壁や困難にぶつかって乗り越える経験は人を大きく成長させてくれます。
西南学院の大学・各学校・園・保育所に学ぶ
学生・生徒・児童・園児たちも日々挑戦を続け、
目標に向かって努力を重ねては目覚ましい成長を遂げています。
壁や困難にぶつかって乗り越える経験は人を大きく成長させてくれます。
西南学院の大学・各学校・園・保育所に学ぶ
学生・生徒・児童・園児たちも日々挑戦を続け、
目標に向かって努力を重ねては目覚ましい成長を遂げています。
竹馬への挑戦を通じて
身も心も成長する園児たち
2023年に110周年を迎えた西南学院舞鶴幼稚園で40年以上前から続く恒例行事「竹馬づくり」。毎年6月、保護者の皆さんが園に集まって年長園児と一緒に竹馬を手作りします。好きな色や飾りで彩られた、世界で一つだけの竹馬を前に喜びを隠せない様子の園児たち。中には、できたそばから竹馬に乗り始める園児もいます。10月に行われる「秋の会」でのお披露目に向けて練習を重ねていきますが、全員がすぐに乗れるというわけではありません。運動の得意・不得意や上達速度も人それぞれ。先生たちは、園児たちの気持ちが向いて自主的に練習する経験を大切にしようと優しく見守ります。
毎年、早く乗りこなせるようになった園児が周りの友だちにアドバイスをしたり、お互いに励まし合ったりする姿が園庭のあちらこちらで見られるように。これこそが竹馬活動の醍醐味です。苦手なことや自分の目標に向かって一生懸命に取り組む努力や友だちと切磋琢磨する経験は、身体面だけではなく精神面の成長にもつながります。身も心もたくましくなっていく園児たちの表情は、喜びや自信に満ちていてとても輝かしく見えます。
海外の生徒たちと
交流をする中で視野が広がり、
自分の成長を実感
公募により選抜された日本人メンバー18名に見事選ばれ、2022年7月24日~30日に行われた「アジアサイエンスキャンプ2022」にオンライン参加した西南学院高等学校3年生の田代英華さん。ノーベル賞受賞者による講義や海外の生徒とのディスカッションによって、自身の視野が大きく広がったそう。「これからも挑戦を重ねて自分を成長させていきたい」と話してくれました。
読書感想文全国コンクールで
福岡県特選に!
国語が不得意でも諦めずに挑戦
西南学院中学校2年生(当時1年生)の木室湊太さんが書いた「海を見た日」の感想文が「第68回 青少年読書感想文全国コンクール」の福岡県特選に選ばれ、中央審査会(全国コンクール)に進みました。「国語は苦手」と話す木室さんですが、「主人公になりきることと、登場人物の視点に立つことを大切にした」と言います。
みずみずしい感性で
立ち上がったプロジェクト。
実現できる日まで
チームの挑戦は続く
知的探求心に溢れる学生の取り組みやアイデアを支援する西南学院大学の「学生創発プロジェクト」。2023年度に採択されたうちの一つは、子どもの声に耳を傾け、教育現場に落とし込んでいくことを目指す「津和野町およびパリ市との教育架け橋プロジェクト」です。チームリーダーの西南学院大学外国語学部外国語学科3年生の井上佳音さんは「これは入り口に過ぎない」と挑戦を続ける意欲を見せました。
一人ひとりの努力が
大きな成果へとつながった文化祭
西南学院中学校・高等学校の文化祭が2023年7月14日・15日に開催されました。コロナ禍からの再生とにぎわいが戻るようにとの願いが込められた今回のテーマは「再声」。「感染対策はしつつも、みんなが声を出せる活気のある文化祭に」という生徒会の思いから、今年は地域の皆さんに協力を仰ぎ、初めて西新商店街の飲食店の物販が実現しました。各クラスの文化祭委員は商店街で人気の店舗に連絡を取り、文化祭で商品を出してもらえるよう交渉を重ねたそう。文化祭委員のメンバーは「慣れない挑戦に大変さもありましたが、クラス一丸となって挑めました」と振り返ります。7月15日には3年ぶりに一般入場も解禁し、「再声」というテーマ通り、生徒のご家族や地域の方々の来場も多く、喜びの声が響き合った思い出深い2日間となりました。
西南学院舞鶴幼稚園の
恒例行事「合宿保育」。
寂しさを乗り越えた
先にある達成感
西南学院舞鶴幼稚園では年に一度、合宿保育を実施しています。多くの園児にとって家族と離れてお泊りするのは初めて。中には不安や寂しさをこらえきれずに涙を流す子もいます。しかし、料理や買い物、花火など、仲間と一緒に話し合って、考え、決める経験によって得られる達成感は大きな成長につながります。合宿保育後には「身の周りのことを自ら進んでするようになった」と園児の変化に驚く保護者も多いそうです。
さまざまなことに挑戦する
学生・生徒・児童・園児を応援すべく、
西南学院もチャレンジを続けています。
小学校ランチルーム再開
西南学院小学校は、2023年4月からランチルームでの1・6年生合同ランチを再開しています。6年生の応援で苦手な食べ物を克服できた1年生もいて、異学年交流の大切さを改めて実感します。
小学校教育実習
「母校で実習がしたい」という卒業生の希望を受け、西南学院小学校では2回目となる教育実習を実施しました。フレッシュで何事にもチャレンジしようとする実習生の姿に、より活気ある教育現場となりました。
私たちは、家庭と連携を図りながら園児のそれぞれの発達段階に応じた保育を行い、一人ひとりの成長を見守っています。
0~2歳児クラスでは「育児担当制」を取り入れています。
子どもは、いつも同じ保育者が同じ方法やテンポで援助することで安心感を抱き、自分の気持ちや身体などを理解し、必要に応じて援助してくれる保育者との愛着関係を結びます。そのため、集団生活の中でも保育者と1対1で親密に関わり合う場や時間を持つことも大切にしています。そして、その保育者との関係が基盤となった安心の基地を土台に、自分の世界を広げていきます。日々の生活や遊びによって主体的に取り組む経験は、子どもが成長し発達していく真の力となります。子どもたちが、新しい場、もの、事柄に出合い、自ら働きかけ、うまくいかなくても何度も挑戦して取り組む意欲こそが、新たな経験を生み、心身の豊かな発達につながっていくことでしょう。