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入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 山元 里美 准教授

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教授の研究

文学部が専門的に扱っているもの、それは「言葉」です。最近は、TwitterやFacebookなど言葉を発信するメディアが増えてきました。その多様さから、新聞やテレビ、雑誌を指す「TraditionalMedia(伝統的なメディア)」と、TwitterやFacebookなどの「SocialMedia」を合わせて、「Tradigital Media」という新しい言葉も生まれました。
 そんなTradigitalMediaの影響が大きくなっている今、言葉の影響力も昔と比べものになりません。何気なく発した言葉が意図しない解釈をされ、思ってもみないトラブルが起こるということも。どんな状況で、どんな人に向けて、どんな話をするか。たとえ、不特定多数に届ける言葉であっても、コミュニケーションは「人対人」です。言葉が届く先をイメージすることは、日本語でも英語でも大切なことです。
 ただし、日本語と英語では大きな違いが一つあります。それは、「階級」「人種」という社会的背景が、英語という言語に大きな影響を与えているということです。あらゆる人種と民族が集まるアメリカでは、TradigitalMediaで用いる言葉や表現次第で政治や経済を動かすこともあります。
 その一番わかりやすい例が、ドナルド・トランプ氏とヒラリー・クリントン氏による「アメリカ合衆国大統領選挙」でしょう。二人の英語の違いが如実に現れています。
 まず、ヒラリー氏の英語は「AcademicEnglish」といわれ、大卒のエリート階級の人が専ら使う英語です。文章の構成がしっかりしていて理路整然。言いたいことがトップに来て、具体例を紹介し、ところどころにニュアンスの違う言葉を散りばめて、最終的に結論に持っていく。テレビやTwitterであっても、きっちり練られた原稿のような表現をしています。
 一方のトランプ氏は、簡単な言葉と文法を用いた親しみやすさが特徴です。「GoodJob」「Thankyougoodwork」のような短縮形の表現が多いのもヒラリー氏との違いです。また、男性のプライドをうまく持ち上げる表現をTwitterやテレビ討論会などでも徹底しました。その結果、オバマ政権やエリート層に不満を抱えていた白人労働者階級の心をぐっとつかみ、誰もが予想しなかった結果を導きました。
 言葉の持つ力は、私たちの想像以上です。言語を学ぶ上で、その言語や言葉が生まれた社会的背景を、文化や歴史、文学を通して理解することはTradigitalMediaの時代においてとても有意義なことであり、より深いコミュニケーションを育んでくれます。そうした深く、広い語学と言葉の学びを習得できるのが本学の強みです。ぜひ、一緒に言葉の素晴らしさを学びましょう。

文学部 外国語学科英語専攻
山元 里美 准教授

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大学は好きなことに没頭できる時間がたっぷりあります。ぜひ西南学院大学で「これ!」という好きなことを見つけてください。そして、それを諦めずに続けてください。きっとそれがあなたを支える将来の指針となるはずです。

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