ゼミナール紹介
西南学院大学商学部佐々木ゼミのゼミ紹介です。
問い:ゼミ生の採用の基準は何ですか。
回答:企業や社会に関心を持ち自発的な勉強のできる学生を歓迎します。
また、外国旅行が好きで、語学の勉強や異国の社会や文化に興味のある
学生も募集します。さらに、何か一つのことに打ち込んだ一芸人間も歓迎します。
理由:社会学は、自分の社会の特徴の理解が重要です。そのために比較の対象として
アメリカと韓国・中国に関心があります。また、日系人が多いアメリカ西海岸やブラジル、
日本と似て非なる国、韓国に興味があります。
経営であれ政治であれ、近代化に着手して以後、日本の社会に大きな影響をあたえ、
また日本人もホンネで好きだったのはアメリカと韓国だったと思うからです。
アメリカの魅力はなんといっても、広大な自然と多民族が織りなす多様性と
それに支えられた自由です。また西海岸の自然の美しさは言葉では表せません。
このアメリカは、日本にとってとおい隣国なのです。太平洋の彼方に隣国としてのアメリカ
が厳然として存在します。アメリカは日本人にとって、訪ねていっても行かなくてもよい
観光地とは違います。私たちの生活と企業の明日に密接に関連した国です。
この点がヨーロッパとは異なります。
東アジアのなかでは、お隣の韓国・中国に関心があります。人種・民族の関係は世
界では最も近い関係にありながら(自然人類学的は、専門でないのですが、
たぶん。間違っていないと思います)、社会・文化(こっちが私の専門です)
が異なる点がとても面白いからです。似て非なる国つまり、同じ行為を違った文脈
で考える社会があるのは、面白いと思いませんか。
問い:ゼミの研究テーマは何ですか。
回答:今年のゼミのテーマを、説明します。ここ3年くらい1990年代の
日本的経営の変化として、「成果主義」、「目標管理評価制度」などを学んでいました。
今年からは、雇用制度の変化と職業選択の変化について学んでいく予定です。
日本的経営の変化についてという事になります。とても「おおぶろしき」なのですが、
学部では、このくらい広い範囲を対象として本を、読んでいきます。
理由:私の好みであり、深い理由はありません。
問い:ゼミ運営の特徴はなんですか.
回答:5人前後の3つの研究班をつくり、それぞれの班の研究課題を決めます。
自分の興味によって、その、どれかの班に所属してもらいます
3年の最初の授業で、雇用制度の変化と職業選択の変化に関連する三つくらいのテーマを
示しますのでそれを見て決めてください。
各班単位で、秋にあるゼミ連大会で報告します。一番優秀な班は4年次にもう一度報告します。
研究成果はゼミのHPにアップロードします。
当然ながらインターネットの技術も身につけていってもらいます。
ゼミ1:2年生の後半は、まず親睦を兼ねた合宿をします。参加はノルマ。
基礎文献を各自五冊読んでもらいます。
自分で研究テーマを決めて勉強できるようになってもらいます。
ゼミ2:3年生の1年間は自分の課題をより深く検討していきます。専門書を読む
訓練をします。秋のゼミ連大会はノルマです。
秋か春に、全員参加でゼミ旅行に行きます。。
ゼミ3:4年生の前半は職業選択と企業研究をテーマにゼミ活動をします。
後半は、卒論指導で、卒論を書いてもらいます。
問い:何か注文は
できれぱ実用的な資格や外国語の修得に関心を持ってもらいたい。
それで興味のある人は英会話と韓国語の語学クラブを運営してます。
週2回から3回 毎週 豆テストを実施してます。
月に1回はインターネットを利用したテストをします。
TOEFLEや、韓国語検定を最低年1回受験することを奨めています。
語学はどうしてもある程度強制されないと、勉強しないからです。
「おだやかな」強制をします。
問い:卒論のテーマはどんなものですか
ゼミは、一つだけテーマを決めていただいて、それを2年間勉強してもら
います。間違っていてもいいですから、他人が「面白そう」と思うテーマ
を自分で決めて下さい。そして、なにゆえ面自いのかを説得する技術を身
につけてください。他人に「これがおもしろい」と説得できる内容と技術
を身につけて欲しいものです。