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新司法試験合格者の声

鍋嶋 隆志さん

既修者コース  2006年修了

法科大学院も、西南のアットホームな校風が生きている。
多彩なバックグランドを持つ学友と、
楽しく有意義な時間を過ごすことができました。

鍋嶋 隆志さんの写真

 西南学院大学出身である私は、西南の先生方が常に熱心で親切な指導をしてくださることをよく知っていたので、迷わずに西南の法科大学院を受験しました。
 西南の校風は、アットホームであり、法科大学院もその例外ではありません。加えて、先生方の研究室が、学生の自習室である図書館のすぐ近くにあるため、先生方への質問が大変しやすいです。おかげで、勉強中に疑問点が生じてもすぐに解決することができたりもします。先生方に時間の許す限り質問や相談に応じていただいたことは、大変有り難かったです。司法試験に合格したことを先生方に報告した時は、大変喜んで下さり、嬉しかったです。
 私は、学部の時に刑事法のゼミに入ったこともあって、以来、刑事法に興味を持ちました。法科大学院では、それまでに学んでいた理論的なものに加えて、実務ではその理論がどのように活用されているかを、弁護士や検事として活躍されている実務家の先生方から学ぶことができ、より深く理解することができました。
 また、法科大学院では、医師、公務員、銀行員などといった多彩なバックグラウンドを持つ学友たちに会うことができました。それらの学友から、それぞれの経験談などを聞くことができたことも楽しいことでしたが、さらに、それぞれの分野で法がどのように機能して いるのか、問題点としてどのようなことが存在しており、それに対処するためには法律家としてどのようにするべきかという話を聞き、意見の交換をできたことは、大変有意義であったと思っています。
 西南のカリキュラムでは、1年次に基本の法律科目を講義形式の授業で学んで、2年次には、演習形式の授業でそれぞれの科目の理解を深め、3年次の総合演習では、民事法や刑事法といった科目群ごとに具体的な事案を解決する能力を身につけるといったものになっています。これらの授業において、疑問点はまず自分で調べ、六法を引く手間をいとわないといった姿勢で学べば、合格に必要な知識を十分に身につけることができると実感しています。
 新司法試験では、限られた時間の中で、よりよい答案を書けるようになるには、知識に加えて、自分なりに工夫することも必要だと思います。その際には、司法試験が実務家の登用試験として、法の基本的な理解の下に具体的な事案を解決する能力が問われている試験であるということを常に念頭において、考えるとよいと思います。  私の経験からいっても、日々の努力を続けるためには、自分がどのような法律家になりたいかを描いてモチベーションを高め、学友と励ましあうことが不可欠であると思います。
 これから西南の法科大学院で学ぼうとする後輩には、アットホームな雰囲気の中、学友と切磋琢磨して頑張っていただきたいです。
[2007年10月30日]

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