西南学院大学 KIKAKUフランス
KIKAKUフランス2012
KIKAKUフランス2013
KIKAKUフランスとは?
KIKAKUフランス

1.『KIKAKUフランス』を一言でいうと

フランス語(言語、コミュニケーションなど)とフランス文化(社会、芸術、文学、思想など)を学生が自主的に自由研究する場、研究作品を発表する場、仲間と相互に刺激を受ける場である。


2.『KIKAKUフランス』をなぜ行うか

あらゆる研究は、興味をもたないと始まらない。興味は人から強制されて持つものではない。興味とはものの不思議さに引き付けられることである。自分が不思議と思うものと他人が不思議と思うものとは異なる。自分の内奥から不思議と思う対象へ向けられる関心はその人独自のものである。自分と対象との独自の関係を築き、まとめることを研究といい、それは各自の知的財産となる。研究は他人を刺激する。知的刺激を相互に受けることでさらに興味がわく。以上のようにフランス語とフランス文化という対象を通して自分の力を引き出し、人と社会との豊かな関係を築くのが目的である。


3.『KIKAKUフランス』の形式にはどのようなものがあるか

(1)フランス語・フランス文化に関する一つのテーマを選び、それについて主に各種資料を収集したり、具体的にアンケート調査などを行って研究する調査研究
(2)フランス語・フランス文化に関して実際に社会で行われていることに体験的、実習的に取り組む体験学習
(3)フランス語・フランス文化を現地に赴き、実際に見聞することによって理解・確認する研修旅行


4.『KIKAKUフランス』の沿革

(1)2003年度から毎年、フランス語専攻における「フランス文化研究」科目において各自好きなテーマを選んで調査研究し発表する授業を行っていた。
(2)2006年度、全学フランス語学習者の中から自薦他薦で希望する学生を集めて、授業外の事業としてDVD『フランス新発見』を制作した。
(3)2008年度、全学フランス語学習者の中から希望する学生を集めて、授業外の事業として『KIKAKU フランス』作品制作を行い、HPサイトを立ち上げた。
(1)から(3)への進化は、まず授業で行われていた調査・研究・発表を授業外で行うようになったことであり、これによって単位のための学習という縛りをなくしたことである。つぎに学生が自分から自主的に自由研究を行えるように、希望者を募ったことである。学生が主体となって行う自律学習・研究へ移行している。

 以下の補助金により実施した。
 2006年度  私立大学等経常費補助金(高度情報化推進特別経費)
 2008年度~ 私立大学等経常費補助金特別補助(大学教育の質向上への一体的な取組支援)
 西南学院大学学内GP
 2009年度  私立大学等経常費補助金特別補助(ICT活用教育研究支援)


5.『KIKAKUフランス』における教員のスタンス

(1)学生が研究目的を明確化するためにアドヴァイスを行う。
(2)学生の学習・研究のために必要な参考文献資料の情報を与えたり解説を行う。
(3)学生がめざす技能の訓練を手伝う。
以上のように、教員は学生の学習研究アドヴァイザーである。


6.『KIKAKUフランス』における大学とキャンパスのスタンス

(1)ITの活用による情報収集とデータ編集、および作品プレゼンテーションの装置を提供する。さらに作品の分類と整理を担当する。
(2)体験、実習の場を提供する。
(3)留学生や海外とのコンタクトの機会を提供する。
(4)卒業生とのコンタクトの機会を提供する。
以上のように、大学とキャンパスは学生の学習研究空間である。

『KIKAKUフランス』主催者
西南学院大学文学部外国語学科フランス語専攻
企画代表者 武末祐子