

近年、インターネットやメールなどの通信機能の発達により、他者とのコミュニケーションを苦手とする人たちが増え、心の健康が危惧されています。また、国際化の進展とともに、民族や文化的背景が異なる人たちの行動や心理面を、グローバルな視点で理解する必要性も高まってきています。現代社会における心理学の対象は、人間生活のあらゆる領域にわたっており、教育や福祉分野だけでなく、様々な分野で心理学の専門的な知識と技能を備えた人材が求められています。このような社会のニーズに応えるためにも、人間の意識や行動に対する洞察力を持ち、円滑なコミュニケーションを図る能力を養成する新たな学科の設置が必要となっています。


心理学と言えば、「カウンセリング」をイメージする方が多いと思いますが、実際には、それ以外に様々な領域があります。大きくはカウンセリングなどを行う「臨床」領域と、個人の行動などを調査・分析する「実験」領域に分かれ、本学の心理学科はこの両方をまんべんなく学ぶことを重視しています。
また、心理学の現場で欠かせない基礎となる分析や調査法に力を入れ、繰り返し学ぶことでスキルの定着を目指しています。他に、英語での授業を取り入れるなど、国際化に対応したカリキュラムも用意しています。
西南学院大学の心理学科で学べば、「分析する視点」を持って社会に出ることができます。問題点を見つけて、調査し、解決する。この手順は、取り組む内容が変わるだけで、どんな業界でも活用できます。現在は、一般企業でもカウンセリング・マインドを持った人材が求められ、将来の進路も幅広く開けています。ぜひ、本学の心理学科で、社会に貢献できる能力を身に付けてください。
人間科学部心理学科 学科主任(就任予定者)
中村 奈良江 教授