大連旅行の感想

 今回の旅行については、出発する前に最悪の状況であった。
 最初は松下の堀先生が行方不明(その後、堀さんが空港4階の食堂でなんとビールを...と判明)、また、飛行機は5時間も遅れ、私のカメラは福岡空港で床に落として機能不能になり、学生の一人が風邪で熱、そして私はその前日に朝2時半まで飲んで頭が痛くて...最初は今回の旅行はどうなるのかと心配していた。
 しかし、出発してから徐々に順調に、これまで最高のゼミ旅行になったと思う。特に松下電器産業の海外工場見学、日露戦争の跡地、足つぼマッサージ...は恐らく学生にとってこれまでにない新鮮な体験で勉強になったであろう。
 ゼミの担当教官である私としてはできる限りゼミ生に学習や異文化体験の機会を提供し、それを一つの
きっかけとして学生が何かを得られればと思っている。
 また、今回の旅行では堀先生、藤岡先生と小沢先生そして日中青年旅行会社の劉社長も同行してくださって大変助かった。特に学生がゼミ以外の先生との接触機会はあまりないが、今回の旅行を通じて学生はいろんな先生から多角的な視点と柔軟な思考力を学び、大変勉強になったのではないかと思っている
                                                                         王 忠毅


藤岡先生からのメッセージ
 今回,王先生・堀先生・小沢先生・王ゼミの皆さんと大連・旅順に旅行する機会を得た。旅行と言っても,まったくの非公式な旅行ではなく,学生を引率して自らも見聞を広めるという半ば公式的な旅行だった。今回の旅行には私のゼミ生が参加しなかったにもかかわらず同行させていただき,王先生および王ゼミの皆さんには感謝の気持ちで一杯である。
 今回の旅行を通じて私はゼミ旅行の苦労と,それを補って余りある意義を知覚することができた。大学では体験できそうでいてなかなか体験できない友人や教員との密接なふれ合いが可能になり,実はそれが学生の人間形成を大いに促進することが明らかになったことである。
 また,今回の旅行では,堀先生のご尽力により大連の工場を見学する機会も得た。文献で得た知識を自らの目で確認することができ,本当に刺激的だった。ひょっとしたら,学生よりも私のほうが興奮していたのではなかったかと思う。また,私の知らなかったこともずいぶんたくさん学ぶことができた。従来は国有企業と日系企業の違いという観点ででしか中国を見れなかったのが,同じ日系企業の中にも違いがあるという観点で中国を見れるようになったことだ。考えてみれば当たり前の話だが,自分の先入観が邪魔をして,今回の旅行に同行するまで気づかなかった。
 このように実り多い旅行を企画してくださった王先生・堀先生にあらためて感謝するとともに,来年は是非自分のゼミ生にもこのような機会を提供できるように努力したいと思った。


小沢先生からのメッセージ
 いままでいくつも工場を見学しましたが、大連の二つの工場ほど面白い工場見学はありませんでした。特にCHMAVCは、DVDを作るのに、自動車工場より大きな建物が建っているので驚きでした。優れた経営というよりも、中国政府の威信を高めるためのデモンストレーションでしかなかったように思います。王ゼミの3、4年生が優秀なのにも驚きました。もっと伸びるはずなので、伸びなかったら王先生の責任だと思います。
 中国人はすぐに物を売りに来るので閉口しました。しかし、かなりインチキっぽいところが好感もてました。本当に共産主義の国なのでしょうか?ちょっと後悔していることは、食事の時に酔っぱらって、説教してしまったことと、その後、下ネタでセクハラまがいの会話をしてしまったことです。みなさん、ごめんなさい。


学生たちのメッセージ

その1:
  大連に行って強く印象に残ったことは,歴史深い都市であるということである。特に,旅順では,日露戦争で陸戦最大の攻防戦が繰り広げられただけあって,当時の戦争の傷跡がたくさん見ることができた。大きな洞穴など100年近くも経つ現代まできれいな状態で残されているとは,当時の人たちの苦労はとても想像できないものだと感じた。そして,今回の旅行の目的でもある企業見学では,日本と中国のすごさみたいなものをみせつけられた。
 バスで松下の工場に向かう途中,周りを見渡しても工場があるような雰囲気は全くないのに,突然大きな工場が見えてビックリした。実際中に入ってみると,全長何百メートルもある長い廊下があって,まさに中国という広い土地と日本の経済状態を結び付けたら想像することができる大きな工場だった。ここの工場では日本向けではなく,外国向けに作っている製品であったけど,工場で働いている従業員たちの細かい作業を見ていると今まで何気に使っていた電化製品も多くの人たちに支えられて作られている賜物だと思った。
  はじめは,飛行機がなかなか飛ばなくて,嫌になってしまってけど大連に着いてみると,きれいな街で,ごはんもおいしくて,ゼミ生との仲も深まって楽しい,いい旅だった。

その2:
 私は高校の修学旅行で北京に行ったことがありましたが、北京に比べて大連はご飯がおいしかったことが印象的です。
 本場の餃子が食べれて嬉しかったです。部屋では、電気スタンドがつかなくてガイドさんにそれを伝えたのですが、なぜかボーイさんはカードキーを1枚持ってきただけでした。どんな風に伝わったのか今でも不思議です。
  松下の工場は規模の大きさに驚きました。先輩方が次々に質問をしたのですごいと思いました。私達も後輩にそう思ってもらえるようにがんばりたいです。
  みんなと仲良くなれたし、いい旅行でした。

その3:
 大連へのゼミ旅行は3泊4日だったけど、あっというまだった。初日は15時30分出発の予定だった飛行機が大連の霧の為に遅れて、結局20時出発だった。少しでも早く中国に行きたかったのに残念だった。次の日から2日間は旅順・大連の観光と松下電気の企業訪問だった。観光はずっとバスで移動していて、中国の街を見ることができた。建物は古いものもあれば、新しくてきれいなものもあって様々だった。田舎の方は大きなビルはなく、同じような造りの家が並んでいた。企業訪問で2つの工場を見学できたのはとてもいい経験だったと思う。流れ作業でカーステレオが完成していくのを目の前で見てすごいと思った。従業員は細かい作業を黙々とやっていたけど、私には無理だろうなと思った。
 今回の旅行は短かったから中国のほんの一部しか見れなかったけど、旅行会社の方がいろいろ案内や説明をしてくださったので、よかった。あと、料理がおいしかった。大勢で1つのテーブルの料理を回しながら食べるのは楽しかった。次もし中国に行くことがあれば、その時は大連以外の所にも行ってみたいと思う。

4:
 中国は、日本から1時間半で行ける、とても近い国です。日本はかつて、中国からたくさんのものを取り入れてきたので、欧米に比べると、親近感が沸きました。
  まず、4時間半待って、やっと到着した大連空港には鮮やかなイルミネーションがたくさんあり、私が思っていたよりも発展していると感じました。そして何よりも驚いたのは、食事です。円卓に並べられないほど豊富な料理は少し日本とは違う味がしました。油をたくさん使用した料理を朝から食べているのに、胃がそんなにもたれなかったのは、ジャスミン茶のお陰でしょうか。
  今回最大のメインである会社見学は、最も心に残るものとなりました。MCDLも
CHMAVCも一人一人の小さな手作業から一つの製品が出来上がるという感動を憶えました。日本の企業もどんどん海外に進出していて、グローバル化は拡大していることを目の当たりにできて、今後の学習につなげていけそうです。会社の方に3年生が質問するのをみて、私もあと1年であれだけのことが言えるように頑張ろうと決意しました。ゼミのみんなともまた仲良くなれ、とても楽しかったです。

5:
中国から帰国して、2週間が経ちました。行く前には、天候のことなどでいろいろな不安もありましたが、貴重な体験もできましたし、今の時期に先生や友達と話すことができたので、本当によかったと思っています。
 旅順での観光は、今までの知識を覆されるような衝撃を受けました。今回の旅行のメインである会社訪問は、本当に意味あるものでした。先に訪問した会社は、後で訪問した会社より、毎日の目標を達成するために、社員のみなさんが一丸となっているように思えました。しかし、私の中で何よりも心に残っているのは、やはり『足つぼマッサージ』ですね。先生が、私達の思い出作りのために必死でお世話をしてくださっているのがよくわかりました。
 今回の旅行で、私は先生の人脈を少し頂いたような気がします。旅行を終えて、私は考え方が大きく変わりました。人から見ると、大したことではないかもしれませんが、成長したと思います。これが、私の今回の旅行の大きな収穫です。
 ゼミの後輩の子とも仲良くなれましたし、このようなゼミ旅行はこれからも是非続けてほしいと思います。遅くなりましたが、先生、本当にお疲れさまでした。

6:
 まず、寒い。これに始まりこれに終わった。後、自転車ラッシュを見たかったが、大連は坂道が多いため見れなかった。この旅行のメインの企業見学では、中国の土地の広さと人件費の安さに少し驚いた。これからの経済を担うとされている中国。この国への諸外国の進出や、わが国日本の進出がどのように進めらていくか楽しみである。その他には、やはり、食文化の違いが感じられた。北の地方へ行けば行くほど、酒(アルコール)ハ当たり前になっていく。ビジネスにおいても友人とのつきあいにしてもお酒は大事だと思った。中華料理、中華料理といっても、ああも同じようなものが食卓に出されるといやがおうでも飽きてくるし、毎食(朝食以外)酒が出てきても少し困った。最後に、最初は、ヨーロッパに行きたいとばかり言っていたけど、中国という未知数の国に行って本当に良かったと思っている。この旅行に参加させて頂いたことを感謝している。この経験をどこかで生かせるように、頑張っていきたいと思う。

7:
 実際に旅行に行くまでは、3泊4日は長いと思っていましたが、あっという間でした。毎日充実していました。新たに知ることもたくさんあって、参加してよかったと思っています。
  旅順では、日露戦争で日本が行った残酷な行為について初めて詳しく知りました。日本は原爆投下のことなど、被害を受けたことは平和学習などで毎年のように勉強するのに、日本が行ってきた海外諸国に対する行為については、あまり勉強していないと感じました。私たちは正しい事実を知っておく義務や、それを伝える義務があると思います。 また、工場見学も2つの工場が日本式と中国式とでまったく雰囲気が異なっていたのでおもしろかったです。多国籍企業論や国際経営論で少しではありますが、知識を持っていたので現地の方のお話や松下が行っている事業について理解できました。中国との合弁で国家プロジェクトになると、やはり日本のシステムを導入するのは難しいんだなあと思いました。

8:
 この旅行の始まりは一言で言ってしまえば最悪だったといえるかもしれません。それは、大連付近に発生した霧の影響で飛行機
が離陸できないために空港に六時間以上も足止めをくらってしまったことです。しかし最初は最悪だったこの旅行も結果としてはとても
よいものになったと思います。それはこの旅行の本来の目的である、企業見学です。二つの企業を訪問し、両企業ともにいえることが
どちらとも管理が行き届いている点ではとても素晴らしいと思いました。二つ目の訪問先は、日本の松下と中国の国家間の合弁企業という国家プロジェクトで、工場内に導入されている機械は日本でも最新のものであり、そういった点で中国はこの日本との合弁企業であるCHMAVCに力を入れているのがわかりました。日本の企業が海外でも大きく成長しているのも見ることができました。
 こういった点からもとてもよい旅行になったとおもいます。それにいままで知らなかった先生たちの違う面を見ることもできて、とても楽しかったです。

9:
 今回の大連への旅は私にとって2度目の中国でした。1度目は北京でした。大連と北京とでは様々な点で異なっており、興味をひかれました。北京では高層ビルが立ち並んでいましたが、大連には欧米風の色鮮やかな建物が多かったように思います。食べ物も大連は海鮮が多く、日本人の口に合うと思いました。街の雰囲気も大連の方がのんびりしていると思いました。
  旅順へ行き日露戦争のことなどについて学べたことも素晴らしい経験となりました。戦争で私たち日本人が犯してしまった罪を知り今後の人生に役立てるべきだと思います。
  2つの工場へ見学に行ったこともとても貴重な経験です。その工場を案内してくれていた日本人の方が中国人の従業員の方々の力を脅威と感じていらっしゃったことがとても印象に残っています。その方が言ってらっしゃったように、日本は驚異的なスピードで追いつかれているようです。そのことを十分頭にたたきこんでおくことが、今後の日本に必要だなと感じました。

10:
 2月28日〜3月3日のゼミ合宿、出発日は飛行機が遅れ、飛行場で5時間程待たされるなど、どうなる事かと思いましたがかなり楽しい旅行になりました。
 楽しみにしていた中華料理も、お腹いっぱい食べる事が出来ました。思っていた味と違っていたけれど、本場の味を知れて良かったです。量の多さにも圧倒されました。松下の工場見学では普通では絶対見る事が出来ない、工場の現場を見せていただいて、お話を聞く事が出来て大変為になりました。工場で1人1人が静電気対策の洋服や靴を着用されていると聞いて、日頃普通に発生する静電気が製品に大きな影響を与える事に驚きました。中国と松下の合弁会社の方で会社の方が「日本が中国に追い越されるのは時間の問題です。若いあなた達ががんばらないと!」とおっしゃったのが印象的で、危機感を感じがんばるぞ!!と決意しました。
 3日間本当にお世話になりました。先生方のお陰で大変楽しい旅行になり、違う文化にも触れる事が出来良い経験ができました。

11:
  私は最初ゼミ旅行が中国の大連に決まったとき、大連という地名は聞いたことがあるけれど、どんなところか知りませんでした。ゼミ旅行の説明会のとき−13℃と聞いたので想像がつかない寒さだと思い、どれくらい着るものを持っていけばいいのか悩みました。それと、食べ物も心配で、合わなくておなかをこわしたらどうしようとか、行く前は不安でいっぱいでした。
  でも、大連に行ってみると、思ったより寒くなかったし、食べ物も思ったより大丈夫でした。日本で食べる中華料理とは違った感じでしたが、水餃子や大学いもや春巻は似ていておいしかったです。料理の中でも一番最初に食べた海の味がするスープは印象的でした。私は以前、高校の修学旅行で北京に行ったことがあるので、同じ中国なので北京のような自転車がたくさん通っていて、古いビルがたくさんあるイメージを持っていましたが、大連は建物がとてもきれいで驚きました。2日目、日露戦争の跡地に行き、写真や遺留品を見たときは戦争の恐ろしさを痛感しました。その午後、自由行動で買い物をしたときは、すごくどきどきでした。3日目、工場見学では勉強になることばかりで、海外戦略の難しさや利点などがよく分かりました。でも、難しくて分からない部分もあったので、もっと勉強しないといけないと思いました。そして、夜連れて行ってもらった怪しげな足つぼマッサージの店は忘れられません。痛くてくすぐったくて気持ちよかったです。
 この4日間は工場見学や足つぼマッサージなど大変貴重な体験ができとても思い出深いゼミ旅行になりました。

12:
 旅行の時は,大変お世話になりました。最初は,ちょっと迷ったけど思いきって行って,とても勉強になりました。料理もとってもおいしかったです。足裏マッサージも気持ちよかったし,いろんな人と話せてとてもたのしかったです。
  企業見学は,最初はもっと堅いイメージがあったのですが,行ってみるとただ見て話を聞くだけでもかなりおもしろかったです。工場の見学なんて小学校以来で,小学校のときにはない視点でみることができるので,びっくりすることもたくさんありました。思ったより人の手を使っているな,というのが工程をみた最初の印象でした。具体的な工程を想像したり考えたりする事はほとんどありませんでしたが,松下のような大会社は大量生産をしていて,できるだけ機械化しているとばかりおもっていました。最初の工場にも,かなり高速の最新型機械があるかと思えば,機械でも人でも時間も性能もたいして変わらないといって機械化していない工程も多数ありました。ところが,二つ目の工場を見学した時には,がらっとイメージが違って,大きいだけにより合理的な追求をされているような気がしました。
  ああいった工場を見る事で,改めて日本の在り方を考えさせられました。技術もあれだけ流出して日本はこれからどういう位置づけにあるのか。企業が海外へ進出して,日本で物を作る工場は生き残っていけるのだろうかと思いました。最近世界史の勉強をして,今の私たちの基盤を作った,紙の製法・羅針盤・火薬なんかを発明したのは中国であるということが書いてありました。工場の方が,「中国の方は頭がよくて,日本人なんてすぐに追い越されてしまうよ。」っといってありましたが,なるほどそうだなと思いました。

13:
 大連行きは本当に勉強になりました。工場見学はもちろんのこと、中国という国がどういう国でひとびとがどのような生活を営んでいるのか、その一端が垣間見れたような気がします。また、堀さんに出会えたこともすばらしい収穫であったと思います。
 企業のエグゼクティブというのはこういう方なのだということがわかりました。本当に問題意識がある人に出会うのは初めてかもしれません。小沢先生のおっしゃったことではありませんが、やはり何かに取り組む上で始めはより高度な目を持った人について、どういう視点で物を見ていくとよいのかということを知っておくのは大事なことであるということを実感しました。
 とにかくいろいろなことを学びましたが、語学の大切さも学んだ気がします。先生より10年早くこのような機会にめぐり合えたことの幸運をしっかりとこれからのステップに生かしていこうと思います。最後になりましたが、このような機会を与え、指導して下さいまして本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

14:
 今回の中国大連へのゼミ旅行は、私にとって初めての海外旅行であり、行く前の準備から落ち着かないものでした。でも,こうして振り返ると,いろいろなものを感じ,見る事の出来た欲張りな旅だったのではと思います。
  観光はもちろん、工場の見学も普通では体験できないことも出来て充実してました。食事の席も楽しかったです。足つぼマッサージもあやしかった!今回の3泊4日の間一番強く感じたのは,自分とは違うひとのものの見方・考え方から学ぶ事はすごく新鮮で大きいものだという事です。堀先生から工場の機械の裏側に回ってどういう仕組みになっているのか見せていただいた時,2つの工場の違い,それに絡む中国のお国事情など,見たものすべてを鵜呑みにしがちな自分にとって,そこに疑問・意見を持つことが,何においても大切なことに感じました。
  自分の欠点・内面のこともいろいろ見えてきてしまった今回の旅行でしたが,最後に,こんなチャンスを与えてくれ、旅行中も色々とお世話になった先生にお礼を言いたいと思います,ありがとうございました。

15:
 このゼミ旅行で私が一番感じた事は自分はまだまだだという事だった。企業見学に行った時,3・4年生はあちらの企業の方について回りいろいろな質問をしていた。その内容は,就職活動をしているからというわけではなく私たちより1年多くゼミや授業で学んだ視点からだったと思う。
 来年,同じような体験が出来たとしたら,また違った思いが出来,違った経験を出来るかもしれない。 また,3日目に行った足つぼマッサージが1番心に残っている。言葉が通じない中,怪しげなところに連れて行かれたので「このまま売られるのでは・・・」と不安になった。マッサージをしてくれたお姉さんは全然笑ってくれず,言葉も通じなかったのでつらかったが,いい異文化体験が出来たと思う。
先生がたくさんの計画を立ててくださっていたのでとても楽しく,思い出深い経験が出来ました。ありがとうございました。

16:
 大連旅行は初めての海外旅行ということもあって新鮮で興味深いものでした。毎日回しながら食べる食事は中国にいるんだなぁと一番実感できるときで、みんなとの会話もはずみ楽しい時間でした。工場見学では、細かい作業を手作業で行っている中国人の方々には驚かされました。大連は世界150もの国々と交易を行ってある大連港があるだけあって、思っていたよりも大きな都市でした。このゼミ旅行は中国の文化に触れたり、日本企業の海外進出の場を見学出来たりと大変有意義な旅行でした!

17:
 この旅行により松下電器の海外投資についてよく分かりました。コスト削減、中国政府からの要請、松下電器は世界標準になっていました。しかしビデオ工場で中国政府が50%出資していることにより、工場が二つに分かれ、日本人が厳しく注意できない問題点
がありました。また、もっと堀正幸さんと交流すればよかったと思います。もっといろいろ話を聞けばさらに成長できたと考えます。いずれにしても有意義な旅でした。

18:
 今回の旅行は初めての中国ということで、目に付くものすべてがめずらしく、非常に楽しかったのですが、今回のメインはやはり松下電器の海外子会社見学。そこで、ひとつ大きく心に残ったことがありました。見学は、カーオーディオ工場とビデオ工場の2ヶ所にいったのですが、私は見学中には、ビデオ工場の方が単純に「すごいなー」と感じました。規模も大きいし、国家プロジェクトとして中国のなかでは最先端のものを導入していると聞いたからです。しかし、後で先生方からは、逆のことを言われ、すごく驚いてしまいました。たしかに言われてみると、カーオーディオの方は、従業員は一言も話をすることもなくひたすら流れてくる商品に部品等をつけていまし
たが、ビデオの方は話している人が、多々見られたような気がします。注意深く見ていたらわかるはずなのに、数字や説明されたことのみで判断してしまっていた自分が少し恥ずかしくなりました。もう少し人の様子とかも見とくべきだったと後悔もしたのですが、これを教訓に、言葉や数字だけではなく、深く観察するということを学んだということで、いい勉強になりました。

19:
 ゼミ旅行お疲れさまでした。中国では、歴史的に重要な場所を見学したり、実際の企業の現場を見たり、ゼミの仲間との関係も深まり、とてもいい経験になりました。
 今回のゼミ旅行で一番印象に残っているのは、最後の夕食の時の小沢先生のお話でした。堀さんというすばらしい方が目の前におられるのに、ろくに話も聞こうとせず、たしかに自分の意識が甘かったのではと思いました。
 もう一つ、とても印象に残っているのが、王先生や、ガイドの方が日本語と中国語を使いこなしているところを見て、単純にすごいなと思ったことです。
 今回の旅行を通して、いろんなことを学ぶことができたと思います。実際の企業の現場をみて、そして話を聞けたこと、王先生が食事の席で教えてくれた礼儀作法など。それに、上の学年の方達の姿をみて、とてもいい刺激になりました。
 先生、僕はおみやげに健身球だったかな、たしかそんな名前の老化を防ぐのによさそうな球を買ってきましたよ、たまに遊んでいます。
 今回の旅行中、いろいろお世話になりました、ほんとにありがとうございました。また、来年度もよろしくお願いします。

20:
 今回のゼミ旅行で真っ先に目に飛び込んで来たものが中国のバイクであり、中国のバイク事情です。向こうで見たバイクはいずれもいわゆる『小型自動二輪』と呼ばれる125cc以下のバイク、もしくは原付だけで、日本でよく見かける250cc以上の『中型・大型自動二輪』が全くなかったのです。そして、サイドカーが多くどのバイクもやたらとボロボロで、バイクに乗る大抵の人がヘルメットをしていませんでした。
 また、警察のバイクも小型のサイドカーでボロボロでした。 『中国は自転車大国だ』というイメージをもっていたため、バイクが多いこと自体はそんなに驚くものではなかったのですが、日本と同じようなバイクを想像していたため、あの小ささ・汚れ具合には正直いって驚きました。型式も20〜30年ほど昔の型で何度も中古として持ち主が替わり修理されたようでした。バイク屋にあったバイクも中古車となっているものばかりで新車はほとんど見られず、野ざらしに置いてあるのを見たとき、日本との経済的な貧富の差を感じた
気がしました。

21:
 今回初めて中国へ行ったのですが,驚きの連続でした。時差は1時間,飛行機で約1時間40分,大昔,私たちの祖先が手本としてきた国というように、日本といろいろな面において近いと感じていた国であったのに,生活様式や外観などは日本と比べると大変遅れていたような気がしました。日本に帰って祖母などと話してみると,「日本より約30年遅れているらしい」とのこと。まだまだ発展している途中だということがわかりました。
 また,今回の旅行のメインであったのが松下電器の大連工場の見学でした。先生の,多国籍企業論の授業やゼミで学んでいる多国籍企業を実際に目の前にしたのはおそらく今回が最初で最後の,大変貴重な,めったにできないであろう経験でした。私はまだ2年ということもあり初めは「へぇー,こういうものなのか」くらいしか考えることができませんでした。しかし,先生方や3・4年生の人たちの質問内容や,それに対する受け答えなどを聞いているうちに,なんとなくではありますが,多国籍企業のあり方や現状,経営していく上での工夫や策略などについて少しは考えることができたように思えます。また,3日目の夕食のとき,中国政府と松下電器の共同出資によって経営されている方の工場について,堀さんが述べられたご意見を聞いていたら,さすが,経験豊富な方の考えは奥深いなぁと感心しながら聞きました。
 今回の旅行は,単なる観光旅行ではなく企業訪問を加えたものだったので今後向かい合うようになるであろう就職という難関や今後の授業の役に立つものであったと思います。

22:
 三泊四日の旅行で一番印象に残っていることは、最後の日に足裏マッサージに行ったことです。まず、ツアーではなかなか体験できないタクシーに乗ったことです。日本ではあんなに荒いタクシーに乗ることはできません。それもプライベートなことを無線で話しながらの運転なんて考えられません。また、普通のマッサージかと思えば、マッサージ師がすけすけの服を着ていたり…。暗い裏道を通って行くだけでも怖かったのに、着いたところがピンク色や紫色をしていたのでこのままみんな売りに出されるかとまで考えてしましました。そして日本との大きな違いは、サービス業の人たちが無愛想なことです。そのマッサージ師はもちろんのことスチュワーデスまでもがそうだったので驚きました。初足裏マッサージは最初はくすぐったく、次はとても痛く、最後は気持ち良かったです。四日間でも文化の違いを感じることができました。

23:
 3泊4日の比較的短い海外旅行だったが、すごく濃い内容だった。僕はクラスの女子とはほとんどコミュニケーションを取っていなかったけど、多少なりとも今回の旅行で、取る事ができてよかったと思う。またなんと言っても堀さんの話と、その堀さんの言う事がどのような意味を持つのかを解説してくれた小沢先生が最高だった。僕は正直言って掘さんのようになろうとは思ってはいないけど、自分が進む道を極めようとする上でどのようにすれば、成功できるのかということが分かったような気がす
る。


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