1993年度(後期)民事訴訟法II 期末試験
1. (強制執行との対比における)担保権実行手続の特徴
2. あなたの友人Dが、その友人Sに100万円を借りていた。ところが、Sが事業に失敗した結果、裁判所から債権差押命令なるものが数通送られてきた。そのうち、債権者と称する者が数人、Dのもとに現れて、自分に支払えといっている(金額を合計すれば、240万円になる。もっとも、Sの話では、そのうちの何人かは、実際には債権者ではないらしい)。Dは、Sから借りた金額のうち20万円はすでに弁済したが、残りの80万円は支払うべきものと考えている。しかし、具体的にどうすればよいのかわからず、あなたに相談を持ちかけてきた。大学で民事執行法・民事保全法を勉強したあなたはその友人にどのように説明しアドバイスをするか。
注 上記の設問の双方に答えること。
奥 博司のホームページに戻る