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入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 ヒラルド・ロドリゲス 講師

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教授の研究

国際文化学科では、様々な国の歴史や文化を学びながら、異文化理解を深めていきます。そこで、私の母国「キューバ」を題材に異文化理解について考えていきましょう。

 実はキューバという国は、様々な人種によって形成された国家です。かつては先住民族が暮らしていましたが、16世紀にスペインに征服された後、強制労働やヨーロッパから持ち込まれた疫病により、先住民族のほとんどは絶滅してしまいました。そのため、現在キューバで暮らしているのは他の土地からやってきた人種とその混血の人たちです。主にはスペイン人などのヨーロッパ系白人、労働者として連れてこられたアフリカ系黒人や中国人、フィリピン人。さらにユダヤ人や戦前に移民した日本人など、実に様々な人種が暮らしています。

 しかし、これだけたくさんの人種が共に暮らすのは簡単なことではありません。文化の違いなどから紛争や人種差別も生まれました。そうした中で、人々は長い時間をかけて、異文化と同化する生き方や、異文化を隔絶し自分たちの文化を守る生き方など、異文化との関わり方を模索しました。その結果、キューバでは多様な文化が生まれ、同時に混交した人種が増えていきました。

 こうしたキューバの人種と文化の歴史を通じて、私たちは異文化を理解するために大切なことを学ぶことができます。それは、すべての文化はハイブリット(異種を組み合わせたもの)であるということです。キューバは極端な例かもしれませんが、文化というのは外からの影響を受け、混じり合いながら新たな文化を生みだしています。

 また、「文化のハイブリッド」は、「人種」にも当てはまります。もともと人類の起源はアフリカに誕生したホモ・サピエンスです。このホモ・サピエンスが世界各地に散り、ハイブリッドを重ねながら、今日の多種の人種が生まれました。つまり、すべての人種はホモ・サピエンスひとつであるといえるのです。現在、世界で起きている戦争の多くは人種差別が原因です。しかし、人類はひとつ。同じであると認め合うことができれば、戦争を防ぐ第一歩になると私は考えます。

 さらなるグローバル化が進む今後、異文化と接する機会はますます増えていきます。その国の歴史や文化の成り立ちを理解し、受け入れることで、より深く異文化コミュニケーションを図ることができます。国際文化学科では様々な視点から異文化を理解する学びを用意しています。ぜひ多彩な学びを通じて、国際人としての素養を身につけてください。

国際文化学部 国際文化学科
ヒラルド・ロドリゲス 講師

新たな一歩を進む君へ

本学は、非常に国際色豊かです。様々な国籍の人と交流することで、異文化理解への扉が開かれます。自分の価値観を広げるのはもちろん、グローバルな社会で生きる力を養う貴重な経験を与えてくれるでしょう。

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