将来は先生に!~教職を目指している人へ~
2年次教職課程を履修すれば、卒業時に高校教諭1種、中学校教諭1種の英語科教員の免許を取得できます。そのためには、教える中身である英語という言語に関する知識を習得することに加え、教職に就くために必要な科目を履修します。教育実習、介護実習(中学教諭免許の場合)をおこないます。
1. 一言アドバイス
中高一貫教育を実施している学校が増えていますので双方に通用する免許の取得をお勧めします。また中学校教諭一種免許を持っていれば,卒業後3年の教員経験と,わずかな追加単位の取得で,小学校二種免許を取得することもできます。早期英語教育に関心がある方は,小学校の免許取得も視野に入れておくといいでしょう。
2. 在学中に心がけておくこと
採用試験の際,英語の試験のみならず,教案の作成や模擬授業を課すところが増えています。また,特に私立学校では,まず,新卒者を非常勤講師・常勤講師(期限付き専任講師)として採用し,人物・指導力を見た後専任としての採用の可否を判断することも増えています。この厳しい状況をクリアするには,在学中から意識的な努力が必要です。真剣に教員を目指す人は,在学中から塾などで生徒を前に授業をする経験を積むことはプラスになるでしょう。
採用試験で英語による討論・面接を課す公立学校が増えています.スピーキング・リスニングのスキルは,一朝一夕で身に付くものではありません.日頃から明確な目標を持ち,大学の授業,留学,海外語学研修,課外活動などを通し,スキルを強化しておくことが肝要です。
免許状の種類 | 免許教科 | 基礎資格 | 最低修得単位数 | ||
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教職に関する科目 | 教科に関する科目 | 教科または教職に関する科目 | |||
中学校 1種 |
英語 | 学士の学位が必要 | 31 | 20 | 8 |
高等学校 1種 |
英語 | 学士の学位が必要 | 23 | 20 | 16 |