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ボランティアセンター

2018.04.16

2017年度 学生による被災地支援を考える~セクターを越えて連携できる関係作り~を開催しました

 3月26日(月)、西南百年館(松緑館)多目的ホールにて、「学生による被災地支援を考える~セクターを越えて連携できる関係作り~」と題して、大学生、大学関係者、NPO団体、行政、被災地の方々とともに、活動報告会ならびにグループワークを開催し、約40名の方々が参加しました。

 被災地の状況について、福岡県NPO・ボランティアセンターの井上雅之氏と松末地域コミュニティ協議会会長の伊藤睦人氏にお話しいただきました。
その後、学生の活動報告として、熊本地震ボランティアの活動について、北九州市立大学と西南学院大学の学生が行いました。
九州北部豪雨災害支援の「うきはベース」については、福岡県内から、久留米大学、北九州市立大学、西南学院大学から、福岡県外からは、千葉工業大学と神戸学院大学の学生が報告しました。

 福岡県NPO・ボランティアセンターの井上雅之氏は、被災地の状況について、「土砂に埋まった三連水車を見て言葉が出なかった」発災直後の状況から、災害ボランティアの呼びかけを開始して現在に至るまでのさまざまな問題点について報告され、今後は「リファラル=顔を知る、活動内容を知る、その上で参加してもらうための工夫をしていきたい。」と話されました。  

  松末地域コミュニティ協議会の伊藤睦人会長からは、「奥あさくら松末」と呼ばれる美しい松末地域では、地域一体となって自主防災会を立ち上げ、日ごろから訓練していた中で、未曾有の豪雨によって想定外の状況に陥った当日の様子をお話しいただき、報道では知り得ない現地で起きていた事実を知ることができました。
伊藤会長は「日ごろから感性豊かに、地域や自然のことに意識を向けていなければ自分や他人の命は守れない。」という大切なメッセージをくださいました。

 県内の大学生からは、「被災地から近いからこそ発災直後から活動を開始した。」「保護者でも先生でもない学生という立場として今後も活動を続けたい。」「メンバーの固定化を防ぐために各地で情報発信をしている。」と報告してくれました。
 遠く関西や関東から何度も被災地に来て活動をしている県外の大学生からは、福岡県、北九州市立大学、NPO法人ANGEL WINGSと共に開設した「全国の大学生の無料宿泊拠点『うきはベース』の存在がとてもありがたい。」「現地の様子を地域に戻って伝えることや地元での防災意識の向上について学生が主体となることの重要性」などについて報告してくれました。

 報告の最後に、久留米大学の松田光司先生から、「これからもSNS、チラシ、口コミなど、複数のルートからの広報が必要。」また「毎年4分の1が入れ替わる学生たちが継続して活動するためには大学教職員、行政、NPOが学生との接着剤になる必要がある。」との講評をいただきました。

  グループワークでは、北九州市立大学の村江史年先生のコーディネートにより、県内学生、県外学生、新社会人、大人グループに分かれて、今後の「うきはベース」の在り方、「松末小学校の閉校に伴い、今後の地域と子どもを繋ぐためのアイディア」について話し合いました。 各グループから、学生主体で「学生実行委員会」を立ち上げ、「うきはベース」をより快適な、意義深い拠点にし、今後も松末地域のイベントや防犯防災に積極的に関わる、などの意見が出されました。報告会の後、早速「学生実行委員会」の立ち上げに向けて動き出したようです。

 最後にANGEL WINGS理事長の藤澤健児氏から学生たちに、「知る・感じる、動く、つなぐ・伝える、ことを大切にしてほしい。」「当たり前の生活を送ることができるありがたさを感じ取れるみんなはすばらしい。」「若い人々から声をあげて支援を続け、支援しなくてもよい状況へまで復興するために私たちに何ができるかをこれからも考えてほしい。」とメッセージをいただき、幕を閉じました。

  ご来場いただきました皆さま、そして報告していただきました皆さま、お一人おひとりに心より感謝いたします。今回、さまざまなセクターの方々が枠組みを越えて集まり、出会い、想いを語り合い、未来へと繋がる一歩を歩み始めました。それぞれのセクターが出来ること出来ないことの違いはあっても“誰かを想う心”は皆同じ気持ちです。そんな“誰かを想う心”が、それぞれが思い浮かべる“だれか”の心にそっと届き、これからの未来を一緒に歩んでいければと願っています。

 

主催:福岡学生災害支援実行委員会、ふくおか学生熊本地震支援実行委員会
  (※本委員会は、北九州市立大学、NPO法人ANGEL WINGS、
    西南学院大学で構成された協議体です。)
後援:福岡県、福岡市、福岡市社会福祉協議会