Provenceリポート(4) 2005年8月


Provenceの観光地(2)

 Luberon(リュベロン)地方

  Luberon地方はデュランス川の北に広がる山地とその斜面の広い地域をいいます。そこは大部分が自然公園に指定されており、豊かな緑のなかに小さな魅力的な町が点在しています。ピーターメイルが書いた「プロバンスの12ヶ月」の舞台もこの地域です。この地域の景観に魅了された芸術家や作家が住み着いて、文化活動も盛んになっています。いまは別荘地としても人気があるそうです。Aixから北に1−2時間くらいのドライブでいくことができます。なかでも気に入ったところを写真に撮りました。

Abbaye de Senanque(セナンク修道院)

   Aixから約2時間かけてドライブして、やっと山間にあるセナンクに到着します。この建物は12世紀に建てられたシトー会の修道院です。ラベンダーでも有名で、よく写真の表紙に使われています。7月はラベンダーの花の最盛期です。谷間一面に広がるラベンダーの花の好い香りが風に乗って全身に染み込みそうです。売店でラベンダーの香水と修道院の写真を買いました。

Gordes(ゴルド)

  細い曲がりくねった坂道を登っていくと突然石の町が現れます。かってヨーロッパでもっとも美しい景観といわれたそうです。 現在は観光地として人気のスポットになっています。日本からも旅行客が来ていました。町のなかにはレストラン、ホテル、パン屋など多くの店があり、楽しい雰囲気があふれています。展望台からからみるリュベロンの田園景色もすばらしい。


Lacoste(ラコステ)

  18世紀にサド侯爵が領主をしていた城が残っている。彼はこの城に逃げ込んで後にサド文学とよばれる本を書いていたという。城はフランス革命のとき壊され、その後はあまり整備されていなかったようです。観光客もあまりこないさびしいところですが、廃墟になった城もなぜかロマンを感じます。いま、城跡は夏のコンサート会場として利用されている。また小さな古い町はアメリカの大学の夏季セミナーの会場になっている。



Bonnieux(ボニュウ)

  Luberonを旅するとき、よく通る町です。周辺の景色も美しいのですが、とくに遠景がすばらしくきれいです。ガイドブックによると、芸能人や政治家などの有名人が別荘を持っているそうです。いまの私の家の家主は画家ですが、この町に移住して絵を描いています。
 

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