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入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 栗原 詩子 教授

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教授の研究

国際文化学部は、その名前の通り「文化」を学ぶ学部です。ただ高校の日本史や世界史と大きく異なるのは、文化を「越境」の視点で学ぶということです。文化が国境や地域、時間を越えて広がる中で、どのようなコミュニケーションが育まれ、どのように融合もしくは淘汰されているのか。その境目に立ち、文化が変化する過程や相違点、類似点などを考察し、異文化への理解を深めていきます。

 この越境の視点を学ぶ対象の一つに「映像」があり、映画やドラマ、CM、ニュースなどの映像にも色々な「越境」が存在しています。

 例えば、動物が主人公の物語では、人間的な行動パターンと動物的な行動パターンがブレンドされています。代表的なものがピーターラビットの絵本シリーズやアニメーションの「トムとジェリー」です。容姿はネコとネズミなのに、二足で歩いたり、洋服を着てオシャレをしたり。また、動物の世界では捕食関係なのに「なかよくけんかしな」と友人のような関係性を強調し、本来は越えられない境界を越境した世界を描いています。

 このありえない世界を成立させているのが大胆なカメラワークやワクワクするBGMといった表現手法です。人間らしさと動物らしさがミックスした違和感をコミカルに表現することで、観ている人を楽しませるまでに昇華させています。

 こうした映画やドラマのフィクションに使われる表現手法は、事実を伝えるニュースなどのノンフィクションでも多用されています。例えば、悲しいニュースを伝える際、重々しいBGMを流して悲しみを増幅させる表現手法はしばしば用いられています。

 しかし、事実を報道するマスメディアが、フィクションのような過剰な演出によって視聴者の感情にアプローチすることは、場合によっては事実のとらえ方を歪めたり、無意識に偏見を与えたり、印象操作してしまうことも否定できません。

 事実の本質は何か。ここを見誤らないためには“無意識”にキャッチしていた情報や印象を“意識化”することが重要です。そのための方法が「越境」の視点なのです。当たり前と思っていたことが、実は当たり前でない。越境の視点でニュースを観てみると、その出来事に対する感じ方が違うはずです。

 国際文化学部では、異文化理解の心を育み、グローバルな視野を身に付けることを目指しています。単に異文化を知るだけでなく、違いも含めて受け容れて尊重する。「越境」の視点は、異文化と向き合う姿勢を育ててくれます。無意識に身に付いた思い込みや偏見に気づくことで、世界の見え方が大きく変わります。ここから生まれた異文化理解こそ、文化の違いを越えるコミュニケーション力なのです。

国際文化学部 国際文化学科
栗原 詩子 教授

新たな一歩を進む君へ

西南学院大学では様々な言語を学ぶことができます。言語は、文化をつくる大切な要素であり、言語の特徴を知ることはその言語圏の特徴を知ることでもあります。ぜひ言語を通じて、多様な文化や価値観に触れ、世界を広げてください。

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