【参考図書】

書籍名:
英語習得の「常識」「非常識」
著 書:
白畑知彦・若林茂則・須田孝司
出版社:
大修館
発行年月日:
2004年

【目次】

はじめに:あやふやな説にだまされないために
第1章:まず母語習得について考える
第2章:学習者の習得順序と外国語の学習法について考える
第3章:学習者の誤りについて考える
第4章:学習者要因について考える
第5章:臨界期仮説について考える
第6章:脳科学からのアプローチついて考える
第7章:簡単に信じない力と研究の面白さ

【レビュー】

この本の著者たちは、私たちが日常生活の中で何となく信じている外国語学習に関する「常識」が本当に正しい根拠に基づいているものどうか検討しています。日頃、新聞や雑誌で「右脳的外国語学習」「数週間で外国語がぺらぺら」というような見出しを目にすることはありませんか。私たちは「右脳的な外国語学習」を経験することはできるのでしょうか。方法さえ正しければ、「数週間で外国語がぺらぺら」と話せるようになるのでしょうか。自分自身の中学校、高等学校での外国語学習の体験を振り返りながら、是非、この本を読んでみてください。現在の外国語教育に関する研究で何が明らかになっており、何が明らかになっていないかを知ると、今、自分にできる外国語学習は何なのか考え直すことができるかもしれません。日夜、英語学習に取り組む英語専攻の皆さんに心よりこの本をお勧めします。是非、読んでみてね。

英語習得の「常識」「非常識」