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2019.10.08

学術講演会の開催について【2019年10月21日(月)ケネス・J・ガーゲン教授】

各 位

 学術研究所では、文学部と共催で「ケネス・J・ガーゲン教授学術講演会」を下記のとおり開催いたします。

                    記

日   時 : 2019年10月21日(月) 10:40~12:10
会   場 : 西南学院大学2号館5階 504教室
        http://www.seinan-gu.ac.jp/campusmap.html
演   題 : 「社会科学とは対話である?社会構成主義から見える世界」
講   師 : ケネス・J・ガーゲン (Kenneth, J. Gergen)
使用言語  : 英語 (通訳なし) 
入 場 料 : 無料(事前の申込は不要です)
問い合わせ先: 西南学院大学学術研究所(092-823-2501)

 

【講師プロフィール】
 1957年にイエール大学を卒業、1962年にデューク大学で博士号(心理学)を取得。その後、米国ペンシルバニア州のスワスモア大学において、心理学を指導。当初、伝統的な心理学の定量的アプローチ(統計学を土台とする実証研究)をしていたが、次第に定性的な方向性に傾き、実証主義に対抗する新しいパラダイムである社会構成主義(social constructionism)を確立する。この考え方は、今や社会科学の基本的な考え方の一つとして、欧米では広く認知されるところとなった。それは心理学の領域にとどまらず、社会学や経営学など、幅広く学際的な領域で高く評価されている。そして、世界中の大学や学会に招かれ、多くの講演活動を行っている。現在までに多くの論文や研究文献を出版し、次のような日本語の翻訳がある。『もう一つの社会心理学』ナカニシヤ出版(1998年)、『あなたへの社会構成主義』ナカニシヤ出版(2004年)、『社会構成主義の理論と実践』ナカニシヤ出版(2004年)、『ダイアローグ・マネジメント』ディスカヴァー・トゥエンティワン(2015年)、『現実はいつも対話から生まれる』ディスカヴァー・トゥエンティワン(2018年)。




【講演の概要】
 社会科学の基本的哲学を語るとき、「社会構成主義」は一つの大きな柱となっている。しかし社会科学は、実証主義を重視した科学的方法(客観的なものの見方)が支配的である。しかし現代社会の複雑な問題は、科学的方法の限界を示している。客観的に見たり考えたりすることは、本当に可能で、有効なのか?科学的方法は、唯一の正解や普遍的な真実を提供できるのだろうか。「事実である」とはどういうことか?
 ガーゲン教授は、「『本質的で客観的な真理』は人間にとっては直接観察不能であり、何らかの枠組みによって観察されざるをえない」とし、社会構成主義という世界の新たな見方を提案する。そこから見えるものは、社会科学とは客観的に人から独立した存在ではなく、むしろ対話であると考えられる。普遍的真実ではなく、物語的な真実を尊重する。知識とは人の頭の中にあるのではなく、関係的な産物である。多くの問題は、科学的な検証によって解決されるより、社会構成主義的な世界観から、対話という実戦を通して現実化される。この革新的な考え方をもとに、「いじめ」などの身近な問題から、「環境問題」や「香港の若者の行動」などの国際的問題まで幅広く、ガーゲン教授と対話を通じて多様な理解を試みたい。そして、対話を通じて社会はどのように変えることができるのか議論したい。


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