平成22年新司法試験最終合格発表を受けて
9月9日に今年度新司法試験最終合格者が発表され,本学法科大学院修了生からは8名が合格しました。
これは,何よりも合格した修了生一人ひとりが目標に向けて日々続けてきた努力の成果でありますが,同時に,学内外の皆様から本学法科大学院に賜ったご支援の結果でもあります。ここに心よりお礼を申し上げます。
今回の最終合格者8名のうち,平成19年度修了生が1名(法学未修者),平成20年度修了生が3名(法学未修者2名,法学既修者1名),平成21年度修了生が4名(すべて法学未修者)です。新司法試験受験1回目の修了生からも,2〜3回目受験の修了生からも,それぞれ一定数合格をしたことは,合格者が特定の学年に限定されないという意味で,望ましいものと言えます。また,8名のうち,法学部出身ではなく法科大学院入学前に法律の勉強をした経験のない修了生が2名いることは,これから新司法試験に挑もうとする未修者の人たちにとって,励ましとなることでしょう。同時に,この結果は,本学法科大学院の教育方針と教育内容が間違っていないことを示唆してくれるものであり,私たち教員もこの上なく励まされています。
しかしながら,他方で,全国の合格者は昨年よりも31名増加しましたが,本学修了生からの合格者は2名減っています。対受験者数でみた合格率をみても,本学は11.11%(昨年は14.93%)にとどまっており,決して満足できる結果ではありません。これらの数字が示す厳しい事実を,私たちは正面から受け止める必要があると考えています。
毎日寸暇を惜しんで勉強を続けてきたにもかかわらず,今回残念な結果になった修了生,今回は受験を見合わせた修了生,これらの諸君の悔しさを思わないではおれません。そのような修了生を今後どのように支えていくのか,そして彼らに所期の目的を達してもらうにはどうすればよいのか,さらには現役生の実力をどのように伸ばしていくか,私たちの前にある課題には重いものがありますが,万難を排して前進していかなければなりません。
本学法科大学院は,今年度入学生から定員を減らすとともに,カリキュラムを改定し,GPAによる進級・修了判定(1単位あたりの平均成績値により進級・修了の可否を判定する仕組み)を導入するなど,教育のあり方の見直しを進めて参りました。引き続き,法曹養成に向けた教育の一層の充実を目指して参ります。
今後とも学外・学内の皆様のご指導・ご鞭撻をお願い申し上げます。
2010年9月16日 西南学院大学法科大学院長 横田守弘
以上







