systembackupスクリプト |
アーカイブは,ルートが実行する場合"/backup"以下に,それ以外のユーザが実行す る場合"/user_backup"以下に保存されます.したがって,バックアップを行う外部記 憶媒体を"/backup"または"/user_backup"にマウントしていないければなりません. 現在は,マウントされていない場合はバックアップを行えません.しかし, この設定は,ユーザが環境設定ファイルで指定できるように後で変更する予定です.
機能の要約
ライセンスは,GNUパブリックライセンスに従いますので,商用目的以外は自由に使 えます.こんな単純なスクリプトを商用に使う人などいる訳ありませんが.....
Simple Home Directory:/home/wshito -exclude /home/wshito/note_diary /home/wshito/Download /home/wshito/script Diary for note:/home/wshito/note_diary Script:/home/wshito/script Debian wnn:/usr/OMRONWnn6/wnn6dic/usr/wshito root:/root/script Download:/home/wshito/Download上の環境設定ファイルの場合,/user_backupにマウントされている外部記憶媒体 に,以下のようにアーカイブが作成されます.
/user_backup/ Simple_Home_Directory/ home_wshito_Jul07_1998 Diary_for_note/ home_wshito_note_diary_Jul07_1998 Script/ home_wshito_script_Jul07_1998 Debian_wnn/ usr_OMRONWnn6_wnn6dic_usr_wshito_Jul07_1998 root/ root_script__Jul07_1998 Download/ home_wshito_Download_Jul07_1998上の例から分かるように,ディレクトリリストの先頭に指定した絶 対パス名がアーカイブ名になります.アーカイブ名の最後には,バックアップされ た日付が付加されます.アーカイブは,tarファイルですが,".tar"拡張子は付き ません.
あとは,systembackupとタイプして起動すれば,対話形式で進行していくので特にマ ニュアルはいりませんが,バックアップセットの選択に関して,知っておくと便利な 機能があります.
systembackupを起動すると以下のようにバックアップセットの選択画面になります.
Backup sets are listed as follows: 0 All 1 Simple Home Directory 2 Diary for note 3 Script 4 Debian wnn 5 root 6 Download Which backup set would you like to use? >ここで番号を指定するのですが,複数のセットをバックアップしたいときには,スペー スで区切って複数の番号を列挙することができます.選択肢が多いときには, "2-5"の様に範囲を指定することもできます.この場合,"2 3 4 5"と指定したことと 同じになります.全てを選択したいときには,"0"を指定します.
セットを重複指定しても問題ありません.重複して選択しても,各セットのバックアッ プは1回だけ実行されます.