心理学科
人間としての生き方とは?
AI技術が発展を遂げ、
日常生活に身近なものとなりつつある。
AIと人間の共存が謳われる今だからこそ
“人間そのもの ”を知ることが求められている。
人間同士だから理解できること、違いを感じることもある。
違いを受け入れて
今までにない道を模索することもできる。
人の探究は、新しい可能性に満ちている。
社会で求められる能力が身に付く
人の心や行動を明らかにするリサーチ力や分析力、人の心に寄り添いながら問題解決を進める傾聴力など、ビジネスの現場や援助が必要な人への対応において求められる能力を育成する授業構成となっています。
心理学の学修の定着とそれを社会へつなげる授業展開
①基礎から応用への段階的なカリキュラム設計、②小テスト、少人数教育、グループワークなどの導入、③学外での研究発表や現場で活躍する心理学のスペシャリストの実践内容の聴講、④実践的スキルを身に付ける演習や実習を通じて確実に学修を促進し、社会で活躍できる人材の育成を図る授業を行っています。
心理学について知る。
さまざまな心理学の領域や研究の進め方についての基礎的知識、データの考え方や基礎的な分析方法について学ぶことで、心理学という学問において修得すべき内容の全体像を理解します。
心理学をもとに考える。
心理学の理論、研究法、データ収集・分析の基礎的知識に加え、応用的分野の心理学の知識を学ぶことで、人と関わる事象に対して心理学の知識を応用することができる能力を身に付けます。
心理学を使って動く。
心理学の応用的知識とともに、演習・実習での実践的な課題を通じて獲得した研究遂行スキルを基に、社会の問題、身近な疑問を解決するために、自律的・主体的な研究計画の策定、データ収集・分析・考察、結論の導出ができる能力を身に付けます。
臨床カウンセリング心理学
スクール・カウンセリング等の予防的・開発的な側面で用いられる身体的なアプローチを紹介します。呼吸法・自律訓練法・筋弛緩法等を取り上げ、身体と心の関係や身体を通した心のコントロールについて考察。実習を通して、自分自身が感じたことを言語化し、それらを受講者間で共有しながら理解を深めていきます。
消費者行動分析実習
連携企業から出された事業戦略上の課題に対して、学科で学んだ心理学および消費者行動論の知識と手法を活用しながらグループで解決策を導き、企業側に提案します。このような戦略立案の経験を通じて心理学の知識と手法をより深く学ぶとともに、ビジネス上の課題を心理学の視点から分析・解決するための基礎を修得します。
ゼミテーマ人の認知活動について
中村 奈良江教授
認知心理学では、人の行動の観察から知覚や思考パターンを見いだし、そのパターンの出現要因を推測し、実験などで検証してモデル化します。ゼミでも人の行動傾向を予測し、データで裏付ける力を養います。3年次は自分たちで決めたテーマについて3、4人のグループで実際に実験や調査をし、その結果を学生心理学会で発表します。4年次になると、各々の学生が研究テーマを決めて研究をします。
研究内容空間認知および認知活動の文化差
研究のテーマは2つあります。1つは空間認知です。私たちが広い空間をどのように捉えているのか、場所を探索する過程で、獲得する情報がちがったらどんな心の中の地図ができあがるかを研究しています。俗に、方向音痴の研究だと言われています。もう一つは、知覚や思考パターンの文化比較です。先行研究で特徴的な違いが提唱されていますので、その違いの個人の中での流動性や状況による変動性に興味があり、研究を進めています。
取得できる資格・免許
卒業後の進路
本学科の卒業生は、マーケティングに必須のデータ分析能力と、人の心に配慮してコミュニケーションを取る対人能力の両方を身に付けていることが評価され、卸・小売、金融、情報通信、専門サービスなどの幅広い分野の一般企業で活躍しています。公的機関で人の支援を行う職に従事したり、大学院に進学して心の専門家(臨床心理士・公認心理師)を目指す卒業生もいます。