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読売新聞×西南学院大学共同講座

就職課

読売新聞 × 西南学院大学 共同講座
Fukuoka Growth Nextへの取材を通じて考える、
自分たちのキャリア

 本学では、読売新聞西部本社と共同で「読売新聞×西南学院大学 共同講座~Fukuoka Growth Nextへの取材を通じて考える、自分たちのキャリア~」を福岡市と同市の官民共同型スタートアップ支援施設であるFukuoka Growth Nextのご協力のもと実施しました。

 本講座は、講義や現地取材を通じて、新聞によって培われる4つの力(読む力、考える力、書く力、伝える力)の養成や社会人基礎力(前に踏み出す力、考え抜く力、チームで働く力)の向上、さらには、学生が自身のこれからのキャリア(生き方)について考え、学生生活の更なる充実を図ることを目的としたものです。講座は5月24日(金)~7月19日(金)の毎週金曜日に実施し、下記のスケジュールに沿って1~3年次の学生20名が参加しました。

■ 講座スケジュール

 講座NO.  内容
 1 オリエンテーション(講座の目的・概要の説明)
講義①「いかに読むか(新聞の活用法)」

 新聞を読む意義、効果的な読み方について説明
 2 講義②「いかに聞くか(新間の手法)I」
 どのような質問をすればインタビュー記事を書けるかなど、情報収集のコツについて説明
グループディスカッション
 3 模擬記者会見「Fukuoka Growth Nextの設置について」
 福岡市経済観光文化局創業・大学連携課より「Fukuoka Growth Next」について説明後、質疑応答
グループディスカッション
 4 講義③「いかに聞くか(新聞の手法)II」
 アポイントメントの取り方や取材のしかたについて説明
グループディスカッション
 5 取材@Fukuoka Growth Next
 グループごとに入居企業の代表者へ取材(協力:5社)
 6 講義④「いかに書くか(新聞の表現)」
   「いかに伝えるか(言葉の選び方)」

 文章のまとめ方や留意すべきポイント、相手に伝わりやすい文章の作成方法について説明
 7 壁新聞作成
 Fukuoka Growth Nextでの取材内容と自信の今後のキャリアについての考察を踏まえてグループごとに作成
 8 プレゼンテーション
講和(新聞社の仕事について)
表彰

 

 講義は読売新聞西部本社の講師が担当し、記者としての経験を踏まえて「いかに読むか(新聞の活用法)」「いかに聞くか(新聞の手法)」「いかに書くか(新聞の表現)」「いかに伝えるか(言葉の選び方)」といったテーマで学生に講話いただきました。
 また、受講生には作文の課題が課され、一人ひとりに対して細かく添削いただく機会もあり、学生にとっては 文章作成のプロから直接ご指導いただく貴重な経験となりました。

カウンター

 学外での取材では、福岡市の官民共働型スタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next 」(福岡市中央区大名)を訪問しました。
 Fukuoka Growth Next 入居企業・団体の代表者様より、自身のキャリアや学生時代の過ごし方などについてお話しいただき、学生自身が将来について考える貴重な機会となりました。
 参加学生からは「涙ながらに話をされている姿を見て、こんなにも仕事に情熱を持っている方がいるのかと感銘を受けた」 「起業家の方に話を伺う機会はめったにないため、自分とは全く異なる考え方を聞くことができて、非常に刺激的だった」 「事前にもっと調べておけばさらに情報を引き出せたかもしれない、準備の大切さを痛感した」 との声が聞かれました。

フリースペース
<ご協力企業> ※50音順
・株式会社Otta ・Kids Code Club ・株式会社クアンド ・株式会社nyans ・ニューワールド株式会社

 学生は取材後、グループごとに取材内容とそれを踏まえて考えた自身のキャリアについてまとめた壁新聞を作成しました。
 授業の空き時間など講座以外の時間でもグループごとに集まって作成に励むなど、学年の垣根を越えて協力する姿が見られました。

PCスペース

 最終日には作成した壁新聞をもとに、グループごとにプレゼンテーションを行い、優勝チームには読売新聞西部本社より賞状が贈られました。

本棚 新聞

■ 各グループの壁新聞

■ 参加者の声

商学部 経営学科 1年
O.N.さん

 講義では新聞の性質や読み方など、新聞についての基礎知識を学びました。また、自分の書いた文章(記事要約と意見作文)をプロの方に添削していただき、 文章力が向上しました。それ以外にもクイズ形式で楽しく正しい日本語を学ぶことができ、国語力や語彙力が向上しました。 グループ分けでは先輩や他学部の人たちと知り合い、毎週の講座や取材時間だけでなく、空き時間に壁新聞作成を一緒に進めたり、 活動後にみんなで食事に行くなどして仲を深めることができました。毎週5限での実施で、正課の授業でもありませんでしたが、 それでも受ける価値のある、有意義な時間を過ごせる特別な講座内容でした。苦労もありましたが、楽しく活動でき、 多くのことを学ぶことができました。受講して本当に良かったです。

人間科学部 心理学科 2年生
H.M.さん

 座学では、読売新聞の講師の方に、話すとき、聞くときのポイントを学びました。講師が直接教えてくださることに限らず、 講師自身の話し方から学ぶことも多かったです。意味を知らない単語や、知っているつもりで知らなかった単語、日本語の表現があり、 これまで知らなかったことが少し恥ずかしくなりました。しかし、このタイミングで学べたことで、さらに日本語について学ぶ必要があることに気付けました。 また、他学年とグループを組むことで、授業ではなかなか経験できない、学年の枠を超えた意見交換ができました。 先輩方は発表のスキルが高い人や発言力がある人が多く、自分も来年そんな先輩方のようになれるよう成長したいと感じました。

経済学部 国際経済学科 3年
I.Y.さん

 最年長として参加しましたが、他学年との隔たりを感じることなく、連携して取り組むことができました。印象に残っているのは、 グループ内で互いに自身のキャリアについての考えを話したことです。実際にキャリアについて思っていることを話すと、 自分でも意識しなかった部分に気付くことができましたし、他のメンバー、特に1年生が、 わからないなりにも自らの考えを話す姿やその内容からも刺激を受けることができました。今回の講座で最も強く感じたことは、 情報を発信する際の責任の重さです。私たちは普段何気なく発言したり、噂話をしたりしますが、いざ公に情報を出すとなると、 事実関係や言葉遣いなどを意識しなければなりません。学生のうちにこの責任の重さに気付くことができて良かったです。 また、実際にFukuoka Growth Nextの方々とお会いできたのは今後の自身のキャリアを考えるうえでとても大きな意味があったと思いますし、 実際に私も起業してみたいと思いました。

西南学院大学は今後も企業・団体、自治体の皆様に協力いただきながら、キャリア支援を更に充実させて参ります。

Feature

3つの特色