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入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 日原 広志 准教授

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教授の研究

みなさんは「聖書」にどのようなイメージを持っていますか?「イエス・キリストの教えが記されている、クリスチャンのための書物」と思っている人が多いのではないでしょうか。

 実は、聖書はクリスチャンに限らず、他宗教の人、宗教を持たない人にも読まれている世界のベストセラーなのです。では、なぜ聖書は宗教を超えて多くの人に読まれているのでしょう。

 聖書は、イエス・キリスト誕生以前に書かれた「旧約聖書」と、イエスの死後に書かれた「新約聖書」の二つから成ります。「聖書の神の愛の真髄を輝かせたい」と教えを広めたナザレのイエス自身にとっての聖書は、当然ながら旧約聖書だけを指します。

 では、旧約聖書には何が書かれているのでしょう。それを象徴的に表しているのが旧約聖書の別名「ミクラー」(ヘブライ語で「読むこと、聖書、朗読」の意)です。「ミクラー」という言葉の原意は「叫ぶ、呼びかける、声に出す」です。そして聖書はまさに「人々が神に叫び、神から応答してもらった出来事」「神が呼びかけ、人間が応答した出来事」が記されています。つまり、旧約聖書とは人間と神との“対話の歴史”“スキンシップの歴史”なのです。

 ここで興味深いのが、旧約聖書の中で神が届ける言葉に矛盾が存在している点です。ある時は愛せ、ある時は憎めといい、ある時は殺せ、ある時は守れという。しかしこの矛盾は、異なった時代、異なった地域、異なった社会に身を置いた人間に対し、神がその都度リアルタイムに状況に即して関わり続けているためです。

 そしてこの矛盾こそ、旧約聖書が多くの声に耳を傾け、心を開いている証であり、読み手として全ての人が招かれていることを意味しています。実際、旧約聖書の中には、ラブソングやポエムもあればことわざ集の「箴言」など、世界の誰もが“あるある”と共感できるメッセージや言葉が多く語られています。そして旧約聖書の流れを汲む新約聖書もまた、全ての人に開かれており、時代を超えて得られるものが多くあります。それゆえに聖書は、世界のベストセラーとして親しまれているのです。

 聖書を学ぶこと、神学を学ぶことは、時代や社会を見る目を養うこと、そして自分自身の人間性を深く、大きく育てて行くことに繋がります。人間と、世界と、歴史を知りたい。自分自身について深く知りたい人は、ぜひ神学部へ。人生を切り拓く力となる「自分の軸」が見つかるはずです。

神学部 神学科
日原 広志 准教授

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主体性を磨く留学やボランティア、学びを支える図書館など、西南学院大学には、一人ひとりが自分の輝きを見つけ、放つ環境に満ちあふれています。それを活かすかどうかは自分次第。ぜひ夢中になれるものを見つけ、自分らしく輝いてください。

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