1994年度(前期)民事訴訟法II 期末試験

1. 債務名義
(「債務名義」とは何か、強制執行において「債務名義」が要求されているのはなぜか、強制執行の他のいかなる制度と関連性があるか、といった内容を論ずること。また、担保権実行手続についても触れよ。)

2. 事業の拡張を考えているあなたの友人が、新しい工場建設のための敷地を探していたところ、事実上倒産したある会社の遊休地が競売にかけられているという情報を得、その友人はその土地に興味を示している。しかし競売について詳しくは知らないため、あなたにアドバイスを求めてきた。大学で民事執行法・民事保全法を勉強したあなたはその友人にどのように説明しアドバイスをするか。
(いつ、どの程度のお金、その他それにかわるものを支払う必要があるのか、必ず最高の価額をつけなければならないものか、所有権は必ず取得できるのか、いつ、取得できるのか、所有権を取得すれば直ちに土地の引き渡しをうけるのか、といった内容について論じること。)


注  上記の設問の双方に答えること。
 根拠となる条文を示しつつ、制度の全体像を説明しながら、個々の論点に答えること。
 書き込みのない六法のみ持ち込みを許可する。

奥 博司のホームページに戻る