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ハンムラビ法典の展示

本学図書館1階に、ルーブル美術館蔵「ハンムラビ法典」(レプリカ)を展示しています。

ハンムラビ法典(レプリカ) 「ハンムラビ法典」は、玄武岩で作られた、世界最古の成文法典(シュメール語)といわれる(高さ225cm 幅65cm)。バビロン王朝第6代目の王であるハンムラビ(前1792年〜前1750年)が裁判の判例を集めた判例集で、婚姻、財産相続、賃貸および売買などが282条にわたって細かく刻まれている。裁判の主旨は弱者の救済にあったことが、その法典の最初に「強き者が弱き者を虐げることのないように」という文言からも理解される。それは文明形成と同時に、神権的、経済的権力者とそうでないものとの間に弱者と強者や階級の区別ができたことを示している。ハンムラビ王の治下ではアヴィ−ルム(エリ−ト市民)とムシュケ−ヌム(一般市民)と奴隷の3つの階級社会から成り立っていた。裁判は債務奴隷となった市民を救うことも目的の一つであった。旧約聖書に「目には目を、歯には歯を」と記されたことで知られる「もしも人(アヴィ−ルム)が他の人(アヴィ−ルム)の目を損なった場合は、人々は彼の目を損なわなければならない」という文言は石碑の背後に書き表されているが、公正な裁判を行うという主旨である。石碑の上部には左側にハンムラビ自身がうやうやしく右手を挙げて神を拝しており、右側には正義の神である太陽神シャムシュが神のシンボルである4段の角の冠を被って、玉座に座っている。そしてシャムシュの右手は支配と主権を表す輪と杖をハンムラビに授けようとしている。前1150年頃、エラムの王シュトルク・ナフンテT世のメソポタミア侵入によって、バビロニアの各都市が破壊され、多くの神像やモニュメントとともにハンムラビ法典も持ち去られた。これが1901年〜1902年フランスのJ・ド・モルガンなどの発掘調査によって再び発見された。ハンムラビ法典の発見時は塊が大きく3つになっていたが、ル−ヴル美術館ではそれを組み合わせて一つの完全な石碑として復元した。

(参考:『メソポタミア文明展図録』より)

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