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入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 片山 寛 教授

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教授の研究

神学部で学ぶキリスト教は、西欧文化の根源となる宗教です。多くの人がなじみのないものと思われますが、時としてキリスト教は私たちに学びを与えてくれることがあります。例えば、その一つが「環境問題」です。
 ヨーロッパでは19世紀初めに起きた産業革命をきっかけに、大気汚染や森林破壊など深刻な自然破壊が引き起こされました。しかし、現在のヨーロッパは非常に厳しい環境保護に関する法律を定め、日本よりもはるかに進んだ環境対策を行っています。実はその背景にあるのがキリスト教の思想です。
 キリスト教では、人間も自然も神が創ったものであり、人間は神から自然の管理を託された「この世界の庭師」であると考えられています。13世紀の聖人フランチェスコもまた人間と自然の関係について次のように例えました。「Brother Sun, Sister Moon.(太陽は私の兄であり、月は私の姉である)」。つまり、自然を壊すことは兄弟を殺すことと同じであり、人間には環境を守る責任があっても、支配することはできないというキリスト教の思想がヨーロッパには息づいています。
 もちろん、日本でも自然は守るべきものだという思想が大切にされています。しかし、ヨーロッパと異なるのは、日本では自然を「父」や「母」のように甘えられる存在と捉えていることです。仮に人間が自然を汚したとしても、どこかで自然自身が自己回復してくれる。そういった甘え、依存をどこか感じてしまうのです。確かに、自然は自己回復する力を持っています。しかし、その力は長年の環境破壊により限界に来ているといっても良いでしょう。自然が悲鳴をあげている今だからこそ、キリスト教を通して自然を考えてみることで、自然と共生する意味、自然への愛おしさが見えてくるのではないでしょうか。
 「キリスト教はクリスチャンのための宗教」と思われることがよくありますが、決してそうではありません。世の救いのためにキリスト教は存在し、信者であろうとなかろうと、神の言葉を語りかけるのがキリスト教です。時折、「キリスト教を学ぶ意味は何ですか?」と尋ねられることがあります。その答えを導き出すことは大変難しいことです。しかし、ただ一つ言えることは、人が幸せになるためにキリスト教はあるということです。そして、学問は何か別のもののための道具ではなく、学ぶことそれ自体が幸せにつながるのです。それはキリスト教も然りです。幸せな人になりたいと思う方、ぜひ神学部で私たちと一緒に学びましょう。

神学部 神学科
片山 寛 教授

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