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新司法試験合格者の声

中野 雄也さん

法学未修者コース  2009年3月修了



 私は大学を卒業後、旧司法試験の勉強をしていました。しかし思うように実力が伸びず、今後の進路をどうしようか迷っていたところ、法科大学院制度が発足しました。当初は法科大学院というものの存在について疑問を抱いていたのですが、実際に経験してみないとわからないと思い、本学に入学することにしました。
 入学後、勉強を続けていくうちに、当初の疑問は誤っていることに気づきました。やはりもっとも有益であったのは、先生方の熱心な指導を受けることができたことです。授業はもちろん空いた時間に質問に行ったときも丁寧に教えてくださり、理解を深めることができました。具体的には、研究者教員の方には教科書を読んでいるだけではわからないことについて丁寧にわかりやすく説明していただき、実務家教員の方には実務の視点という自分が今まで触れたことのない新しい視点からの考え方を教えていただきました。また、研究者教員の方と実務家教員の方がそろって行う演習もあり、それぞれの考え方について議論を行う機会が与えられたことは貴重な体験になりました。これらの相乗効果により、基本的知識や事案分析能力を身につけるという司法試験に合格するために必要な実力が養われたのだと思います。
 また、数人で自主ゼミを行う場合には、もちろん学生だけで行うこともありますが、それぞれのニーズに合わせて先生方の協力を得ることもできます。難しい問題にぶつかった場合でも筋道を示してくださり、考える力を養うことができたと実感しています。
 さらに、答案を書く機会も充実しています。文章力は身につけた実力を発揮する上で非常に重要なものですが、答案を書かなければなかなか身につくものではありません。先生方は正規の授業以外に答案を書く多くの機会を設けてくださるので、この文章力を養うことができます。
 このように本学では、学習面において、司法試験に合格することのできる体勢が整えられていますが、その他に、施設の充実も快適な勉強を助けてくれました。図書館には、キャレルが設置されており、勉強しやすい環境になっています。また、自主ゼミを行う場合には空いている教室を借りることができ、集中して行うことができます。
 法科大学院に入学するということは大きな決断だと思います。様々な不安を抱えている方もいらっしゃるでしょう。しかし、目標に向かって努力するという強い気持ちを持って本学で勉強すれば、必ず合格することができると思います。
[2010年10月記す]

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