映画『牡蠣工場』KBCシネマ上映/書籍『観察する男』発売記念 想田和弘トークショー

台本やナレーション、BGM等を排した、自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリー映画を
制作している映画監督・ジャーナリストの想田和弘さん。その作品の多くが国際映画
祭で上映され、最優秀ドキュメンタリー賞の受賞など高い評価を受け注目されている
監督です。その「観察映画」の第6弾で、ロカルノ国際映画祭招待作品として上映され、
世界の批評家やメディアなどから絶賛された作品『 牡蠣工場』が、福岡のKBCシネマ
で2月に上映されることが決定しました。

また同じタイミングで、この『牡蠣工場』が完成するまでの2年間を追い、「観察映画」を
撮る監督を想田監督を"観察"したノンフィクション書籍 
『観察する男 映画を一本撮るときに、監督が考えること』 が出版社ミシマ社より刊行
されます。

この両方を記念して、想田和弘さんをお招きしたトークイベントを1月23日(土)に開催します。

撮影前に台本をつくらず、先入観を持たずに対象をよく観察し、撮影の中で発見したこと
を映画にするという手法や、今回の『牡蠣工場』の制作過程でのエピソードなど時間の許す
限りお話していただきたいと思います。

当日の聞き手は、本学法学部の田村准教授です。

みなさま、ぜひご参加ください。


映画『牡蠣工場』KBCシネマ上映/書籍『観察する男』発売記念 想田和弘トークショー

日 時  2016年1月23日(土) 19:00スタート(18:30開場)
会 場  カフェ&ギャラリー・キューブリック
       (ブックスキューブリック箱崎店2F・福岡市東区箱崎1-5-14
        JR箱崎駅西口から博多駅方面に徒歩1分)
出 演  想田和弘
聞き手  田村元彦(西南学院大学法学部准教授)
入場料  1,500円(1ドリンク付・要予約) ※予約方法は、最下段の参照URLをご覧ください。
主 催  ブックスキューブリック
共 催  西南学院大学学内GP「ことばの力養成講座」
協 力  ミシマ社、KBCシネマ


想田和弘(そうだ・かずひろ)プロフィール
1970年栃木生まれ。東京大学文学部卒業。スクール・オブ・ビジュアルアーツ卒。
1993年からニューヨーク在住。映画監督。台本やナレーション、BGM等を排した、
自ら「観察映画」と呼ぶドキュメンタリーの方法を提唱・実践。
 監督作品に 『選挙』、『精神』、『演劇1・2』、『選挙2』。
 著書に 『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』(講談社現代新書)、
『熱狂なきファシズム』(河出書房新社)、『カメラを持て、町へ出よう』(集英社インターナショナル)など。

■想田和弘監督作品 観察映画第6弾 『牡蠣工場』

舞台は、瀬戸内海にのぞむ万葉の町、岡山県牛窓(うしまど)。岡山は広島に次ぐ、日本でも有数の牡
蠣の産地だ。養殖された牡蠣の殻を取り除く「むき子」の仕事は、代々地元の人々が担ってきた。しかし、
かつて20軒近くあった牛窓の牡蠣工場は、いまでは6軒に減り、過疎化による労働力不足で、数年前から
中国人労働者を迎え始めた工場もある。

東日本大震災で家業の牡蠣工場が壊滅的打撃を受け、宮城県南三陸町から移住してきた渡邊さんは、
ここ牛窓で工場を継ぐことになった。そして2人の労働者を初めて中国から迎えることを決心。だが、中国
人とは言葉が通じず、生活習慣も異なる。隣の工場でも、早くも途中で国に帰る脱落者も。果たして牡蠣
工場の運命は?

ロカルノ国際映画祭に正式招待された本作は、「珠玉の智慧に満ちた映画」「目から鱗の現代日本の姿」
「想田監督の最高傑作」などと、世界の批評家やメディアなどから絶賛された。牡蠣工場という小宇宙に、
グローバル化、少子高齢化、過疎化、第一次、第二次産業の苦境、労働問題、移民問題、そして震災の
影響など、大きな問題が浮かび上がってくる。
 想田和弘が見た世界の「現在」と日本の「未来」とは?

『牡蠣工場』公式サイト: http://www.kaki-kouba.com

*予告篇がこちらからご覧いただけます。


■書籍『観察する男 映画を一本撮るときに監督が考えること』
ミシマ社より1月下旬刊行 1800円+税

レンズ越しに観て、感じ、考えたこと――映画が完成するまでに2年間を追う。
 美しき瀬戸の海。過疎の町にグローバリズムがやってきた。
 「歴史の歯車」が、いま、静かに回り出す。
 小さな世界から垣間見える、グローバルで巨大な問題を扱った観察映画「牡蠣工場」。
そんな「観察映画」を制作する想田監督を、ミシマ社編集部が観察。
メタのメタのような、不思議なドキュメンタリー・ノンフィクション。