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2019.12.03

法学部根岸ゼミ主催『日本における難民認定の壁』講演会及び体験シミュレーションを開催しました

 11月2日(土)および9日(土)に、西南学院大学図書館にて、法学部根岸ゼミが主催する『日本における難民認定の壁―身近に潜む国際問題―』と題した講演会・体験シミュレーションを開催しました。
 本取組は、2019年度教育支援プログラム(B)「人の痛みを知るための法教育―九州で国際の狭間に置かれる人々に寄り添う―」にて支援されています。
 詳細については、以下の概要及び添付ファイルの報告書をご覧ください。

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『日本における難民認定の壁―身近に潜む国際問題―

 日時:2019年11月2日(土) 及び 11月9日(土) 13:00~16:00
場所:西南学院大学図書館 1F多目的ホール

<第一部> 講演会 13:00~14:00

11月2日(土) 竹内 正宣 行政書士
        九州の外国人に寄り添うボランティア活動に献身されています。

演題:「母国を離れて行き詰まった人々に寄り添うこと」
 日本の入管制度を説明された後、現在の入管制度の問題点や日本の難民問題について話していただき、入管制度について知らない人にも分かりやすい内容でした。実際に竹内先生が行っている傾聴ボランティアのお話は、このようなボランティア活動が行われていることを知らなかった大部分の参加者にとって興味深い内容でありました。また、こうしたボランティアの方々がいなければ収容者の苦しみや声は外に発信されず、「日本で苦しむ外国人に寄り添う」ということが想像しているよりも難しいことが参加者にも伝わりました。

 

11月9日(土) 柚之原 寛史 牧師(長崎インターナショナル教会)
        難民・外国人支援に取り組み、大村入管では礼拝も持たれています。

演題:「15年の支援活動から見えてきた真実」~ロヒンギャ難民からナイジェリア人餓死事件まで~
 実際に大村入管で礼拝を行なっている経験を通して、大村だけではなく日本の入管制度そのものに対して、牧師の視点からみる意見や現状というものを熱く語っていただきました。牧師という立場からの視点というのは、実際にプログラムを運営した我々学生を含め参加者にとって新しく貴重なものになりました。


講演会の様子

<第二部> 体験シミュレーション 14:00~16:00

  1チーム3〜4人のグループに分かれ、被収容者に扮したゼミ生に対して、参加者が傾聴者となり様々な質問をするシミュレーションを行いました。自分が収容されていることに不満を持っている被収容者、特に不満を持っていない被収容者の2パターンのモデルを用意し、そのそれぞれに母国に帰れない理由や家族の状況等の背景を設定しました。
 相手に合わせた空気感や質問内容を参加者がチームで考えながら、「なぜ母国に帰れないのか」「入管制度のどこに不満があるか」等の質問をし、被収容者に寄り添い親身になって話を聴く体験をしてもらいました。シミュレーションでは、入国管理センターでのほんの一場面しか体験してもらうことはできませんでしたが、私達ゼミ生が大村入国管理センターで被収容者と真正面に向かい合い、話を聴いたときの空気感や感情を追体験してもらえたと思います。
 このシミュレーションを通して「人の痛みに寄り添う」とはどういうことなのか、日本の難民や入管問題を解決するために自分にできることはあるのか、など、自分の中に芽生えた疑問を広げていくきっかけにしていってもらえれば幸いです。

リフレクションの様子


シュミレーションの様子

 

〔シミュレーション参加者感想〕
・このようなテーマに関心を持って、具体的に何かしようとする高校生、大学生に出会い、話すことができて嬉しかった。(社会人、女性)
・普段できない体験をすることができ、参加して本当に良かった。ただ、一人の人として接しようとするとき、どんな質問をしたらいいのか(してはいけないのか)など、非常に考えさせられるきっかけになった。(大学生、女性)
・今回参加して、難民についてもっと知りたいと思った。それとともに、知っていることを周りに伝えていったり、講演会に友達を誘ったりしたいと思った。(高校生、女性)。
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報告書については、こちらをご参照ください。

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