法律学科
新しい日常に寄り添うものとは?
新型コロナウイルス感染症拡大を背景に
リモートワークの普及やキャッシュレス決済の浸透など
私たちは新しい日常を歩み始めた。
この先、どのようなニューノーマルが生まれるのだろう。
世の中が変わっても
人々の英知で作り上げてきた法の役割は変わらない。
その法をもって、
現代社会の動きや今を生きる人々にどれだけ
寄り添うことができるか。
その想いは、変化を続ける世の中で生き続けるだろう。




学生の自主性を尊重した科目設定
多岐にわたる法学の専門領域から自らの興味や関心に応じて学びを進められるように、選択科目を多数用意。中には、国内外のボランティアやインターンシップ、留学に参加できるものもあり、国際交流も盛んです。
強力なバックアップで学修、就活を支援
1年次に開講する導入科目では上級生のSA(スチューデント・アシスタント)が法学を学ぶ上で必要な力を伝授。3年次には社会人講師により就職活動にも活用できる表現力を高める講座を開講するなど、学年を越えて成長をサポートする体制が整っています。





法学の社会的役割を認識し、専門的知識と法的思考基礎力を体得する。
導入科目を通じて、法学全体の基礎およびその根幹をなす現代社会の実情を把握・認識します。また、法律学・政治学の基本科目を通じて、法学の中核となる専門的知識を理解して、法律学を学ぶ上で必須となる基礎力を身に付けます。
所属コースに応じた専門科目を修得し、専門学知の基盤を形成する。
法律学の基本となる専門知識を修得し、それを用いた法的思考力・法解釈力を身に付けます。所属コースに応じた多様な応用科目を学ぶことにより、専門性を深め、各法分野の特性を理解して専門学知の基盤を形成します。
将来の進路を見据えて専門性を醸成し、実践的課題解決を探究する。
所属コースに応じた発展科目を幅広く学修し、法分野の横断性を意識して、批判的思考力と課題解決力を養います。国際関係法学の発展科目も学ぶことにより、国際的視点や比較法的観点から国内法を批判的かつ発展的に分析します。

法制史
法律学には、そもそも出発点となる「法とは何か」について考える「基礎法学」という学問領域があります。「法制史」は、法哲学・法社会学とならんで、「法とは何か」という問題について考える基礎法学の一分野です。ある時代のある国の法制度がどのような変遷をたどり、どのように機能していた・いるのかを明らかにします。
応用法律学(憲法・民法・刑法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法・行政法)
法科大学院や大学院への進学、法曹・法律系公務員を目指す法務コース所属学生を対象に、司法試験の必須科目である上記の法制度について少人数で開講される科目です。法律が適用される具体的場面で求められる法的思考の深化を目指します。最新の立法・判例・学説を踏まえた論述力を養い、実践的な法学を身に付けます。

ゼミテーマ法社会学
山田 恵子准教授
法社会学は、法や法制度が社会の中で実際にどのような役割・機能を果たしているのか、それはなぜ・どのようにしてなのかを研究する学問です。このゼミでは、学生自らが興味・関心のある法的機関を選んで、ヒアリング調査や文献調査を行い、その結果を発表します(これまで、裁判所、検察庁、弁護士会、法テラス、警察、県庁、消費生活センターなどを訪問しました)。こうした活動を通して、法の「現場」の理解を深めています。
研究内容市民・法専門家間のコミュニケーション
法社会学には多彩なテーマ・方法論がありますが、私は主に、「一般市民」と「法専門家」間の関係のあり方に関する研究を、インタビューや観察の手法を用いて進めています。具体的には、「法律相談」の場面を対象に、両者間のコミュニケーションがいかに行われているのか、その具体的プロセスの現実を記述・分析し、現代社会において法専門家(広くは法制度)が果たすべき役割・機能を考察しています。
取得できる資格・免許
卒業後の進路
各種公務員試験に法律系科目が多いこともあり、その有利性を活かして公務員になっている卒業生が多くいます。一方で、法律の学修においては社会で必要とされる知識や能力も磨かれるため、報道・メディア関係や、金融、メーカー、サービス業などの一般企業でも活躍しています。また、進学して法律学を究める卒業生も増えています。