国際文化学科

「 異文化 」への理解を通して、
グローバルな視野と柔軟な思考力を育てます。
1976年、西南学院大学が日本で初めて「国際文化学科」を創設しました。その当時は耳にしなかった「グローバリゼーション」という言葉も今では身近になり、日本国内でも様々な異文化に親しむことができるようになりました。しかし、表面的な体験や交流だけでは異文化の本質を理解したとはいえません。国際文化学科では、異文化理解に必要な知識を、「言語」「地域」「文化」という3つの側面から体系的かつ総合的に修得することができます。また、言語教育の充実、海外フィールドワークや海外語学研修など体験型学習もサポート。こうした肌で体得する学びがグローバルな視野を養い、柔軟な思考力で問題を解決できる未来の教養人を育成します。









文化人類学
文化人類学は、フィールドワークによって、私たちとは異なる文化の習俗・宗教・言語などを調査し、考察する学問です。この講義では、文化人類学という学問の成立と歴史のみならず、基本概念と理論を学び、その上で文化人類学的なまなざしを通すことで、いかに現代世界の諸問題が、新しいかたちで見えてくるのかを皆さんとともに経験することを目指します。
地中海都市文化論
イタリア半島は、古代から中世を経てルネサンスに至るまで、つねにヨーロッパ文化の中心地でした。ヨーロッパについて学び、考えることは、この意味でイタリア半島における諸都市で繁栄した文化と歴史を知ることと切り離せません。この講義では、考古学的・地史学的な資料に加えて、美術史的資料を駆使しながら、イタリア文化の全体像を都市文化を中心に理解することを目指します。


戦争をフィールドワークする
〜第二次世界大戦が残したものを通して「平和」 について考える〜
世界各地に残る戦跡を訪ね、グループでフィールドワークを行うことで、戦後70年以上を経過した今日においてもなお、戦争の悲惨さが各地に影を落としていることを学びます。タイ・プラチュアブキリカン県、カンチャナブリ県、バンコク、アメリカ・サイパン島、ポーランド・アウシュヴィッツなどを実地調査し、さらに授業での発表や講演会の開催などを通じて、平和の大切さを考えます。
研究旅行奨励制度
異文化体験の機会を提供するため、優れた研究旅行プランを立案した学生に奨励金を支給しています。アメリカ、ドイツ、イタリア、ルワンダ、タイなど、これまで世界各地で調査研究を行い、その成果報告書を学科のホームページで公開しています。
西南学院大学では様々な就職支援プログラムを展開し、 学生一人ひとりの就職活動をきめ細かくサポートしています。 先輩の就職活動体験からあなたの未来につながる道がみつかるはずです。

6つのコースの違いは何ですか?
1つの地域を追究するか、文化の違いを探るか、芸術面に特化するかの違いがあります。
「日本」「中国・アジア」「アメリカ・太平洋」「ヨーロッパ・地中海 」から 1 つの地域を中心に学ぶ 4 コース、地域ごとの文化の違いを探る 1 コース、芸術面に特化した1コースがあります。
語学の勉強は充実していますか?
10言語の履修が可能です。
英語、中国語、ドイツ語、フランス語、韓国語から 2カ国語が必修。さらにスペイン語、ロシア語、タイ語、イタリア語、ラテン語も学ぶことができます。
取得できる資格・免許
卒業後の進路
多彩な学びの 6 コースを備える本学科は、その進路も多彩です。卒業生は公務員、マスコミ、
旅行、金融、商社、航空、出版社、情報産業、国際協力機関など、幅広い分野で活躍しています。最近では大学院進学や海外留学により研究を続ける卒業生もいます。なお、教職や博物館学芸員の資格を取ると、中学校・高等学校の教員、博物館・美術館の学芸員を目指せます。