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新司法試験合格者の声

佐藤 敬弘さん

未修者コース  2008年修了
大阪地方裁判所 判事補 (2010年現在)

先生、事務局の方々に心から感謝

佐藤 敬弘さんの写真

 私は、西南学院大学法科大学院に入学する前は、県の職員として勤務していました。そのため公務員試験の経験がありました。
 しかし、同じ法律科目とはいえ、司法試験はその内容にも難易度にも大きな差があります。したがって、入学直前まで旧司法試験の学習を継続していた同級生と比べると、スタートで出遅れることは目に見えていました。そこで、発展的な知識の量では出遅れをカバーすることは困難と思い、最初の1年目は何よりもまず基礎を固めることを最大の目標としました。
 本学では、1年次に基礎的な知識と問題解決能力の習得のための基礎科目が重点的に配分されており、2年次に法律基本科目の発展と実務基礎科目の学習、3年次に実践的な問題解決能力の習得というように、基礎から学習を始める者にも無理のない緩やかな段階的カリキュラムが組まれています。したがって、初年度に徹底して基礎を固めるのに適した環境が備わっていました。
 入学後初めての定期試験では、論文答案の書き方や試験時間の使い方に苦労し、思うような答案を提出することができませんでした。しかし、担任の教授をはじめ諸先生方に相談し、助言をいただくことで、少しずつ論文答案にも慣れていき、自分が書きたいことを答案に表現することができるようになりました。講義の直後、わからないことは必ず質問しに行くようにし、その時間に教わった内容をノートに自分の文章で書きとめるようにしました。これが効率的な知識の習得につながったと思います。
 2・3年次になると、基礎を踏まえた発展問題を取り扱うようになりましたが、初年度に培った基礎を忘れることなく、「常に基本、常に基本」を心にとめて、講義や演習に取り組んできました。
 その努力が実り、司法試験合格という満足のいく結果を残すことができました。この西南学院大学法科大学院で精一杯努力することが、司法試験の合格さらにはその後の法曹としての活躍に結びつくと信じ続け、日々努力を継続することができて本当によかったと思います。
 このようにして3年間の学習を円滑に進めることができたのは、私のしつこいくらいの質問に対しても繰り返しわかりやすく説明・対応してくださった先生方や、勉強しやすい環境づくりのために全力を尽くしてくださった事務局の方々のお力添えがあったからこそだと思います。
 西南は授業のみならずOH(オフィスアワー)も充実しており、自分が苦手な科目はここで集中的に補強することができました。また、人的サポートに加え、設備面でも飛び抜けて素晴らしい法科大学院棟・図書館を備えています。設備・環境面は効率的学習のための重要な要素です。私はこの厳かな雰囲気と静謐の中で密度の濃い学習に取り組むことができました。
 合格することができた今、3年前の西南への入学は間違いなかったと確信していますし、このような恵まれた環境・サポート体制の中で充実した学習ができたことに心から感謝しています。
[2008年10月記す]

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