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2020.01.27

中島和男教授(国際文化学部)の最終講義を行いました

 1月21日(火)、2号館503教室にて、本年3月で退職を迎える国際文化学部国際文化学科の中島和男教授の最終講義を行い、ゼミ生や国際文化学部の学生をはじめ、教職員や卒業生など約60人が出席しました。
 中島和男教授は、ドイツ語史および社会言語学の分野を研究され、近年は東アジアにおける日本語教育について考察を深められました。とりわけ近年は、戦争をめぐる記憶と歴史認識の問題について、様々な企画を組織・運営されています。「戦争を歩く」および「戦争を記憶する」というテーマでの公開講座の開催や学部科目「文化のダイナミズム(戦争を歩く・記憶する)」の開講、そして、学部の教育支援プログラム「戦争をフィールドワークする」でのアウシュヴィッツ強制収容所への引率・指導など、熱心に取り組まれました。

 「歴史認識、痛みを知る文化の起点として」と題した最終講義では、まず、教養部から学科へ、さらに学部へと昇格を果たした本学国際文化学部国際文化学科の小史について、中島教授ご本人の経験から語られました。
 次に、歴史認識の問題についても取り上げました。中島教授は、社会では、歴史が意図的に操作され、政治問題化していることも多く、その根底には他者排除の思想と自国への歪んだ礼賛があると説きました。そのような中で、歴史と謙虚に向き合い、間違った歴史観を指摘していく重要性を唱えました。そして、想像力の大切さにも触れ、歴史を学ぶ原点は他者が持つ痛みを知り共有することにあり、そのためには、想像力が不可欠であると語りました。
 最後に、中島教授は、「世の中の流れに同調せずに、疑問を投げかけることができる人をつくることも大学の意義であり、人文科学系の学部である国際文化学部では、コインの表裏である『教養(Bildung)』と『批判(Kritik)』を大切にしていく精神を、次世代の先生にも引き継いでいただき、国際文化学部がこれからも続いていってほしい」と述べ、講義を締めくくりました。
 講義終了後、花束贈呈が行われ、聴講した学生・教職員、卒業生から大きな拍手が送られました。

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