大学院国際文化研究科「大学院GP」

1.プログラムの名称   

 「行動力をもつ人社系研究者の育成」

2.研 究 内 容

 本プログラムは、(A)キリスト教文化のアジアへの伝播に関する総合研究及び他地域との比較研究、(B)中国を中心とした少数民族の研究、(C)観光人類学の実践的研究の3つをテーマに、2007年度から実施している。

2008年度はテーマ(A)については、昨年度の成果をまとめるとともに、博士後期学生を中心として長崎県五島の隠れキリシタンについて11月14〜16日に、昨年度に研究の足がかりを得た琉球のキリシタン文化(ことに宗門改めとそれにちなむキリシタの祭り)について本年2月22〜28日に現地調査を実施した。(C)についても、世界遺産への登録を目指している長崎県五島地方のキリスト教会群の調査を、(A)の隠れキリシタン調査と兼ねて実施した。同じ目的をもっての現地調査は参加した学生に有効な連携を生み、共同研究の成果を確かなものに促進している。学内における史資料調査中心の(B)を含めて、中間報告会を開催し、これらの成果を公表する。

2009年度は、過去2年の調査研究の成果をまとめるとともに、東アジアでもっともキリスト教が普及している韓国に焦点を当てる。これまでの室内調査や現地調査で日本はもとより中国や東南アジアのキリスト教の概況が明らかになっており、熊本県天草地方の隠れキリシタン調査に替えて韓国を対象にすることで、テーマ(A)の3年間の共同研究を仕上げることにする。また現地調査を行わなかった(B)・(C)についても順調に共同研究が進んでおり、これらも一応の結論をまとめ今後の共同研究の指針とする。

 なお、2009年度は最終年度のため、成果のまとめを兼ねて、ことに後期に5回〜6回程度の発表会を実施し、大学院における共同研究の意義と成果を報告し、いっそうの実効化をはかることにする。