国際経済学科

活力ある社会の姿とは?
2020年より「行動の10年」と打ち出し、
取り組みのさらなる加速が呼びかけられたSDGs。
先進国、途上国すべての国を対象として
誰一人取り残さない社会の実現が求められている中で
欠かせない側面の一つが経済活動である。
今よりも一歩踏み込んで
私たちの暮らしに寄り添ってみる。
社会の営み、国際関係に目を向けてみる。
その“一歩”が
世界を動かす原動力となるだろう。




世界を舞台に活躍できる力を養う
基礎として経済学科と共通の経済学全般を学んだ後に、世界経済の多様性へと学びの領域を広げていきます。身に付いた知識や今後を見通す力は世界を理解し共に生きる力になります。
語学力を高め、国際経済を学ぶ土台を築く
1年次から英語で経済学を学ぶ機会を用意。「経済英語Ⅰ」「経済英語表現Ⅰ」「Problem Solving Skills for Global IssuesⅠ」などの授業を通して、経済記事や論説を英語で読み、理解する力を養います。






大学での学修スキルと経済学の基礎を学び、専門的な国際経済学への準備を行う。
大学での学びの基礎となる少人数ゼミ、経済学の入門についての必修2科目に加え、ミクロ、マクロ、海外事情、歴史、経済関係の英語などを選択して学びます。まちづくり、データ分析についての実践科目も配置しています。
より実用的な研究・発表能力を身に付けて、国際経済に関するより広い視野で学ぶ。
ミクロ、マクロの発展的内容に加えて、海外事情、諸外国の制度・政策、経済の英語などについて発展的内容を選択して学びます。基礎的な少人数ゼミも継続しながら、データ分析、金融・ファイナンスについての実践科目を配置します。
専門的な研究を行い、国際経済の諸側面について理解を深めて、知識を深める。
専門のゼミに分かれて本格的な専門性を身に付けます。世界のあらゆる地域を網羅した教員による海外事情および各国の歴史、制度、統計などについて専門的な科目を中心に、現実的な理解を深め、総まとめとして卒業論文の作成を行います。

世界経済論
古典的な貿易論、開発経済学の知見と政策思想の変化、最新の国際分業の分析枠組み、そして国際通商制度の過去と現状についても学びながら、世界経済の構造を主に生産・貿易・投資の面から理解し、今後を展望する視座を身に付けることを目的としています。
東南アジア経済論
東南アジア諸国は経済共同体を設立して、域内で物品貿易を自由化し、多国籍企業は生産基地をはりめぐらして、サプライチェーンを構築しています。また全体では巨大な市場ですが、域内には経済格差があり、言語、宗教、政治体制は多様です。日本とも関係が深い東南アジア経済の特徴について、経済学的に分析して解説します。

ゼミテーマ国際貿易が各国経済に対して与える影響の理論的・実証的分析
亀井 慶太准教授
本ゼミでは、グローバリゼーションを「国際間の経済的結びつきが深化していること」と狭く定義し、学びを深めます。特に国際貿易、移民、直接投資(多国籍企業)が各国の経済に与える影響を研究し、複雑な経済現象を論理的に説明できる力を養います。また経済学に基づいた理論的かつ実証的分析をグループで行い、教員も交えてディスカッションします。論理的な分析能力を備えることは、変化し続ける社会を見通す力につながります。
取得できる資格・免許
卒業後の進路
国際経済学科で身に付ける世界各国・各地域の経済や世界全体の今後を展望する能力、世界経済から日本経済を見る力は、海外で活躍したい人だけではなく、日本で活躍したい人にも役立ちます。現在、多くの卒業生が専門知識や語学力を活かして、金融・保険、流通、製造、運輸など、さまざまな分野で日本と世界を舞台に活躍しています。