西南学院大学
メニュー
language
検 索
  • Facebook
  • Twitter
  • YouTube

Seinan, Be True to Christ

西南学院大学

入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 市東 亘 准教授

公式SNS
入試課SNS

教授の研究

コンビニや飲食店、衣料品店、銀行など、今はあらゆる業種でデータが生まれています。こうしたデータを生かし、ビジネスにどう結びつけていくか。多くの企業がデータの有効活用に関心を高める中、「データ・サイエンティスト」という職業が注目を集めています。
 データ分析といえば、ヒト型ロボットPepperで話題の人工知能(AI)が得意とする分野です。データ・サイエンティストは、こうしたAIや機械学習と呼ばれる手法を駆使してデータ分析を行います。一方、経済学もデータ分析を得意としています。
 では、データ・サイエンティストと経済学、両者の分析はどこが違うのでしょう。それは、「因果関係」を求めているかどうかです。データ・サイエンティストの場合、膨大なデータから「分類」や「相関関係」を用いて、「Aが観察される時、Bが生じる」という予測を行います。その予測に理由は存在しません。対して経済学では、「因果関係」を大切にしたデータ分析を行います。「Aだから、Bが起こる」という原因と結果の関係、つまり「なぜ」に着目して結果を導き出します。
 現在、ビジネスや政治など実践的な場で行われているデータ分析は主に「相関関係」に基づいた予測です。しかし、それは時に誤った判断を導くことがあります。その昔、ウイルスが原因の病気「ポリオ」がアメリカで大流行した際、「ポリオの原因はアイスクリーム」とされていたことがあります。その根拠となったのが、「ポリオの発症数の増減がアイスクリームの販売量の増減と完全に比例している」ということでした。ところが事実は,夏に発症しやすいポリオとアイスクリームの消費時期が重なっていただけのことだったのです。この根拠のない証拠を理由に、当時のアメリカではアイスクリーム業界が叩かれたそうです。このように2つの事柄に「原因と結果」の関係、すなわち因果関係があるかを正しく見抜けなければ、根拠のない通説に振り回され、有益な結論を導きだせないこともあるのです。
 経済学は、人間と社会の「なぜ」を探求する学問です。人工知能や機械学習に代表されるデータサイエンスに、経済学のデータ分析手法を合わせもってすれば、もっと深い分析ができ、社会やビジネスを良い方向に導くことができるはずです。そこに経済学部でデータ分析を学ぶ意味があり、「なぜ」を解き明かす経済学の面白さがあるのです。

経済学部 経済学科
市東 亘 准教授

新たな一歩を進む君へ

大学は社会に出る前、最後の4年間です。「これで身を立ててやろう」というAmbitionを持って、ぜひ学んでほしいと思います。西南学院大学にはその環境が充分に揃っています。好奇心に満ちあふれた人こそ、ぜひ西南学院大学へ!

SEINAN PEOPLE 一覧はこちら

公式SNS