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2020.05.18

村木華子さん(18期 文学部外国語学科英語専攻)が第一筆者を務める論文が英国の応用言語学専門誌に掲載されました

西南学院大学卒業生の村木華子さん(18期 文学部外国語学科英語専攻)が第一筆者を務める論文(The effects of melody presentation on learning English as a foreign language) が、英国の応用言語学専門誌 European Journal of Applied Linguistics and TEFL (EJALTEFL) の最新号(2020年末5月発行)に掲載されました。

村木さんは2016年度、大学3年生の頃に読んだ論文で、メロディーを伴った言語情報が記憶に残りやすい傾向があることを知り、同じ傾向が英語を第2言語として学ぶ日本人にもあてはまるのか検討してみたいと思いました。2017年度、4年生になり第2言語習得論を扱う演習(伊藤彰浩教授担当)を履修し、関連する先行文献を読みながら、研究計画を練り、論文の執筆をスタートさせました。

調査で利用する聴解テストを構築する際には、クリストファー・チェイス先生(文学部教授(当時))の協力を得て、メロディーにのせる歌詞を独自に作成しました。幼い頃から続けているピアノの技術を活用して、自らメロディーを演奏し、伴奏に合わせてチェイス先生が歌いました。音声を録音する際の機材の調達と準備では渡邊均先生(人間科学部児童教育学科教授)が全面的にサポートしました。

西南学院大学の学生を対象に、メロディー条件と、一般的な音読条件それぞれで言語情報を音声として提示することにしました。カウンターバランス法を用いてデータを収集したのち、因子分析や分散分析などの統計分析を行いました。その結果、(1)メロディー条件の英語情報は音読条件よりも日本人英語学習者の記憶に残りやすい、(2)音楽を聴く時間や楽器の習熟度および経験の有無などの音楽的知性は、言語情報の記憶に有意な影響を及ぼす要因である可能性は低い、の2点が示唆されました。

4年生の11月には西南学院大学で開催された大学英語教育学会・日本言語テスト学会の合同研究会で口頭発表し、卒業論文を12月に提出。その後、論文の投稿準備のため、形式や図表のレイアウト、結果の提示の仕方などを伊藤教授とともに大幅に変更し、年明けの1月に論文を当該雑誌に投稿しました。その後、3か月の審査を経て、卒業式後の3月末、論文の査読を担当した匿名査読者2名による多数のコメントと共に、2年後の掲載に向けた「条件付き採用」の知らせを受け取りました。

それから2年間、仕事をしながら、英語の表現、論旨の確認などを行ってきました。今回の論文掲載に際し「言語にリズムがあることから分かるように、言語自体が音楽である。それを理解する人間は生まれながらの「音楽家」である、との主張は分かりやすい。この言説に刺激される研究者は多いはずだ」と編集長からのコメントも届きました。

 「執筆活動中にお世話になったチェイス先生、渡邊先生、そしてゼミのメンバー、卒業後も掲載に向けてご尽力いただいた指導教授の伊藤彰浩先生(文学部長(現在:外国語学部長))にとても感謝しています。このような経験ができ嬉しく思います。卒業論文の執筆を決意して本当に良かったです」と、村木さんは話してくれました。

村木さん、おめでとうございます。

                               以上

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