくことができる。
  4. 学生は、指導教員の特殊研究(演習)8単位及び基礎科目4単位を必修とし、その他の展開科目を18単位以上選択して、履修・修得しなければならない。
  5. 博士前期課程の学位論文を提出しようとする者は、原則として、課程修了予定の1年前の学期末までに、指導教員の特殊研究(演習)4単位及び基礎科目4単位を含む、合計24単位以上を修得していなければならない。
  6. 学生は、原則として2~3年次に指導教員の特殊研究(演習)8単位(1年間4単位)を履修・修得しなければならない。
  7. 在学年限の最長は、4年とする。ただし、休学の期間は在学期間に算入しない。

博士後期課程 修了要件

  1. 博士後期課程の標準修業年限は、3年とする。ただし、研究科委員会においてとくに優れた研究業績をあげたと認めた者については、論文提出期間を短縮することができる。
  2. 学生は、入学時に専修科目1科目を選択するものとする。
  3. 学生は、専修科目の研究指導を週1コマ以上受け、各学年に4単位、合計12単位及び指導教員以外の教員が担当する講義科目2単位以上を修得し、かつ博士論文を提出しその審査及び試験に合格しなければならない。
  4. 学生は、専修科目の担当教員を自己の指導教員とする。授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究全般にわたって、その指導に従うべきものとする。
  5. 学生は、指導教員の指導に基づき、同教員及びその指示する学内外の教員より、研究指導を受けるものとする。
  6. 博士後期課程の学位論文は、同課程に2年以上在学し、必要な研究指導を受け、研究論文を2本以上刊行していなければ、提出することができない。
    (ア)博士後期課程の学位論文は、在学期間中に提出するものとする。
    (イ)博士後期課程に3年以上在学し、必要な研究指導を受け、研究指導12単位及び講義科目2単位以上を修得して退学したものは、「単位修得退学者」とする。
  7. 博士後期課程の学位論文を提出しようとする者は、論文提出の少なくとも1年前までに指導教員の承認を得なければならない。その際、学位論文作成計画書を提出しなければならない。
  8. 在学年限の最長は、6年とする。ただし、休学の期間は在学年限に算入しない。

講義担当者

講義科目・担当者【博士前期課程、博士後期課程】

履修モデル/研究指導計画書/カリキュラム・マップ

教員紹介

氏名主な担当科目
山本 孝司 教育哲学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
田代 裕一 教育方法学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
田中 理絵 教育社会学特論、人間科学特論II、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
雪丸 武彦 教育行政学特論、人間科学演習
門田 理世 幼児教育学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
倉光 晃子 障害児教育学特論、障害者福祉特論、人間科学研究法特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
渡邊 均 カリキュラム・マネジメント特論、音楽科教育学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
川上 具美 社会科教育学特論、人間科学特論I、人間科学研究法特論、人間科学演習
倉元 綾子 家庭科教育学特論
古田 雅憲 日本文学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
藤永 豪 地理学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
塩野 正明 物理学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
山根 明弘 生物学特論、人間科学特論II、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
黒木 重雄 美術学特論、人間科学演習、人間科学特別講義人間科学研究指導
松尾 剛 教授学習心理学特論、人間科学演習
中村 奈良江 認知心理学特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
安藤 花恵 認知心理学特論、人間科学演習
田原 直美 産業組織心理学特論、人間科学研究法特論、人間科学演習
分部 利紘 消費者行動心理学特論、人間科学演習
倉田 康路 社会福祉学特論、高齢者福祉特論、人間科学演習、人間科学特別講義、人間科学研究指導
山本 佳代子 子ども家庭福祉特論、人間科学特論I
萩沢 友一 地域福祉実践・計画特論
河谷 はるみ 社会保障特論、人間科学演習
山崎 先也 健康科学福祉特論
田中 康雄 福祉組織マネジメント特論

シラバス

人間科学研究科 人間科学専攻シラバス