#14 My 4 Years ~西南生でも全国で戦える、裁判傍聴から始まった大学生活
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#14 My 4 Years ~西南生でも全国で戦える、裁判傍聴から始まった大学生活
将来、福岡の放送局での就職を控える@Kanaさん。これまで、裁判傍聴、法務コースでの学修、キー局でのインターンシップ、多様なアルバイトに挑戦されていたとのこと。今回のSEINAN STORYでは、”My 4 Years”と題し、どのような4年間を歩んできたのか、入学時から現在までの歩みを時系列に伺いました。
将来、福岡の放送局での就職を控える@Kanaさん。これまで、裁判傍聴、法務コースでの学修、キー局でのインターンシップ、多様なアルバイトに挑戦されていたとのこと。今回のSEINAN STORYでは、”My 4 Years”と題し、どのような4年間を歩んできたのか、入学時から現在までの歩みを時系列に伺いました。
この記事に登場するSEINAN PEOPLE
@Kana
法学部法律学科4年
※2024年8月取材当時
1年目:すべての始まりは裁判傍聴から
本日はよろしくお願いします。まず、本学に入学した経緯について、教えてください。
@Kana 高校3年時がコロナ禍ということもあり、どうせオンライン授業が中心であるなら、関東・関西圏ではなく、生まれ育った福岡の大学に進学する方が多様な経験ができるのではないかなって思ったんです。親族に西南出身が居たということもあり、自然と選択肢になったのも一つの理由です。その中でも特に、当時、弁護士などの職業に興味があったので、法務コースがある法学部を選びました。
入学後の大学1年時もコロナ禍の影響があったかと思いますが、2021年の1年生のときはどのように過ごされていましたか。
@Kana 大学1年生の頃はオンライン授業がメインだったので、オンデマンドや空きコマの時間は裁判傍聴に行っていました。
裁判傍聴ですか!経緯を詳しく教えてください。
@Kana オンライン授業が続いていたため、どうしてもリアルな場で活動を行う機会が少なかったのですが、大学に入ったからには何かしたいと思い、学部の学びにも関連する裁判所に足を運んでみました。コロナ禍でも裁判傍聴は国民の権利なので、傍聴することができたんですよ。ドラマや映画の世界とは違って、リアルな裁判を見ることができるので、すっかりハマってしまって。裁判は一度では終わらないことが多く、次の回、そして次の回と見に行くことが多くなって、当時は平均して週に2回は通っていました。
裁判傍聴以外に、1年目に注力した活動についてもお聞かせください。
@Kana 将来のために何かしたいと考え、1年の夏休みに『福岡県議会議員事務所インターンシップ』に申し込みました。県政を間近で学べて、地方自治法や行政法の理解に繋がりました。
また、冬に『学内推薦型福岡県庁インターンシップ』に参加したのですが、学びも多かった一方で、自分には公務員は向いていないと感じることになりました。。。
インターンシップの中で特に印象に残っていることはありますか。
@Kana 県議会議員でのインターンシップで、筑紫野市に事務所をかまえる議員の方のお世話になりました。その時、豪雨災害が発生し、被害の大きい民家にヒアリングに行き、困っていることを確認し、それを議会に上げ、予算確保等の対応につなげる取り組みを間近で見ることができたことが印象に残っています。
2年目:学びを深める中で、進路の方向性に変化
2年目はどんな1年でしたか。
@Kana 大学2年から念願の法務コースに所属することができたのですが、私にとって応用法律学はなかなか難しく、大変苦労しました。
また、裁判傍聴を継続する中で、「裁判に発展してしまう前に何かできることはないか?」と思うようになり、法曹ではなく、放送業界を志望するようになりました。
法曹ではなく、放送業界に志望が変化したきっかけを少し詳しく教えていただけますか。
@Kana 裁判は争い事が起きてしまったものを裁く場になるんですけど、そもそも争い自体をなくせないのかなと思って。
裁判法廷には、裁判官、弁護士、検察官、被告人、また傍聴人などがいますが、傍聴人の中には、記者がいて、必死に裁判の様子をメモしている姿を見て裁判の様子を記事にして世に出すことが、社会に貢献するのではないかと感じました。
また、傍聴した一つの裁判では、性犯罪の被害にあった方の裁判だったのですが、傍聴席には、かなりの男性で埋まっていて、目的は図りかねますが、その様子を見て、一体このなかに、私利私欲のためではなく、世の中に繋げられる人がいなければならないと感じました。
そういった経緯もあり、ゼミでは、性犯罪等についても詳しく学ぶようになりました。
3年目:ゼミと就活の日々
3年目はゼミと就活中心の日々を送られたとのことですが、まず所属するゼミについて、教えてください。
@Kana 法学部の福永先生のゼミ(刑事法ゼミ)になります。ゼミ活動のモットーも気に入っていて、「よく遊び、よく遊び、よく遊び、よく学べ」です。
前期は、佐賀少年刑務所に見学に行き、少年法について学んでいました。
後期は、男女18人のゼミ生で"改正・性犯罪法"を研究しました。男女で性犯罪について討論することは躊躇されることもあったのですが、朝から晩まで図書館にこもって研究した時間は大学トップクラスの思い出です。
いつの間にか、「女性記者になって性犯罪について取材し、被害・冤罪を減らしたい」というものが就活の軸になっていきました。これだけ性犯罪について勉強した法学部生はどこにもいない!という自信もつきましたね。
並行して、就職活動も3年次から注力されたとのことですが、就職活動についても教えていただけますか。
@Kana はい、並行して行っていた就活は、人生で1番頑張ったと言っても過言ではないです。放送業界に軸を絞り、大手テレビ局のインターンや選考会も受験しました。参加した東京のテレビ局のインターンシップや選考を通じて、西南でも全国で戦える!という大きな自信に繋がりました。
結果的に、3月末に第1志望であった福岡の放送局に内々定をいただくことができ、就活を終えました。
2年生の頃から参加していた"お話アカデミースタッフ"の活動がまさかの鍵となり、色々なことにチャレンジする大切さを身をもって体感しました。
「西南生でも全国で戦える」この言葉に勇気づけられる本学生もいると思うのですが、詳しく教えていただけますか。
@Kana インターンシップや就職活動で、関東圏・関西圏の学生と交流してきて、知識や能力の面では凄いと圧倒されることもありました。一方で、地方ならではの経験や視点も武器になると感じることも多かったです。
ですので、引け目を感じることなく、自信を持って、自分らしさを表現することが重要だなと今になっては思います。
就職活動で活用していたサービスや支援はありますか。
@Kana 就職課主催の「就活ゼミ」にはすごくお世話になりました。3年の前期に所属していたのですが、大きな夢を目指す仲間がたくさん出来ました。いつ就職課に行っても誰かしら仲間に会えたので、本当に心強かったです。
就職活動を終え、現在4年生。どのように過ごされていますか。
@Kana 学業の面では、法学部の講義を受講すると同時に、興味のあるマスメディア関連の学習にも取り組んでいます。
また、趣味のソフトバンクホークスの試合を観戦するなどしています。ソフトバンクホークスのチケットを無料でいただける点も、西南の大好きなところの1つです。
最後に西南生に伝えたいことがあれば、教えてください。
@Kana チャンスは色々な場所に広がっているということをお伝えしたいです。例えば、SAINSポータル(学内のお知らせ掲示板)です。情報を見落としがちになる方もいるとは思うのですが、私はポータルで見つけたお知らせをきっかけに活動に参加し、その参加した活動が、就職活動につながりました。今でも、SAINSポータルを毎日確認し、面白そうなことはないかなと探しています。ですので、SAINSポータルは見たほうが良いです!そして、興味のあることには是非挑戦してください。
そのようにおっしゃっていただけることを嬉しく思います。見づらさという課題も抱えておりますので、西南生が情報をより見つけやすくし、挑戦しやすい環境を整えるために、我々も取り組んでまいります。本日はありがとうございました。
【告知】8/3のOPEN CAMPUS「ワークショップで体験!!学生創発プロジェクト あなたのSEINAN STORYを描こう」に@Kanaさんが登壇します!
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【西南学院大学 オープンキャンパスEVENT情報】
「ワークショップで体験!!学生創発プロジェクト あなたのSEINAN STORYを描こう」
日時:2024年
8月3日(土)①12:00~12:45 ②15:00~15:45 ※@KanaさんのSEINAN STORYを発表予定
8月4日(日)①12:00~12:45 ②15:00~15:45
場所:2号館3F 304教室
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