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入試課 > SEINAN PEOPLE :教授の研究 金丸 英子 教授

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教授の研究

 

「宗教を学ぶ」と聞くと、「難しそう」と身構える人もいるかもしれません。でも、実は宗教は私たちにとって非常に身近な存在で、宗教を学ぶことは「自分が誰かを学ぶこと」と私は考えています。

 私たちは社会の中で色々な人と関わりながら、「自分」という人間を生きています。その「自分」を取り巻く人間関係や周りのできごとに対して、どんな風に考え、どんな風に受け止めているかを知ることで、「自分」という人間を学んでいきます。自分と他者、自分と外界の関わりを通して自分自身について知ってゆきます。その学びの先に「自分を持つ」という自己の確立や、「個性」「自分らしさ」を育むことにつながるといえます。

 こうした自分を知る、自分を持つことの対極にあるのが、アニメ「千と千尋の神隠し」に登場する「カオナシ」ではないでしょうか?カオナシは、その名前の通り、無表情で自分の考えや言葉を持ちません。誰かと関わりたくても、モノで釣ることでしか相手と関わることができません。しかし、そのカオナシも「お前はここにいな。私の手助けをしておくれ」と銭婆に言われると、喜びの表情を浮かべます。初めて人に必要とされ、自分の居場所を見つけることができたからです。

 私たち人間が生きていくためには、そのような「居場所」が必要です。居場所は人と出会い、絆をつくる場でもあります。「自分はここに居てもいいんだ」と思える場所を持たないのは、とても生きづらいことです。同時に、不完全でも「自分を知る」「自分を持つ」という姿勢が大切です。「宗教」はその時に役立ちます。

 宗教には人間や物事の意味や価値を探究する役割があります。

 神学部では、聖書を通して自分の存在を考えてゆきます。「自分」を知ることができれば、他の人と考え方や価値観が違っていたとしても、ありのままの自分や隣人を許容し、それを喜べるでしょう。自分の弱さを知ることで、他者の弱さや、痛みに寄り添うこともできるでしょう。神学部の学びが、このような自らを豊かにする糧を探すきっかけになればと願っています。

神学部 神学科
金丸 英子 教授

新たな一歩を進む君へ

4年間は長いようであっという間です。色々なことに挑戦し、体験することで、「自分」という人間を知り、自分の可能性、自分の世界を広げることができます。ぜひ本学で実りある4年間を過ごしてください。

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