概要
英文学専攻は、イギリス文学、アメリカ文学、英語学、コミュニケーション学の4専修部門によって構成されています。英米(及び英語文化圏)の小説や詩、劇文学、意味論、統語論、コミュニケーション論などの多彩な専門分野の教員陣がそろっており、院生は、言語構築物としての文学作品や文化テクスト(英米文学)、言語の本質と構造と機能(英語学)、人と人、人と組織、社会、文化等における言語の働きや機能(コミュニケーション学)等に関する深く高度な専門知識と理論を深め、テクストの精緻な読解力、分析力、認識力、構想力等を養い論文執筆に備えます。
当専攻は、1998年度から社会人への門戸を開きました。大学を離れて久しい社会人には研究計画や面接を重視した試験を行い、ウィークデイの18時以降の夜間講義を設定するなどの対応をしています。
英文学専攻は、英語と英米の言語現象や言語構築物を研究対象とすることにより、英米人の思想や文化や社会のあり方の研究のみならず、社会的存在としての人間の根源にある言語の本質と機能、多様な言語活動を行う人間のあり方や営みを深く理解することによって、人間と社会に対する深い洞察力と英知と視野を備えた人間形成を目指していきます。
取得できる免許・資格
- 中学校教諭専修免許状(英語)
- 高等学校教諭専修免許状(英語)
カリキュラム
博士前期課程 修了要件
- 学生は、2年以上在学し、30単位以上の単位を修得しなければならない。ただし、大学院学則第15条第1項ただし書から第2項に規定する8単位以内の単位を30単位のうちに含めることができる。
- 学生は、入学時に専修部門一つを選択するものとする。
- 学生は所定の時期までに、それぞれの専修部門の演習担当教員一人を指導教員とし、その担当科目を自己の専修科目とする。指導教員はその学生の授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究上の指導を行う。上記所定の時期は、原則として、英文学専攻においては入学時とする。
- 学生は、それぞれの専修部門から、指導教員の演習4単位以上、特殊研究2単位以上を含む、16単位を必ず修得しなければならない。それ以外はすべての開講科目から選択履修することができる。
- 博士後期課程との共通科目である学位論文指導A及び学位論文指導Bに関しては、各専修で開講される同科目群のうち、どちらか1科目2単位を上限として履修できる。この科目の履修に際しては、講義担当者の許可を必要とする。
- 博士前期課程の学位論文を提出しようとする者は、原則として、課程修了予定の1年前の学期末までに、自己の専修部門の8単位を含む、合計16単位以上を修得していなければならない。
- 在学年限の最長を4年とする。ただし、休学の期間は在学期間に算入しない。
博士前期課程長期履修学生 修了要件
- 学生は、3年以上在学し、30単位以上の単位を修得しなければならない。ただし、大学院学則第15条第1項ただし書から第2項に規定する8単位以内の単位を30単位のうちに含めることができる。
- 学生は、入学時に専修部門一つを選択するものとする。
- 学生は所定の時期までに、それぞれの専修部門の演習担当教員一人を指導教員とし、その担当科目を自己の専修科目とする。指導教員はその学生の授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究上の指導を行う。上記所定の時期は、原則として、英文学専攻においては入学時とする。
- 学生は、それぞれの専修部門から、指導教員の演習4単位以上、特殊研究2単位以上を含む、16単位を必ず修得しなければならない。それ以外はすべての開講科目から選択履修することができる。
- 博士後期課程との共通科目である学位論文指導A及び学位論文指導Bに関しては、各専修で開講される同科目群のうち、どちらか1科目2単位を上限として履修できる。この科目の履修に際しては、講義担当者の許可を必要とする。
- 博士前期課程の学位論文を提出しようとする者は、原則として、課程修了予定の1年前の学期末までに、自己の専修部門の8単位を含む、合計16単位以上を修得していなければならない。
- 在学年限の最長を4年とする。ただし、休学の期間は在学期間に算入しない。
博士後期課程 修了要件
- 学生の標準修業年限は、3年とする。ただし、研究科委員会においてとくに優れた研究業績をあげたと認めた者については、論文提出期間を短縮することができる。
- 学生は、入学時に専修科目一つを選択するものとする。
- 学生は、専修科目の研究指導を週1コマ以上受け、各学年に4単位、合計12単位以上を修得し、かつ博士論文を提出しその審査及び試験に合格しなければならない。
- 学生は、専修科目の担当教員を自己の指導教員とする。授業科目の選択、学位論文の作成、その他研究全般にわたって、その指導に従うべきものとする。
- 博士後期課程の学位論文は、同課程に2年以上在学し、必要な研究指導を受け、更に各専修で開講される学位論文指導A及び学位論文指導Bのいずれか1科目(2単位)を修得しなければ、提出することができない。
(ア)博士後期課程の学位論文は、在学期間中に提出するものとする。
(イ)博士後期課程に3年以上在学し、必要な研究指導を受け、12単位を修得して退学したものは、「単位修得退学者」とする。
- 博士後期課程の学位論文を提出しようとする者は、論文提出の少なくとも1年前までに指導教員の承認を得なければならない。その際、学位論文作成計画書を提出しなければならない。
- 在学年限の最長は、6年とする。ただし、休学の期間は在学年限に算入しない。
講義担当者
講義科目・担当者【博士前期課程、博士後期課程】
教員紹介
イギリス文学専修部門
氏名 | 主な担当科目 |
加藤 洋介 |
イギリス文学特殊研究III,IV、イギリス文学演習III,IV、文学特別講義、イギリス文学研究指導 |
一谷 智子 |
イギリス文学特殊研究V,VI、イギリス文学演習V,VI、文学特別講義、イギリス文学研究指導 |
リチャード ホドソン |
イギリス文学特殊研究VII,VIII、イギリス文学演習VII,VIII、文学特別講義、イギリス文学研究指導 |
河原 真也 |
イギリス文学特殊研究IX,X、イギリス文学演習IX,X、文学特別講義、イギリス文学研究指導 |
三宅 敦子 |
イギリス文学特殊研究XI,XII、イギリス文学演習XI,XII、文学特別講義、イギリス文学研究指導 |
石田 由希 |
イギリス文学特殊研究XIII,XIV |
アメリカ文学専修部門
氏名 | 主な担当科目 |
宮本 敬子 |
アメリカ文学特殊研究III,IV、アメリカ文学演習III,IV、文学特別講義、アメリカ文学研究指導 |
F.E.オスタ-ハウス |
アメリカ文学特殊研究VII,VIII、アメリカ文学演習VII,VIII、文学特別講義、アメリカ文学研究指導 |
藤野 功一 |
アメリカ文学特殊研究IX,X、アメリカ文学演習IX,X、文学特別講義、アメリカ文学研究指導 |
英語学専修部門
氏名 | 主な担当科目 |
谷川 晋一 |
英語学特殊研究I,II、英語学演習I,II、文学特別講義、英語学研究指導 |
藤本 滋之 |
英語学特殊研究III,IV、英語学演習III,IV、文学特別講義、英語学研究指導 |
伊藤 彰浩 |
英語学特殊研究V,VI、英語学演習V,VI、文学特別講義、英語学研究指導 |
C.L.ドーハティ |
英語学特殊研究VII,VIII、英語学演習VII,VIII、文学特別講義、英語学研究指導 |
中西 弘 |
英語学特殊研究IX,X、英語学演習IX,X、文学特別講義、英語学研究指導 |
横溝 紳一郎 |
英語学特殊研究XI,XII、英語学演習XI,XII、文学特別講義、英語学研究指導 |
山田 智久 |
応用日本語研究I、英語学特殊研究XIII,XIV、英語学演習XIII,XIV、文学特別講義、英語学研究指導 |
コミュニケーション学専修部門
氏名 | 主な担当科目 |
宮原 哲 |
コミュニケーション学特殊研究I,II、コミュニケーション学演習I,II、文学特別講義、コミュニケーション学研究指導 |
D.L.オルソン |
コミュニケーション学特殊研究III,IV、コミュニケーション学演習III,IV、文学特別講義、コミュニケーション学研究指導 |
清宮 徹 |
コミュニケーション学特殊研究V,VI、コミュニケーション学演習V,VI、文学特別講義、コミュニケーション学研究指導 |
初見 かおり |
コミュニケーション学特殊研究VII,VIII |
山元 里美 |
コミュニケーション学特殊研究IX,X、コミュニケーション学演習V,VI、文学特別講義、コミュニケーション学研究指導 |
ユスチナW.カシャ |
応用日本語研究II、コミュニケーション学特殊研究XI,XII |