2020.11.04

国際私法合同ゼミ(オンライン)を開催しました。


  • 釜谷ゼミメンバー(合同ゼミ後、感染対策し撮影)

  • 多田ゼミメンバー(準備風景)

  • 当日の集合写真(1)

  • 当日の集合写真(2)

  • 当日の集合写真(3)

【大会の概要】

 2020年10月17日土曜日に、釜谷ゼミの3・4年生15名と多田ゼミの3年生3名が他大学との国際私法合同ゼミに参加しました。本来は本学を会場として実施する予定でしたが、コロナ禍により、オンライン(Zoom)に変更して開催しました。

 参加ゼミは、同志社大学・高杉直先生ゼミおよび林貴美先生ゼミ、学習院大学・神前禎先生ゼミ、明治学院大学・申美穂先生ゼミ、富山大学・岩本学先生ゼミおよび小池未来先生ゼミ、福岡大学・北坂尚洋先生ゼミ、本学・多田望先生ゼミおよび釜谷真史先生ゼミの合計6大学9ゼミです。各ゼミの先生方も見守られる中、総勢71名の学生が討論を行いました。

【大会当日の様子】

 開会式の後、討論会が行われ、第1部では国際家族法について、第2部では国際財産法についてあらかじめ出題されていた問題について、それぞれ6チームが戦いました。各チームとも、立論の後の質疑応答の時間は白熱した議論が続き、各大学の合同ゼミに対する努力の跡や思いがうかがわれました。今年度はオンラインでの開催であったため、通信トラブルなどにも臨機応変に対応する必要があったのですが、各チームともチームワークよく、乗り切っていました。

 討論会の後には、第1部問題作成者の学習院大学の神前先生、第2部問題作成者の西南学院大学の多田先生から問題の解説やコメントをいただきました。

 最後に懇親会が行われ、Zoomのブレイクアウトセッション機能を使っていながら、チームの垣根を越えた交流の時間を持ちました。先ほどまでの雰囲気とは一変してとても和やかな雰囲気で、各大学の方々と交流を深めました。

 懇親会の最後には結果発表が行われ、チーム賞部門では第1部・第2部に出場していた釜谷ゼミが両部ともに第1位を獲得、第2部に出場していた多田ゼミが第2部第2位を獲得しました。また、MVP(個人賞)部門でも、第1部では大場彩加さん(法律学科3年)が1位、桑山亮さん(国際関係法学科3年)が3位、安川由莉さん(同4年)が4位を獲得し、第2部では中原萌さん(同3年、以上釜谷ゼミ)が2位、松田早矢さん(国際関係法学科3年、多田ゼミ)が3位、古川和親さん(同)が4位を受賞することができました。

【感想】

 夏休み明けから問題の検討を始め、沢山の文献を読み、考え方の違いに苦労しながらも議論を重ねました。とても大変でしたが、そのなかにチームで1つのことに取り組む楽しさを感じつつ、励むことができました。今年度、私たちは問題の検討もオンラインで行いました。それぞれの環境から時間の許すかぎり参加し、とても多くの時間をチームメンバーとともに過ごしたこと自体も、大切な思い出となりました。

 合同ゼミ当日は、質問をするときのあるべき姿勢、分かりやすいレジュメの作り方や、発言するときのスタイルなど、他大学の方々からたくさんのことを学ばせていただき、懇親会では笑いに満ちた楽しい時間を過ごさせていただきました。合同ゼミ前後もメンバー紹介用に開設したチームごとのインスタグラムアカウントでの投稿やメッセージでのやりとりでの交流があり、討論会での議論の枠を超えて学生同士の関わりを持つことができました。同じ国際私法を学ぶたくさんの仲間と出会えたことを、とても嬉しく思っています。

 最後に、今年度はコロナウイルスの影響により開催自体が危ぶまれるなか、問題の出題からオンラインならではの問題への対応に至るまで、実施に向けてお力添え下さった先生方に、心より感謝申し上げます。

 また、参加者すべてがつながれるようにと、そのパイプ役となり活動しつづけてくださった、各ゼミ実行委員のみなさんには、懇親会の企画立案をはじめ、様々な面でご協力いただきました。私ども幹事にも、折に触れて、温かいお言葉とたくさんの配慮をいただき、本当にありがとうございました。

記:大場彩加(法律学科3年、釜谷ゼミ)、佐伯歩美(同)、
古川和親(国際関係法学科3年、多田ゼミ)、森藤恵里(同)