#09 参加者全員に直撃取材!商学部・海外インターンシップ in シンガポール

OVERVIEW
#09 参加者全員に直撃取材!商学部・海外インターンシップ in シンガポール
商学部のシンガポールインターンシップが4年ぶりに実施されました。ASEANの中心地であるシンガポールで過ごした2週間を振り返り、海外駐在員事務所でのインタビュー調査や20社以上の企業訪問、約50名の現地社員への対話などの経験を通じて得た知見について、研修に参加した4名に取材しました。
商学部のシンガポールインターンシップが4年ぶりに実施されました。ASEANの中心地であるシンガポールで過ごした2週間を振り返り、海外駐在員事務所でのインタビュー調査や20社以上の企業訪問、約50名の現地社員への対話などの経験を通じて得た知見について、研修に参加した4名に取材しました。
この記事に登場するSEINAN PEOPLE
@Asamiさん
商学部商学科
@Nozomiさん(左)
@Usaさん(右)
Nozomi:商学部経営学科
Usa: 商学部商学科
@Momokaさん
商学部経営学科
本日はよろしくお願いします。まず、簡単な自己紹介をお願いします。
@Usa 高山先生の証券系のゼミで、学科対抗の検証論文に取り組んでいます。NISA(少額投資非課税制度)に関する論文を書いています。また、課外では、ヨット部のマネージャーをしています。
@Nozomi 吉武先生のAIを学ぶゼミに入っています。授業では、AIのどの役割に焦点をあてて論文を書くか考えています。
@Momoka 王先生の生産管理系のゼミに入っています。PCを使って、プログラミングの勉強を行ったり、シュミレーターを使って生産管理を勉強しています。
@Asami 藤川先生の国際ビジネスのゼミで、研究奨励論文に取り組んでいます。三人一組でサスティナブルなファッションをテーマに、大量生産・大量消費を解消する手がかりを探しています。
ー 皆さん、それぞれ異なる先生のゼミに所属されているんですね。
@Nozomi はい、今回の研修を通じて、知り合いました。@Usaと@Asamiは元々知り合いでした。

今夏4年ぶりに実施したシンガポール海外研修ですが、参加のきっかけを教えてください。
@Usa 私は去年の9月から12月まで、派遣留学制度を利用してフランスのビジネススクールに留学していました。帰国後の活動について考えていた時に、この研修を担当している所属ゼミの高山先生から、お声がけいただき、興味があったので、参加しました。
@Nozomi カナダに語学研修に行った際、出会った日本人の方が、ONとOFFメリハリつけて働いていた姿を見て、次は働くことをテーマに海外で学んでみたいなと思い、参加を決めました。また、もともと金融業界に興味があったことも参加の決め手となりました。
@Momoka 私は学校からのお知らせが届いたときに、ちょうど将来の進路を考えるタイミングであったので、海外で少しでも視野を広げたいと思い、直感を信じて参加しました。
@Asami 私は、どちらかというと何となく海外行きたいなぁと思っていて、そのタイミングで友人の@Usaさんからお誘いがあったので、「よし行こう!」というテンションで参加しました。
インターンシップ先での内容について教えてください。
@Usa プログラムでは、約20社の企業や団体を訪問し、現地での働き方や仕事内容について、学びました。西日本シティ銀行の担当者様から、様々な分野で働く人を紹介いただき、多くのことを学ぶことができました。
訪問した企業は以下の通りです。
・野村アセットマネジメント
・東京証券取引所
・在シンガポール日本国大使館
・JETRO
・JNTO
・IPPUDO
・Google
・楽天アジア
・安川電機
・FoodBank
・META
・SQREEM
・自治体国際化協会
・大石産業
・SANSAN
・M-DAQ

たくさんの企業を訪問されていますね。印象的だった企業はありましたか?
@Nozomi 私は『Google』が印象に残っていますね。働き方や会社のイメージはネット等で何となく知っていたのですが、実際に訪問すると、想像以上にクリエイティブな環境でした。ゲーム専用の部屋や、お祈りの部屋があったりと、多様性に富んでいて、すごく刺激を受けました。Googleの日本人の社員さんとも面会の機会をいただいて、キャリア経歴や自分たちが気になることを伺うことができました。
@Momoka 私は『大石産業』さんの工場見学が印象に残っています。ゼミで生産管理について学んでいるのですが、日々学んでいる知識と現場の意見は同じじゃないということに気付かされました。現場で働く社員さんからは、工場の自動化に関しても、向き不向きがあり、自動化が必ずしも適切とは限らない(例えば、メンテナンスや設備投資等)という生の声もいただき、非常に良い経験になりました。
@Usa 私は『FoodBank』さんが印象に残っていますね。ここでは、実際にボランティア活動を行いました。そこでは、翻訳の実務を担当させてもらい、海外で働く実感を感じることができました。
@Asami あとは、福岡にも進出しているシンガポールのフィンテック企業の『M-DAQ』のオフィスも刺激的でした。飛行機のファーストクラスを再現した休憩所がオフィスにあったりと。社員が最高のパフォーマンスを発揮するために、働く場所にも投資していることを実感しました。

今回の研修で大変なことや苦労したこともあったのではないですか?
@Momoka たくさんありますが、一番は、企業訪問に行ったときの質問力。知識や思考力が足りないために、最初は中々、質問や話を展開できなくて、悔しい想いをしていました。
@Nozomi 私も同じですね。企業訪問という経験が初めてで、しかも海外だったので、最初は自分の言葉がまとまらなかったり、何を聞いたら分からなかったりしました。
@Asami 私は現地の英語に苦労しました。@Usaさんが語学堪能だったので、助けられましたが。。。
ー 企業研究はどのように行っていましたか
@Momoka はい、まずは企業のホームページを見て、業務内容を理解し、そこから自分の興味があることをまとめていました。毎日ホテルに戻り、次の訪問企業の予習を行うような形で、企業への理解と質問力を深めていきました。
@Usa 今回コーディネートいただいた西日本シティ銀行の行員の方が、直接、訪問企業に関係あることではなく、日々世の中の起こっているニュースを送ってくれて、それがどのように企業活動と関連するかお題を日々提示してもらってました。例えば、日本の原発海洋処理水の問題や、ネット証券の手数料無料化の動きなど。
@Usa 最近、研修の成果が出てきてて、現在、四人とも西日本シティ銀行との公開講座に参加しているんですけど、誰も質問しない中、@Momokaと@Asami の二人が質問しているんですよ。早速、研修の効果が出てる!、みたいな。
@Momoka @Asamiが先陣切って質問してくれて、私も続かなきゃと思いましたね。質問することに対して、以前より抵抗がなくなりました。話を聞く姿勢が受け身から主体的になったというか。

今回の研修を通じて、みなさんにとって一番の収穫は?
@Nozomi 私は、社会人の方と話す機会がすごく楽しかったです。海外で勤務されているからこそか、主体的で広い視野をもった方や行動力が有る方にたくさんお会いしたことが、自分の将来の姿(特に5年後や10年後)を考えるきっかけとなりました。
@Usa 私達、就活生なんですが、、、、一応(一同笑)ゴールが就職することに行きがちだけど、自分のステップアップとして、企業を選ぶ、就職するという選択肢があるということに改めて気づきました。お会いした方も、様々な経験や会社を経て、今のキャリアを築いてこられた方ばかりだったので。
@Momoka 訪問を通じてお会いした方が、わたしたちの頃にどのように考え、行動していたかを聞けたことが良かったです。私は、自分が消極的な性格だと思っていて、積極性を身に着けようとこの研修に参加したのですが、意外と「行けるんだな」という気づかない一面にも気づくことができました。
@Asami 何か新しいことを考えたりすることが好きなんですけど、シンガポールにいったら、ONとOFFメリハリつけてイキイキして働いているかたにお会いして、自分のなりたいビジョンが見えた気がします

商学部の学生にこの研修をおすすめしたいですか?もしするならどんな学生?
@全員 おすすめはしたい、したい!
@Momoka どんな人が向いているかというと、タフな方、好奇心が強い方など、様々なタイプの人にマッチする研修な気がします。特に、まだ明確な目標が決まっていない方などは、研修の中で様々な企業を訪問するので、その中で将来についての考えや方向性を深めることができます。
@Asami 商学部では、ベトナムでの海外インターンシップもあるのですが、そのプログラムは一つの企業で約1ヶ月間働く内容なので、様々な企業をみたいという方やまだ明確な目標を探し中な方は、シンガポールの研修がおすすめですね。
ーベトナムの海外インターンシップの参加も考えたりしました?
@Nozomi 私は考えましたね、、、決め手は、将来の進路として金融系に興味があったからですね。西日本シティ銀行さんがサポートしてくれるということで。
研修前後で、将来のキャリアへの考え方について、どのような変化がありましたか?
@Momoka 自分の性格が、色々なことに興味を抱きやすい性格なことに気づいたので、様々な業種に携われるお仕事を探していきたいと思っています。
@Nozomi 私も似ています。お世話になった西日本FGの現地駐在所所長の方が、スタートアップ企業の方から日系大企業の方まで、私たちのために、一度に集まる機会を設けてくれた姿をみて、私も様々な関係者をつなぐパイプ役になりたいと感じました。また金融で働く魅力や可能性を再認識しました。
@Asami 私は、元々何かクリエイティブなことをやりたいと思っていたのですが、現地で楽しく生き生きと働いている方をみて、自分にスキルと想いがあれば、どんな場所でも働けるんだという勇気をもらいました。
現在、サステイナブルファッションというテーマを学んでいることもあって、他人のクローゼットが見れて、そこから販促に繋がるサービスがあったりしたら良いな〜というアイデアを常日頃考えているのですが、そのようなアイデアを実現するためのスキルを獲得できるように今はIT関連の学習を頑張っています。
@Usa 留学やインターンシップを通じて、外に出てから、改めて日本の良さに気づきました。同時に、シンガポールという人口も面積も日本より遥かに規模が小さい国が、世界に存在力を示していることもすごいと思っていて、日本の国力を取り戻したい、自分のスキルを磨いて、日本の発展に貢献できる人になりたいと思いました。
何かにチャレンジしたい西南生に一言お願いします!
@Usa 『やろうと思えばなんでもできる!』
@Nozomi 『不安でも挑戦してみることに意味がある!』
@一同 格言じゃん笑
@Momoka 『何となくでもいい』
私は、何もしないで大学生活終わるんだろうなと思ってたのですが、今回の機会を通じて、明確な動機がなくても、直感を信じて行動したら何かに繋がることもあると思います!
@Asami 『視野を広く持ち、行動すれば、同じ志をもった人と出会える』この研修でも素敵な友達と出会えたので、強くそう思いますね。
ー最後に何かありますか?
@Usa まずはこの研修を企画、運営、サポートしてくださった関係者の皆様に感謝だよね!
@一同:そう!とにかく、この研修に感謝です!ありがとうございました!
本日はありがとうございました。今後、益々のご活躍を期待しています!
