2011年6月22日

*ビデオ鑑賞後、記入18分、提出。
*番組登場の一般社員の方は原則イニシャル化。

ゆずこしょう
従業員の評価基準は年々厳しくなっていて、経営者側からしたら有能な人を効率的に使えるが、雇われる側にとっては安心して働けない時代なのだなと思った。

「安心」の言葉の内容にもよるけど、それでも世の多くの人はちゃんと働いているわけで。


匿名
私は本動画を見て以下のように思った。まず、社内公募制については、非常に良い制度だと思えた。自分のしたいと思う仕事を行うのが理想であり、本制度はその理想の実現に近づける制度のように感じた。実際、本動画のFさんは、自分のしたいと思える仕事に従事できた。その反対に、NECバイタルスタフに出向された人は、自分のしたいこととはかなり離れた仕事に従事するはめになった。それ故に、2人も退職したのだろう。だから私は就活の際は、待遇より、したい仕事に就職しようと考えた。

多くの人に共通する感想だが「したい」仕事ってなんだろう?「したい」ことってなんだろう?Fさんだって自分がどんなことをするのかわかりきって応募したわけじゃない。

つむじ
この映像を見て、現実の厳しさを痛感しました。慣れ親しんだ仕事からの人事異動は自分の意と反して行われ、今までがバカらしく感じられることもあると思います。疑問に感じたことは出向に選ばれる人の基準が分からなかったです。自分の考えでは、中高年はある程度仕事に精通していて、成果を出す人はとても必要な人材であるはずです。

一応、中高年だからあの人らは出向に回されたといっておくが、それがあなたの疑問に答えてないことは確かだ。中高年でも本社に残り重役室でのインタビューで“個人”、“競争”、“厳しさ”を語る人がいたわけで。「基準」がわからない−これは人事(配置・異動)においてついて回る問題なんだよね。

今日はサッカーだ
初めてリアルな現場を見て、特に工場に異動させられた人たちが可哀想に思えた。望みの会社に就職できても、先でどうなるか分からないという不安が、今後の就職活動にまとわりつきそうだ。確かウチのパソコンもNECだった気がする。ただ呆然と大きな市場シェアを持つ企業としか知識が無かったので、このような進展の歴史を知れてよかった。自分はコンピュータ関連はサッパリなので、ネット関連にも正直興味はない。だが、ネットをどう社会に組み込ませていくかという活動には携わってみたいと思った。

まったく個人的な話で恐縮なのだが日本プロサッカーリーグのJ1.5所属のアビスパ福岡は内容はどうであれ試合前から負ける事が前提になっていて90分終わればやっぱり負けたということを10節以上繰り返しているので悔しいとかそういう感情はすでにない。クラブは昇格する気がない(昨年)残留する気がない(今年)なんでかというと金がない(昨年と今年と来年)という姿勢を明確にしているもんだから文句をいう気すらない。シーズン前から降格の最右翼だったのだがそれにしても一口に降格と言っても先につながる降格ともっと低いレベルの降格の違いがあるんじゃないかということに気づき始めたのが新しい発見といえば発見である。

中田マン
時代の変化にともなうインターネットの普及により、厳しい人事異動が数多く見られた。急な仕事の変化で心身とも疲れが出る45〜50歳の中高年の人達にとってはかなりつらかったと思います。

インターネット=厳しい人事異動というつながり方がシュールだ。

新しい事業に踏み込むためには配置転換が行われ、その中には、社内公募制のような、やる気を出して働けるようなものと、社員には厳しいものがあることがわかった。新しい部署を作ったときに、これまでの事業に関わっている人をどう配置するかというのは、今後も大きな問題となっている。

あんまりわかってないでしょ。

ペンネーム
今のこの時代は就職難だと言われているけど、10年前でも当然仕事に対する厳しさというものはあるんだなと感じました。郊外の倉庫で働いていたOさんやSさんの様子を見ると、とてもつらそうで「あおいくま」のスローガンをたててなんとか自分たちをふるいたてようとしているんだなと思いました。通信機器・コンピュータの分野では、インターネット事業へシフトしていたり、モバイル・インターネットが重要になってきていて、あたらしい分野に挑戦していくことが企業や個人にとって大事なことなんだろうと思いました。

言葉でわかったような気になっている段階からリアルな世界で定着できるまえかなり距離があるからこれからの人生色々な出来事があることを覚悟した方がよい。

ニラピー
NECがモノ作り重視からインターネット事業へ転換するということで、新たな事業への転換は外部から見ると華やかな感じがするが、実際に現場で働いている人の間でチャンスとなる人もいれば、哀れな結果となる人もいて、どちらにしても厳しいということに変わりなく、皮肉な面がたくさんあったので驚いた。配置転換というのはしっかりポストが用意されているというイメージがあったのだが、このなかでは、慣れない作業で、しかも中高年には特に厳しい肉体労働だったので言葉を失ってしまった。

今回の番組で「配置転換」、「出向」のリアルさを感じたという感想が目立った。これまでの中でも目立ったほうだと思う(私の記憶はあまりあてにならないのだが)。とくに「しっかり〜用意」というイメージは正直だと思う。そう、自分の登場は必ずしも新しい場にウェルカムとは限らないのだ。

今日は休み明日はバイト。
今回、ビデオを観て、一番に感じたことは、やはり昔のような年功制は崩壊し、成果主義が導入され、使えない人は切られるという厳しい時代になっているということだ。工場に出向させられた人たちは、今まで定年まで本社で働けると思っていたのに急に異動を命じられて相当ショックだったと思う。インターネットビジネスは常に新しいアイデアが求められるので難しい仕事だと感じた。リアルな現場の状況を見ることができたので働く大変さを知ることができた。これから就職活動に生かしていきたい。

過去に数少ないながらも君たちの先輩たちの就活を見てきて得た教訓の一つに、概念や出来事や人に対して自分なりのリアリティーを持てるかどうかの違いが大きいということがある。

なし
今までははっきりしなかった個人の成績が数字が明確になることで明らかにされるようになった。評価される側からすれば恐ろしいかもしれないが、成績の悪い人は、現実を直視し、自らの数字を見直すべきだ。その上で、自分の長所短所を把握し、生産性を上げないと企業にとって必要な人ではなくなる。数字で評価されるなら、その数字を利用すればよいのだ。会社は生産性と賃金で従業員を評価するので、賃金の高い中高年はリストラ、出向の対象になりやすい。

“数字の評価”にリアリティーを感じたようだ。正直な感想としてよいと思うし一般的な受け止め方である。しかし変である。企業はそもそも数字(売上げ、利益などなど)を達成することを目的にするものだ。そこで働くものがなんらかの形で“数字の評価”から無縁でありえないはずだ。なんでこんなギャップが生まれてしまうのだろう?そこに日本的雇用の一つのカギがあると思う。

Jin
この頃のNECは事業の大きな変革期なので若い人が台頭し、中高年は出向などを行わせたことが紹介された。このことで中高年の人々は今までの勤続年数とか関係なく、全く違う仕事をさせられるのだからつらいものがあると感じた。出向した人たちは顔に生気がないように感じた。若い社員たちは、実績で上に昇っていけるので一人一人が自分のために頑張り、それが会社の利益になると思った。このことから僕自身は、使われるより使う側になりたい!!と思った!!!新卒も今年とは全く違い、会社も社会自体もうらやましいものだと思った!!

若い人もそのうち中高年になるんだけどね。


NECの事業シフトをインターネット関連にシフトしたことで1万人もの従業員が配置転換が行われるなんて当時の人は驚きが大きかっただろうが、今のインターネット関連事業をみてみると1万人で足りるかと思うくらいである。しかし労務管理の点においては、いきなりのシフト変換は大変で選考も難しかったと思う。希望を取ったり無理やりいかされたり、様々な人はいたが、日本の企業では、しかたないかと思う。

番組中に“インターネット関連の売上げ比率を2年間で20%から50%に引き上げる”という目標が紹介されていたが、あんな巨大企業でそんなに急激な構成変化が生じるなんて普通ありえないんだよね。細かい所を見ているとけっこうつっこみどころあります。


・1万人の配置転換・出向の実情は厳しいものだと思った。

そうですね((c)いいとも)。


配置転換や出向を余儀なくされている人達を見ると心苦しく、悲しい気持ちにさせられました。しかたがないことかもしれないけれど、NECに入社してきた当時は、考えもしなかった仕事だと思います。最新技術を使ったビジネスを行うとなると、やはり、若い世代が戦略となります。今から働き出す人は、その技術を覚えればいいですが、今までの技術が通用しなくなった人達にとっては厳しいことだと思います。特に情報処理関係の技術は、がらっと変わってしまうことが多く、一度覚えたことが通用しなくなってしまうことが多いと思います。Fさんのように31歳の人は入社からよりも、定年までの方が長いので、新しい世界に飛び込んでも、以前は営業職なので、溶け込みやすいのではないかと思います。しかし、定年が近い社員の人にとっては、受け入れづらい現状だと思います。

一企業で30年も働いていれば仕事が変わるということは覚悟した方がいいのだろうね。とくにメーカーの場合。ただ新しい技術といってもそれに適応できるよう勉強しつづけないといけないしそれは少なくない人がやっている。しかし“できない”と決めつけたらその時点で終わり。決めつけるのが本人なのか側なのかはさまざまだが。


急激な社会変化に伴い、企業も事業転換で対応していく中で、便利な世の中になるのに対し、人々は成果主義などの競争社会でゆとりがなくなることを実感しました。このビデオは社会変化のまっただ中の人々のとまどいや苦悩についてでしたが、安定した長期雇用や年功序列が当たり前であった時代から短期的に見る個々の能力・業績が重視される成果主義へ変わっていく様子を見ていると、人間にとって、便利な世の中にするために人々が競争しあうことと、従来の安定した雇用ではどちらが良い社会なのかよくわからなくなりました。しかし、人材公募によって人員を確保する方法は良いと思います。特に、部署の上司にも言わないところはやる気のある人や公募先に適した能力のある人が来やすい要因であると思いました。

“安定した時代”−そんなのあったのかな、という疑問はある。あの番組で一つの焦点となったSさんやOさんたちが働いてきたのは会社が右肩上がりというある意味でラッキーに恵まれた時代である。あの会社では。しかし同時期に産業構造の転換によってリストラに迫られた業種や企業や労働者はいたんだよ。

50代半ばにもなって出向は精神的にも肉体的にも大変だなあと感じた。しょうがないことかもしれないが、とてもかわいそうだと思った。

少なくともSさんは50歳を目前にしてフルマラソンを走りきる基礎体力はあるのだがなw


出向といっても、職場が変わるくらいのイメージしか持っていなかったが、実際はもっと厳しい現実があるのだとわかった。何年も勤めて、企業に貢献してきた中高年の方々は退職しても、後がないと思うし、仕事内容の差が大きければ時間が若い人よりも多くかかってしまうと思う。仕事意欲の低下は仕方がないことであると思うが、社員のモチベーションを上げる方法が重要だと感じた。成果主義については、目標を達成できた人とできなかった人の給与差が1.6倍と聞いて驚いた。これは、社員間で意欲の差が生じるのではと思った。

つぎの能力開発の章の話題になるのだが、異動、配置転換を合理的なものとするには、仕事内容、スキルの共通性があるもの近いもの同士の間で行われるべきというのがセオリーである。そこから外れるには別途理由を求めねばならない。「成果主義」について補足すると、“1.6倍になった”といってるのではなく“(制度上)1.6倍になる(こともある)”というのが正確な所です。

おかわりくん
インターネットが普及したことで、大企業の経営方針までも動かしてしまう時代の変化は恐ろしいと思いました。同じ配置転換でもFさんのように公募制で引き抜かれた人たちは活気があり、期待も大きく感じましたが、Oさん、Sさんのように出向で集められた人は中高年が多いということもあり、体力的にも精神的にも厳しく重々しいと思いました。どんなに大企業でも時代には逆らえないと思うと、今後の進路なども慎重に考えたいと思います。

就活の参考にという意見もちらほらあったが、あの会社ですらあんなことが起きるという事例を見せられてどんなキャリア構想が導かれるのか興味のある所である。

新幹線
社会が変われば企業が変わり、企業が変われば社員が変わる。巨大企業でも社会の流れには逆らえないんだなぁと思いました。また、Fさんのように良い意味で部署異動する人もいれば、OさんやSさんのように、中高年ばかり集中したとこに異動させるなど、せちがらい世の中ですね。あと、先生、Oさんが荷物まとめるの見てニヤニヤしすぎでしょう。

失礼しました。あのときは; 荷物をまとめる→机一つ分か→大学の先生だと研究室まるごとだから大ごとなんだな→そういえば去年も××学部の○○先生も引っ越しが長引いたな〜→そういえば○○先生て天然が入っているというか楽しい人だったな→笑
…… n(_ _)n

匿名
インターネット事業にシフトすることで、巨大企業での大規模な配置転換が起き、、職場や社員は複雑な気持ちになると思いました。人事制度の改革(人材公募制)によって配置転換されたFさんは、NECの最先端技術に興味があって、活躍を期待され新しい分野にチャレンジする意欲があったと思います。それに対して、NECのバイタルスタフに配置転換されたOさんはデスクワークから体力を使う仕事に変わって気持ちのきりかえや新しい技術を覚えられるか不安で心身ともに沈んでおられたと感じます。でも、真正面から逃げずに仕事に取り組まれていたので、すごいと思いました。成果主義の取り入れいよって、社員の意識は変わると思いました。

今年もOさんのポジティビティに着目するという人もちらほらいるのだな。あそこまでのものかどうかは知らないが、それまでのキャリアの中でいろいろ困難にぶつかってきてそれを乗り越えてきた人なんじゃないかな。だからこそリーダーを任されたともいえるし。きついことを言うようだけど同じように倉庫に追いやられても対応は人によって違うということだわな。

商経
このビデオを見て感じたのが、会社の厳しさであった。新規事業の開拓(SIビジネス)への移行を社内公募制という形で大幅な配置転換を行った。これは、自分が選択して新たに挑戦したい分野に行けるというものであった。しかも、それに特別な条件はなく誰でも応募することができる。そして、このビデオではまあまあ良い地位についていたFさんが応募し、採用された。Fさん」はNECによる新たな事業へ挑戦したいと言って応募したがリスクを負ってまで今の地位を捨ててまで行くということは、今までの部署に対して、何らかの不満−問題があるのではないかとさえ感じた。逆に出向によるSさんこそが会社の厳しさだと感じた。デスクワークから仕事へ強制的に追いやられ、しかも、平均年齢が50を超えていて、どうしようもないと思った。

Fさんのケースがそうかどうか別にして、一般的に元の職場になんらかの消極的なものを感じていた可能性は否定できない。たとえば事業の将来性とか。裏を返せばああいうチャンスを活用しない限り自分の希望通りの異動できないのがサラリーマン人生。幸運の女神の尻尾がなんとやら。


時代の流れに乗らなければ生き残ることは不可能であり、その変化に対応するべく企業も何らかの形で内部転換を行わなければならない。大きな革新に少々の犠牲はやむをえない、とは良く言うが、主軸を残すために外側を削ることは避けることはできないのだろうか。少なくとも削られる側にとっては今までの個人、社会としての生活の劇的な変化は不可避なものであり、それが精神に大きな影響を与えるであろうことは簡単に推測することができるし、その人の今後の人生を大きく左右するということも明白だ。やはりこの世の中は能力のない者は切り捨てられ、微かに人情という気配もありはするが結局は能力のある者の礎とされる弱肉強食の世界であると改めて感じた。

「主軸を残すために外側を削る」ことがあのケースで正しいかどうかは実は分かってないのだよ。削り方だっていろいろあるしね。それと、Sさんたちの問題は「能力」のある/なしの問題だったのだろうか?


企業の人事制度の難しさがよくわかる映像だった。企業として、経営者としては、利益を出す事業へシフトしていかなければならない。そのためには人材が必要不可欠。NECはインターネットビジネスに力をいれるために社内公募制を取り入れ、インターネット関連に新しい人材を集めた。でも逆に人が余っていたら、大規模な配置転換を行い中高年の社員を出向させ、体力的な仕事をさせるということもした。自分が経営者であれば、会社の利益を上げるためにこの判断は正しいと思う。でも、一般的に見ると、中高年の社員に重労働をさせるのはおかしいと思う。ここは、日本の人事制度のおかしさでもあると思うし、難しさでもあると思う。今後は成果主義も導入され、ますます強者と弱者の差が広まってくると私は思う。

“人が余る”ということも相対概念というかいろんな条件が重なり合う事ではじめて生成される概念というか状況なんだよね。インターネットビジネスが“利益を出す”ということと同様に。

ふじさき
NECのOさんが「夜遅くまで寒い中泣きたくなります」と言われたのが印象的でした。それでもやはり会社をやめないのは生活もあるし、やめたら現場が困るからではないかと思います。仕事の内容がいきなり変わり戸惑うということが他の会社でもあるのか知りたいと思いました。もし自分がそうなったらどうするのか少し怖い気がします。

どんな人員でも辞められたら困るのは事実だが、その中でもOさんのようなリーダースキルを持つ人が辞めたらその打撃はとくに大きい事も確かであるが、会社はそこらへんの判別はしていたのだろうか気にはなる。

ひろろ
インターネットの普及による影響はとても大きいものなのだと思った。NECのような大企業になると、1万人もの配置転換をしなければならないほどの影響があって驚いた。企業というのは時代に合わせて変わっていかなければならないのでとても大変だと思った。社員の人は今までずっとやってきた仕事から急に出向命令がきて、新しい仕事をしなければならない。バイタルスタフの人は本当につらそうだった。また、近年の日本は成果主義なのだと思った。昔は年功序列制が普通だったけれど、近年は個人の業績が優先されていて、とてもシビアなものだと思った。これからますます成果主義が進むと思う。

3年で1万人動かすといっていたが、すぐに使い物になったのかどうかは知らない。まだ事業立ち上げというか様子見だったんじゃないかな。そんな中でSさんたちを切り捨てることに関してはえらく早かったわけだ。


関連会社に出向したSさんの「人にやさしい会社だと思っていたが、これが普通になったのかな」というコメントがとりわけ印象的だった。今まで全くしたことのなかった仕事を突然任されるということ自体大きなリストラだろし、体力的な問題やデスクワークしかしたことのないという出向者の向き不向きや技能の面から考えてみてもかなり厳しいというのが現実的だと思う。しかしそれでも出向なしにいきなり会社を放り出されるよりかは、出向する人間からしてもかなりマシな措置であろうから非常にシビアな問題だ。また、成果主義の導入に関しては「結果的に長期安定雇用になるのは望ましい」としながらも、「そのプロセスにおいては成果主義を基にした緊張感のある評価をしていく」というコメントが興味深かった。

倉庫の作業は厳しいけどいきなり会社(企業グループ)の外に放り出されるよりはマシというのがあの事例のポイントなのはそのとおり。気に染まない人事(配置・異動)と一般化すればサラリーマン人生によくあることである(例:九州電力の重役まで務めたエリートが回りに回ってマイナースポーツのどぐされ球団の社長に左遷させられる)。なお成果主義をつきつめていけば当然「長期安定雇用」とぶつかることになる。


インターネット事業を伸ばすために、人事異動が今までになく大きくなされる中で、160ものジャンルが細かくあるのが驚きました。その中から、1つ選ぶとかそういうのんではないと思いますが、求めている人材を正しく配置することは容易ではないのかなと思いました。新しい部門にチャレンジしたい!という意思だけでなく今までやってきた成績とか技術などが問われることを考えると誰が異動かということなどは決まっているのかなとか思いました。出向の話は、いきなりの環境の変化に戸惑うのは当然かと思いました。仕事の悩みや希望を聞いてあげる場面があったけれど、それが全体で行われていたら良いなと思います。

私はかれこれ10年ちょいあの番組をみているが、160なんて数字を聞くと見落としがあるなとつくづく思う。人材公募においてすでに身につけたスキルとかがチェックされる、という仮説はするどいな。多分そうじゃないか、、というかそうでないと無責任すぎる。

ルルが効く!!
社会の変化で犠牲になるのは中高年。大企業に勤めていても安心というわけではない。また成果主義に変わったことで、中高年に大きな負担をかける。ただ若い人たちの意欲をあげるためにはいいと思った。

成果主義は、Sさんたちの出向人事と直接には関係ないんだけど、文脈的につながるものなのだろうな。少なくとも会社はそういうメッセージを発していると思う。私は若者→中高年の玉突きは今に始まった話ではないと思っている。

ポジは左!!
大企業といえども、企業のスリム化をはかるために業績の悪い部署はどんどん切られていることを知り、働いている人たちには、プレッシャーとその中での高いパフォーマンスが求められているんだなと思った。

こういう風に単純化できたらあまり悩まないですむんだろうな。

ぴょん吉
出向したSさんの将来が気になりました。高齢の母親と2人暮らしで、家のローンもあと15年も残っていて何か楽しみを見つけて生きていってほしいと思いました。また、バイタルスタフリーダーのOさんは、自分も出向でつらい状況におかれているのに、スタッフみんなの意見を聞いて、スローガンを考えて前向きな姿勢で生きていこうとしていました。すごい人だと思いました。自分の父親がSさんのような状況になったら本当に辛いと思うので、もっと今の状況に感謝しようと思いました。

楽しみも何もマラソンという趣味というかライフワークをお持ちだ。去年も大会で30km走ってるぞ!お父さんがSさんのような境遇になったら支えるべきだし、Sさんのような人の境遇を決める立場だったら想像力を持つようアドバイスすることだな。

なつ
社内(人材)公募制で応募したFさんと出向になったSさんの表情や状況がまったく逆であったと思いました。1万人の配置転換という企業の一大事に、この状況をチャンスとしてとらえ、意欲をもってインターネット分野へと乗り出したFさんはすごくイキイキとしていたので、企業に入っても新しい分野に目を向けて常に時代の状況を知識としていれておくことが大切なんだなと思いました。反対にSさんみたいに地位を失って中高齢での出向はすごく気の毒に思いました。けれど、Fさんと違ってこなすだけの仕事をしていたというように厳しい目線でみるとやっていいたように思います。

「こなすだけの仕事をしていた」…これって仕事の基本なんだよね。もちろん付加的な部分があってもいいが、まずは言われた事をする、ということを疎かにしてはいけない。基本なしに応用はない。このことはFさんも否定しないだろう(成果主義の個人面談で上司が“既存のお客様どうするの?”と問いかけたのも同じ趣旨だと思う)。

匿名
いきなりの出向で本当大変だったと思う。まだ若手だったならわかるが、中高年に重労働作業は体力的にきついと思った。長年勤めてきた会社であと少しで定年という時の移動は裏切られた感じがしないだろうか。

裏切られた云々はあるだろうな。教訓は簡単で、会社なんか信用するな、と。なお、飲食や小売りとかのバイトしか就業経験のないあんたらに、学生時代は日払いバイトでほこりまみれが普通だったオッチャンとしていわせてもらうと、倉庫の作業そのものがそんなにきついかどうか知らないぞ。精神的なきつさについてはなんともいわない。

けろ吉
1万人の配置転換は中高年の従業員にとっては非常に厳しいものである。まだ、これから先のある若手社員にとっては、社内公募制などは意欲をかきたてる企業全体の活性化に繋がる。しかしその裏側では、中高年の社員は出向させられる。平均年齢50歳の社員がデスクワークから工場勤務に変わる。これは体力的にも精神的にも非常につらいものだ。リストラはしてないにしても、中高年を1つの会社に集めるNECの戦略は、仕方のないことだが、今も進んでいる高齢化の現状を考えると不安を感じた。

授業の最後の解説でも言ったが、あの倉庫に集められた人達はおそらくほとんどが工場勤務の経験者だったと思うよ。キャリアの“あがり”という感じでホワイトカラー業務についてただろうが、会社はそうは見てなかった、ということだ。そこに私は学歴社会の厳しさをみるわけ。

HRK48
この番組を見て最も興味をもったのが社内ヘッドハンティングの人材公募についてだ。上司の承認なしで面接に行き採用される姿を見て新しい職場よりも自分が元々いる職場の上司の気持ちは複雑でないかと思った。インターネットビジネスはこの10年の間に大きく変化したことがわかった。今では当たり前となっている多くのインターネットシステムが導入するまでに配置転換の面で職場、社員の働き方に大きく変化があった。それは結果を見るとそれだけかもしれないが、その過程で目に見える問題はもちろん目に見えない問題も合ったように思える。この配置転換は雇用主、従業員共にリスクの高い試みだと考える。

一般社員であるFさんは移る事はできても、管理職である元職場の上司はそれができないからね。残された人らにも感じるものはあっただろうね。

匿名希望
会社の経営方針が大きく変わるとき、従業員の出向等が行われるのは仕方ないことですが、実際に出向する人の心境は穏やかではないだろうと思いました。何十年も同じ部署で同じような仕事を続けていると、まさか自分に出向命令が出るとは思わないでしょうし、新しい技術を自分が取り入れることができるだろうかという不安や、新しい環境に適応するストレスなどははかりしれないと思います。実際にNECバイタルスタフとして出向を命じられた人は平均年齢50歳以上とのことでしたが、仕事内容を肉体労働的なことが多かったので、組織のスリム化を行いたい企業の考えも理解できますが、残り数年で定年を迎える中高年よりもその部署に合っていない若手社員を出向させるという考えもあるのではないかと思いました。

どうせなら若い人を倉庫にやったら、という反応もちらほらあったな。あのな、話の前提として倉庫での単純作業がNECの社員レベルの賃金単価を払うのに相応しいものだったのかどうかから考えよう。それは「若手」についても同じです。

DDT48
50台で営業などから工場へ移動させられて「何のためにNECで働いていたのかわからない」とか「仕事中にたおれてしまったら会社側はもう必要ないと言うんだろうか」とかいろいろ不満があったみたいだけど、実際に自分がその立場だったら、会社を辞めるかもしれないなと思った。50台とかもう高齢に近いのに体力がいるところにいかされてもきついだけで、やる気がでないと思う。この配置転換はどうかと思うけど、社内公募制はよいと思った。もし自分が興味のない事業部にいたら、自分の興味のある部署ができたら移動できるかもしれないからいい。

中高年サラリーマンの一人として言わせてもらうと、嫌なら辞めるという要素が発動するようだったらサラリーマン人生は続かない。サラリーマンの給料は嫌な事に従うことの対価でもあるから。社内公募制についてはほとんどの人が全面賛成だね。自分が経験しない仕事の中身なんて実際やってみないとわからないんだけどね。

匿名
NECは今回、ものづくり事業から、インターネット事業に転換するために、社内公募制を行うことで、Fさんのような優秀な人材を成長事業へ集中させることができる。しかし、前の事業の上司にも知らせず、さらにキーマンを失った事業にどのように人材を向けるかという課題もうきぼりになった。出向や配置転換を行うことで、採算がとれていない事業の人員を減らしたり、組織のスリム化を行うことができる。だが、出向の対象となった人にとっては大きな仕事の変化をもたらし、心身ともに苦しむといったような課題が浮き彫りになった。社内公募制や出向、配置転換は企業にとっては組織のスリム化や活性化につながるが、このような課題をどのようにして克服するかが大事になってくると思った。

Sさんたちの例は出向の一つのタイプでしかなくてね、なんでみんな栃木工場のKさんのケースに着目しないのだろうか?あれができるというのが日本企業の強みでもあるのだ。

人材公募制で上司の承認がいらないと、理解のある上司じゃないと、若くてフレッシュな人が新しい事業に参加する一方で中高年は出向させられて肉体労働とかリストラするよりはいいと思う。でもメンタルケアを考えないとモチベーションが下がっていきそう。雇われてる人間が会社に対して良い感情を抱かなくなる。もっと企業のために貢献したいと思わせないとやめる人が増えそう。少なくともいきなり出向じゃなくて前から覚悟させる時間を与えてあげるべきと思ったが、時代の変化に合わせて配置転換すると、時間がないのかと思った。

いきなり異動できることもサラリーマンのスキルといってしまえばそれっきりだが。Sさんたちのケースでは会社の意図が見え透いていたといわざるをえないしな。

ウーろんちゃ
15万人もの従業員をかかえる大企業にとって1万人規模の配置転換は少ないともとれるし、多くもとれる。人事部担当の丸山さんもいうように売上げに直結しているのはやはり人事なのだということに、人材を見極め採用するということは会社にとっても大きなリスクを抱えることになるのだと思いました。インターネットビジネスに大切なものはアイデアと発想であり、常に新しいお客さんにチャレンジすることが大事。年功序列制度がなくなりつつあるということは若い人も年配の人も対等に仕事をするということであり、NECにとっても有効だと思いました。しかし配置転換の対象が中高年(av.40〜50)であり、彼らに力仕事をさせるのは、あまりにもかわいそうに見えました。成果主義は、社員同士が向上していく最もシンプルで明瞭な政策だと思います。

雇用調整で人件費に直接つながるのは賃金調整でボーナス削減、定昇停止など。対して数量調整では残業抑制による労働時間の抑制は影響するものの人減らしといった人員削減は実はすぐには影響しない。希望退職やろうものなら退職金負担で特別損失を出すこともあるから。だから人事と人件費の関係の有り様はいろいろあるんだよ。

匿名希望
入社してから、何十年も経ったつまりベテランとも言える中高年の配置転換は中高年の社員にとってとても大きな変化だと感じました。今まで、デスクワークをしていた人が、全く逆側の運搬作業などの仕事にシフトされたり、慣れない作業や急な変化にとまどってしまうだろうと思いました。しかし、中高年になっての退職はとてもつらいと思いました。

定年になったら嫌でも辞めるんだけどね。

新しくインターネットビジネスに向けて人材を集めるための社内ヘッドハンティングは会社的にはすばやくよい人材を集められるいい方法かもしれないが、これまで一緒に働いていた同僚や上司にだまって進めるというのは、人間関係的にどうなんだろうと思う。私たちのような今から社会に出る新しい人材からすると、中高年の方が出向して様々な職場に行けるチャンスがあるというのはとてもうれしいが、出向した方は仕事内容もがらっと変わって自分はこれまでこの会社のために一生懸命つとめてきたのに…とか何のために生きているんだろう、必要とされているのか?とかたくさん悩むと思う。でも、リストラをされるよりはましな方だと思うが…。かなり複雑ですね。会社の業績を思う経営側からすれば、会社への思いはなくなっていくのではないかと思う。そうなれば会社は生き残れるのか?

元の職場に黙って云々:これは転職だと普通にあることだからね。キャリアについて責任をもてるのは本人だけなんだからそれを第三者がとやっかういうことはできないでしょう。後半:他の人も指摘していたが従業員から会社への忠誠心はどうなのか、というのは論点としてあるな。結論としては従業員が思ってるほどには会社(経営者)はあまり気にしてないんじゃないかな。まったくの思いつきなんだが。

ヽ(´〜` )ノ
企業側からすれば、時代の流れに乗ることが存続に関わるので、大規模な人事異動はしょうがないと思う。でも、長年NECに勤めてきて従来の仕事と全く関係のないものを仕事にさせられると、ビデオに出てきたようにやる気の低下とかになるので、出向にあまりいい印象は持てなかった。ひとつだけNECに好感?というか賛成できたのは人材公募制を実施したこと。若手は上司の許可無しで新事業に応募できるというのは有望な若手を集めることが出来、若手の可能性を広げることにもつながると思うので、いい制度だと思う。でも、引きつぎなどがきちんとできればの話だけど。

やる気が出ないことがあらかじめわかっていたかのような人事が嫌らしいという言い方ができる。「新事業」、「有望」、「若手」…いいけど新規事業というのはまだ成功するかどうかわかってない事業なんだからね。そういえばNECじゃないんだけど、若手をいろんな「新規事業」につかせたけど、結局どの事業のどれもものになってなかった、あの時間と金なんだったのか、という会社がありましてな…。

NECの大規模な改革によって、多くの社員に影響が出ている。中高年社員が配送業務を担当するなど、出向が行われていた。営業からの配送業務への出向は中高年にとっては、非常につらいものである。体力や年齢を考えて出向するべきだと考える。NECがインターネットビジネスへの取り組みをすることは、IT産業としては大切なことである。しかしヒトをうまく活用し、働きやすい環境にするようにすることが大切なことではないだろうか。出向や配置転換など、様々な制度があるが、その対象となる人材の希望などを聞いた上で、実行に移すべきだと考える。

私は社内公募制にあまり賛成ではないのだがあの番組の中ではよかったとしておこう、それよりも栃木工場のKさんたちのケース、あれにもっと着目してもらえないかな。あそここそがNECというか日本企業の配置転換の一つの到達点なんだよね。


出向を命じる際、社内の地位などにかかわらず、また中高年を対象としている事は、会社が本気で若年層の力を必要とし、インターネット中心の事業に転換する気があるのだろうと思った。また、番組では出向になる事が悲劇的なことのように語られていたが、退職させられずに済んだだけまだ良いほうだと思う。確かに中高年にとって、作業内容は肉体的に過酷な部分はあるだろうけれども。そして番組内で社員が発言する内容は、割と社会的に見て当たり前のことや、精神論的なことが多いような気がした。実際はそういった一面だけではないことは明らかだと思った。

あなたに限らず「中高年」と何か遠い惑星の話のように言ってるけど、自分とこのオトン・オカンだって中高年でどこか共有する部分があるはずだよ。そういう想像力ないのかな。

サク
年功序列制には反対だけど、かといって全面的に成果主義にするのもキツイと思った。成果主義だとやっぱり大事なのは“結果”で、その過程でどんなに努力していようと結果がでなければ否定されるから無気力にならないだろうかと懸念する。平木先生には「世の中そんなに甘くない」と言われるかもしれないけど、人には効率よくすぐに結果を出せる人と大器晩成型でなかなか結果がでない人もいるから、成果主義に偏るだけでなく年功序列制のメリットも取り入れたり他に制度を設けたりして、もっと充実したものにしてほしいと思った。DVDの中でOさんが「昼食を食べる暇もない」と言っていたけど、コミュニケーションの場でもあるからそういう時間は大切にしてほしいし、自分も大切にしていきたいと思う。

「成果主義」の中身にもよるけど、あまり成功したという話は聞いた事ないね(あるのかもしれないが)。少なくとも「能力主義」が成功したほどには成功していないと思ってる。Oさんの「昼食」云々、これも今まで気付かなかった(さんくす)。君の批判はまったくあたっていて、裏を返すと会社はOさんにコミュニケーションをとらなくて構わないといっているのと同値ともいえる。ただしあの倉庫職場に限らない現象という見方もある。

陽子
今はインターネットの事業もけっこう主流になってきているので、2000年の段階でまだまだNECほどの大企業がソフトビジネス?の方にシフトしていないのに少し驚きました。Fさんのように希望して違う部門に行ける人はいいとして、Oさん、Sさんのような人は本当不満だっただろうな、と思います。自分は何十年も技術者としてやってきたのに、この会社に貢献してきたのに…そのような重いが強いと思います。が、組織のスリム化の中で、リストラにならなかっただけでもまだマシかな、と。私は例えば今就職したとすると、使える人間である自信はありません。リストラになるぐらいならきっと私は望まない職場にでも移ると思います。

コンピューターを通信回線で構成される業務処理のシステムという意味でのソリューションということならもっと大昔からNECは手がけております。もしあの番組を擁護するなら専用回線ではなくオープンなインターネットを使った部分が新しさがあるゆえに「インターネットビジネス」ということかなと思う。技術的にはあの会社としてはあんまり新しくはない。新しさを強調したかったことは確かだが。

やんつー
Fさんのように、配置転換に前向きな人はいいのですが、バイタルスタフのOさんやSさんたちのような単純なのに体力的にキツい労働条件に配置転換されるのは、良くないことだと思います。今までコンピュータ技術者やデスクワークで知識のある人をあおのような仕事に就かせるのはもったいないような気がします。人材が余っている事業の中高年を配置転換させるのは企業にとってはいいことだとは思いますが、当人たちの事を考えると、新たに雇う方がいいのではないでしょうか。

倉庫作業に新たに人を雇った方がSさんたちよりも安くついたことはたしかである。しかし会社はそれをあえてしなかった。なにかに憑かれたかのように中高年の正社員(だった人)を倉庫に送り込んだ。日本における雇用保障というものです。

配置転換・出向による仕事環境の変化は豊富な経験、それに伴う能力の成長をもたらすだろうが、新たな仕事の習得、人間関係の構築などの手間やリスクも決して少なくないということが分かった。さらに、それが若手ならまだしも中高年になった場合はより難しくなる。また、必ずしも栄転という訳でもないのも厳しく感じた。

この人にとっても他人事なんだろうな。

こげぱん
2002年という年代のこともあって、インターネットが多く普及し始めた頃なので、大規模な異動は仕方がないのかな、と思った。その中で人材公募を行う事で意欲のある人を採用するという方法をとっていることは効率的だと思った。ただ、Sさんのような、今までデスクワークを主にやっていた人の出向で力仕事を、しかも40代の後半でやらせるのは酷だなと感じたが、それほどまでにしないと大企業での新規事業の開拓や方向転換はできないのかなと思った。また、成果主義を取り入れて、年功制を排除し、半年ごとに目標を決めて、それを達成できたかどうかで、給与を決めるというものは、このような新しいことを始めるにあたって、心機一転という感じがして社員のモチベーションも上がり、良いのではないかと思った。

中高年を倉庫においやったのは「新規事業」、「方向転換」とは文脈的にはつながっているが、目的としては直接のつながりはない。事業構造がなんであれ、中高年を会社は相対的に“余剰”と感じていたためである(事実かどうかではなくあくまでも感じていた、である)。成果主義というのは言葉は非常に魅力的なようだ。実際、働く側のニーズを背景としながら導入されていった事例が少なくないようだ。

のぶこ
私は企業が、大きく方向転換すると聞いても驚きはするが、あまり関心は抱かないと思います。それは、外から見るとそこまでの変化ではないように感じるからです。しかし、内側では、180°変化したといっていいくらいの仕事をしなければならない人が多くいるとわかり驚きました。今まで何十年も同じ仕事を一生懸命していた中高年が、いきなり、体を使った労働をさせられる。企業からしたら、仕方がないのかもしれないが、自分はショックを受けました。

Sさんも元はといえば工場勤務の労働者だったんだけどね。他の人らもそうだったと思う。キャリアの最後の最後に来て振り出しにもどったかのようだ。

そば嬢
デスクワーク中心から、肩書きを奪われ、倉庫で積荷の仕事へ…。慣れないことに疲労感がすごくありそう。それ以上に無能感に悩まされそう。

「無能感」というのは“必要とされていない”感と言い換える事ができるかな?そうであるなら結構大きな問題だと思う。自分の仕事に意味がない、必要とされていない感があることは精神的に大きな打撃を与えるだろう。

よかよか明太子
NECが、社内制度の改革で、公募制で異動ができるという社内ヘッドハンティングは即戦力が必要な会社にはいい制度だと思った。モノづくりで余った人材を新しい分野で生かすことができるので、効率的だと思った。出向で新しい仕事を覚えるのは本当に大変なことだと思った。

「余った人材」は社内公募制の対象外だったんだよね。意識的に中高年を切る事が目的だったのだから。

ミニーちゃん
社会に柔軟に対応していくために社内公募制を実施することはインターネットや様々な製品の普及にとって、とても良いことだと思います。そしてその人自身をさらなる力を発揮できるようになると思います。

中身も知らないのに「成果主義」、「社内公募制」がよろしいという人が多いな。堀江貴文さんのような人たちからみたらマーケットといのは結構チョロイものなのかもしれない。

20〜30年ずっと同じ会社で働いてきて、最後まで同じ仕事をすることができると思っていたところで、いきなり異動するということはかなり戸惑ってしまうことだと思う。多くの悩みを抱え、泣きたくなるような日々でも腐らず負けない心を持とうという目標を決め、また新たに頑張っていこうとする社員たちは本当に強い心の持ち主なんだと感じた。時代の流れに合わせて、社会の仕組みなども変化していくのでそれに上手く適応する能力が必要であると思った。

この人の意見はサラリーマン人生を送る上で一番有益なものじゃないかな。文句いいたいことはいっぱいあるけど与えられたものをこなすしかない、と。少なくとも会社は辞めて欲しそうにしているが“辞めろ”とは口にしてないからね。そういった言葉の裏を取るような姿勢も必要である。

長年勤務していた職場から全く別の身体を使う仕事に出向を命じられたSさんを非常に気の毒に感じた。今までの主任という肩書きを失い、毎日毎日単調なやりがいのない仕事ではもし自分ならたえられないと感じた。その逆で出向とは逆に社内公募制において新しい事業であるインターネット部門に進んで応募したFさんなどのような職はやりがいも感じられ良いと思った。時代の流れに企業はついて行く必要があり、個人の能力で自分をいかに企業内において生かすか(成果主義)が求められていると思った。

肉体もそうだが精神的なタフさが必要なのだな。機械化がすすみ社会から肉体労働の部分が減るにつれて相対的に精神的なスキルの重要性が高まる。

今までにない程の大規模なNECの配置転換が行われたことで、職場や社員の働き方は大きく変わった。まず、今まで技術職だったOさん達がNECバイタルスタフとして運送の方に異動した事だ。平均年齢が52歳という高年齢で、定年間近で、NECの目指すインターネット事業にはあまり適した人材ではなかったからなのか、と感じた。次ぎに、インターネット事業を行う上で、評価(賃金の支払い方)が以前と変化した。年功序列ではなく個人の具体的な実績で賃金が決まる、成果主義が取られていた。このことで、賃金の個人差が出るが、それは個々の頑張りを評価した形であるので、良いことだと思う。また、モチベーションも上がり、具体的な目標に向かって仕事を行うので会社としても、より経済活動が活発になると思う。

みんながみんな「インターネットビジネス」に従事することになったわけじゃない。栃木工場で作っていた携帯電話(の電池)はiモードによってインターネットにつながったのは事実だが、Kさんがやっていたのはあくまでも電池の製造だからね。現場で何が起きているのか冷静にみよう。

NECの大規模な配置転換は、会社にとっておこなわなければならない必要な事業ではあるが、これによってこれからますます個人主義になり、個人の能力による差が激しくなっていくことが感じられた。ビデオで出ていたFさんのような人は、業績を上げ、結果が見えやすいので、賃金も伸びていくだろうと思われるが、Sさんのような人は、体力的にも精神的にもきついし、賃金もたいして変化はしないだろうと考えられる。NECは、成果主義を導入しているので、緊迫関係は生まれるが、安心して仕事ができないし、出向させられるのではないかという不安を持ちながら生活していくのは雇用関係においてあまり良くないと思う。

会社でFさんがSEやデザイナーなどをまじえた会議でシステムについて喧々囂々議論していたシーンを忘れたかな?一つのシステムを例にとっても注文をとって作り上げて納品するまでにいろんな職種の人をまきこむ。個人で完結する仕事なんてほとんどない。「成果主義」見直しの動きの理由の一つです。

匿名
長年してきた慣れた仕事内容から切り離されて、新たな仕事をすることはとても大変だと思った。

まあね。

TKC
インターネットや携帯電話の急速な進歩により、生活において、便利になり、かかせないものとなったが、その急速さゆえにインターネット関連会社の社員の環境も急速に移り変わっていくことと気づかされた。NECの倉庫に中年の有力な社員を出向させるのは理解できなかった。映像で見る限り、荷物を準備する単純な作業に見えたし、それこそ若い新入社員に任せた方がいい仕事だと思った。あと携帯電話の進歩に合わせて、技術者、作業者たちも新たな技術を覚えないといけないことについて、映像は少し昔のものだったので今もその状態が続いているのか気になった。

携帯電話(電池)工場の場面に言及した人がほとんどいないなかでうれしい。ポイントもわかっている。携帯の電池という部品一つとっても技術革新があって関わる人間は変化への対応が必至である。それは日本の製造現場の基本的あり方なのである。今でもそうだと思う。

Fさんのように社内公募制によって新たな人材を採用していくことは大切だと思う。新たに会社に採用するよりも、コストも抑えられることができるし、何も知らない人よりも同じ会社で信用ある人を採用することもメリットであると思う。

それはあるだろうね。あともう一点。就活の時には必死で身につけたけど会社人生の中でいつのまにすり減ってしまった自己アピール能力、ああいう機会に再点検できるのだな。

SさんやOさんのようなある程度年齢がいってしまった人が新たなことを一から覚えるのはすごく大変だし負担が大きいと思った。企業側の考えもわからないではないが雇用者側をもう少し考慮すべきだと思った。

じゃあどうしろというのだ(お前が逆ギレしてどうする)。

ガリが今日プロテンを買いました。
OさんやSさんはあの歳での異動は大変だと思った。

OさんやSさんはちゃんと適応してましたよ。

スタフ
Sさんがとてもかわいそうだと思った。

泣いていたのはOさんでSさんは淡々としていたけどね。

AKB
コンピュータ事業への移行というものが会社にこれほどの変化をもたらしてしまうという事実に驚いた。特に中高年の出向だ。今までデスクワークを都心で行っていたが、国立などの郊外の倉庫に行かされブルーカラー的な仕事をさせられることに大きなためらいが中高年世代にはあったであろう。知り合いの人も、大企業に勤めていて田舎の工場・支社に行かされて会社を辞めた、という話を聞くが、会社の圧力に負けないようにやっていくしかない。

ちょっと要らんことだが、Sさんのお住まいは神奈川県相模湖町、元の職場(本社)は品川、新しい職場というか倉庫は国立。こっちの感覚だと、大牟田住まいで博多の職場に通っていた人が鳥栖に配置になったような感じ。

匿名希望…
途中から入ってしまったので、最初から見てないのですが…会社の意向により配置転換をされた…(いや、させられた)、中高年の人が「慣れない仕事の変化に対応しきれない…」や、「身体を壊したら終わりなんですよ」と言っていたのが印象に残りました。しかし、その中での“成果主義”というのがどういうことを表すのか。想像以上に意に沿わない場所での仕事に対して、成果主義を取られてしまうということは、その人にとって、とても、厳しい状況を生むことだと思いました。長期安定雇用よりも個人のガンバリと社長は最後に言っていましたが…。それには少し苦言を言いたいです。

ちなみに“身体”を壊さないよう配慮する義務が会社にあることも労働基準法にちゃんと書かれていたりする。それよりも倉庫の梱包作業で「成果主義」ってなんだろう?「個人のガンバリ」という言葉、明らかに浮いているよね。

mokkori
まず、遅れて授業に参加してしまい、深くお詫び申し上げます。自分の中で成果主義の制度はより社会での個人個人の意識改革を導く大きなきっかけになり、賛成しています。年功序列だと、年を重ねるごとに仕事に対する意識低下につながるけど、成果主義にすると、仕事をいかにして取り組み、効率よく成果を出すか、など仕事1つにしても、取り組む意識は変わってきて仕事を通して“考える!”そこから人間的にも成長することにつながる制度であると思いました!

あまり難しい事を考えない人のようだ。多少うらやましかったりする。


「NEC=インターネット」のイメージがあったので、インターネットへのシフト過程をみることができ勉強になった。変革に伴い、社内ヘッドハンティングを行ったことにNECのシフトに対する意欲?の高さを感じた。出向先で、Oさんがリーダーを務めたのはなぜか気になった。

そりゃ、優秀で人柄がよかったからでしょうね。

ラッコ鬼
今やインターネットや携帯は生活に必要なものとして存在している。その中で企業はインターネットやそれに関連する部門への配置転換の必要性が迫られている。新たな分野への公募による配置転換は個人のモチベーションの向上にも繋がり業績にも反映されるのではないかと思うが、一方で中高年の体力を使う分野への配置転換は社員のモチベーションの低下につながる。企業はヒトによって支えられているという事を考えれば、中高年の出向先でのモチベーションの維持の努力が求められると思う。また、成果主義の導入によって目標の設定、評価の仕方に関して目標をどう設定するのか、それを上司がどう判断するのか。上層部ないし各部門等が社員に見える形にし、問題点をその程改善させることが必要だと考える。

自分のアルバイト経験を振り返っても、世の仕事というものは“目標”として設定される数点の課業以外の諸々もこなすのが普通であることは理解されるはずなのだが。この一点で成果主義のコンセプトは破綻していると思わない?

匿名
ネット社会に対応するため、大企業NECが大規模な配置転換を行った。社長の西垣氏は社内ヘッドハンティングを導入。大型商品を扱う部署にいたFさんは立候補し部署を変えた。ネット社会にはアイデアも必要であった。このような良い部署転換とは反対によくないものもある。1月に工場で働いていた技術者をネット分野へ移行させる取り組みがあった。当時工場で働いていた371人のうち140人は栃木工場で新しい電池作りに、その他の人は他地域に行って前と同じことをすることになった。Kさんは栃木に残りケータイの電池作りにはげんでいたが、ケータイ電池はすぐ小型化されるため大変。また、年の暮れから300人ほどが出向を命じられた。対象となったのは50歳以上の中高年で、業績の上がらない部署からであった。300人は17カ所の工場へ振り分けられることになった。会社は存続のため尽力し、社員一人一人は自分の存続のために尽力している姿が印象的であった。

まあなんか勉強しましたという努力の跡があること自体は悪くない。ここの事例が何を意味しているか今一歩踏み込んで考えてみよう。

ぶー
NECのインターネット事業へのシフトで1万人の配置転換を行ったという映像を見て、社内(人材)公募制で異動をした人もいれば、自分の意思でなく異動が決まった人もいて、特にNECバイタルスタフはほとんどが中高年で平均年齢が50歳超えで今までデスクワークだった人が身体を動かす現場の仕事で心身ともに疲れている様子で大変だと思った。それでもスローガンをかかげて(あおいくま)頑張ろうとしている姿があった。そして成果主義の導入などめまぐるしい変化に社員がついていくのも大変だと思うけど、その変化に対応できる柔軟さもすごく必要だと思った。

ある程度柔軟性が必要なのは事実だがものごとには限度というかバランスというものがある。働きやすさも加味した結論が求められる。

配置転換のイメージとして、社内でのヘッドハンティングということで、大きなチャンスが得られる良いイメージの方がありましたが、ビデオを見てシビアな一面もあることを知りました。中高年社員の出向というのは仕事の大きな変化や慣れない作業など、体力的に厳しい問題があり、解雇に近いものを感じました。若くて有望な社員には大きなメリットはあるかもしれないが、中高年にとってはいらなくなった人の終着地ということで、とても厳しい現実だと思いました。

「解雇に近い」そうなんだろうね。少なくとも会社はそういうメッセージを込めているようにしか見えなかった。変な言い方をするとブラック臭の強い会社で鍛えられてきた人だったらあの程度のことではへこたれなかったのかもしれない。

カラフル
公募で自分が働きたいと思い、採用されて働くのはよいことだと思いましたが出向で違うところで働くというのはつらいと思いました。しかし、出向された人が一生懸命働いているのをみてすごくすばらしいと思いました。何事もうまくは行かないけどそれを乗り越えていける力をもっている人はすごいなと思いました。

こういう風にポジティブな人は一応評価することにしておる。

ぴかちゅー
出向について学んでいたけれど、ここまで苦しいものだとは思いませんでした。転勤とも違うし、業務内容が激変してショックでした。しかも、いらない人あつかいというか、代わりならいくらでもいる様な扱われ方を見た後に、出向になった人の本音とOさんの涙でもらい泣きしそうでした。同情していいのか分からないけれど、ただかわいそうでした。何十年もNECの一部だと実感しながら働いていた人のプライドも信用もズタズタになってしまう。新しい仕事の効率だって上がらないだろうし、仕方のないことなのだと言い切るのは辛すぎると思います。

みんなの感想を見ていると、“きつい”ということを肉体的なものでおわるのか精神的なものととらえるのか、みた感じ半々だな。自分がどう生きていくかという時に考えるべき論点でもあるのだが人にどう活動してもらうかという時にも考えないといけないことでもある。

匿名
今までいつも通り自分の持ち場で働いていたのに、いきなり大規模な配置転換があったら、自分ならすごい動揺して不安な気持ちになるだろうなあと思います。だから、新しい配置で一生懸命働くNECの社員さん達の姿はすばらしいなあと感じました。また、このように大規模な配置転換が起こりうる社会はとても厳しい世界だと思いました。

会社の外に放り出されるのはもっと厳しいぞ。

マルマルモリモリ♪あしだまなちゃん6才です{ハート}
一番印象的だったのは出向の話で、今まで何年も同じ職場で働いてきたのに、いきなり全くちがう職場に出向を命じられるのはかなり辛いことなんだと分かった。企業側は出向を命じるに当たって、様々な保障や、メンタル面のケアなどに十分配慮する必要があると思った。

ペンネームに凝る人はそこらで力尽きる傾向がある。


まるも{ハート}
社内公募制度というのは新しいやり方だと思ったし、上司も知らなかったというのには驚いたが、この新しいやり方でこそ本当にやる気のある社員、すばらしい社員を抜擢することができると思いました。NECの事業転換は正しかったと思います。素早くインターネット事業に転換したからこその今があると思った。出向した社員に関して言えば辛いだろうけど、これも企業にとっては必要なことだったのかもしれない。誰かが結局はしなければいけないことだと思いました。

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  | ∪  ( _●_) ミ       j
 彡、   |∪|   |        J
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /


楽しんごラブ注入{ハート}ドドスコスコスコドドスコスコスコドドスコスコスコラブ注入{ハート}
NECの業績低迷の時代から、インターネット関連のビジネスにシフトしていくのと共に、主に中高年層の出向が行われたり、人材公募制を採用していたりして、企業にとって人材の配置は思っていたより重要なことなのだなと思った。

結論をつないでいくとたしかにこうなるが、なんかシュールw

くま
私はビデオを観て暗い気持ちになった。ある日上司から出向を命じられて本社を離れると、新しい職場では以前と180度異なる業務を任せられ、賃金も低くなる上に、体力作業がつづくせいで、心身共に疲れ果てる。しかも50台前半にしての急な出向である。私はこのような現実が将来自分の身にふりかかると思うとゾッとした。将来どこかの企業に正社員として入社し、仕事にも給料にも満足して定年を迎える…などという夢を抱いていた自分を心底バカだと思った。どんな民間企業に入っても、能力が無ければリストラされるし、どんなに年齢が高くても体力仕事を任される。こんなお先真っ暗な現実社会で、自分はどう生きていけばよいのか分からなくなった。

意外と適応できるものですよ。人の集団が織りなす社会だからそこでは色んなネガティブな感情が向けられるものだという割り切りが必要です。

Fさんのケースは会社の方針でもあり、個人で希望したことでどちらもメリットがあり会社にも個人にも前に進みやすいと思うが、Sさんの例のように何十年も技術者として働いてきた人が倉庫へ出向という形でとばされるのは会社としては分かるが少しつらい気もした。会社の転換期にさしかかるとき、将来に向け新たな技術など導入されるときに意思にそわない場へとおいやられる人もいることは会社としては仕方ないのかなあと思う。

「かなあ」などと文末に大きい「あ」が入る文章(発言)って、ホント耳を傾けた時間がもったいない気にさせられる。

zowaboy
年功序列の制度から成果主義へ、また、仕事自体もインターネットビジネスへと変化していく中で、既存の社員の人たちの苦労が伺えて勉強になった。時代が移り変わっていく中で求められる人材や必要とされる能力も変わってくるので世の中の動向を分析して知識や力をつけていくべきであると思った。

こういう人が「分析」「知識」「力」にほど遠いことだけは確かなんだ。

名無しさん
今までものづくり中心であった企業がインターネット事業にシフトする、という時代の流れに合わせた企業内での変化は大事なことではあるが、それに伴う人事異動は従業員の立場からすると辛いものがある。ヒトは今までいた環境から新しい環境に変わる時、それに適応する努力を要するために多大なストレスが発生する。特に中高年がそのような状況になればなおさらきついものがある。こういったストレスを原因に従業員の士気が下がれば、それに伴い会社全体の業績も下がってしまう。そうならないためには、このようなストレスを抱えた従業員の士気を上げるために、励ましのスローガンを掲げたり、今まで行ってきた事業にはなかったメリットを導入すべきではないだろうか(例:目標達成に応じた昇給など)。

「あおいくま」は現場で一緒に汗を流している(涙?)Oさんが言ったことだからみんなどう思ったか別にして黙って聞いていたのであって、スーツきた本社の重役がやってきて同じ事やったら灰皿とか弁当箱とかが飛んできたのではと想像する。

この世の中海賊にいい奴はいない。
突然の出向や成果主義への移動が起こるとは聞いていましたが、ここまで突然に来るとは思ってもいませんでした。しかもその対象が50超えという要は捨て駒扱いだなと思いました。現在は1億を超える携帯の普及率も当時は、まだ5000万くらいだったんだなぁと思いました。巨大企業とも呼ばれるNECもやはり使えない人は雑用に回して、若い即戦力になる人たちを雇い大きくなっているのかと、何ともいえない気持ちになりました。

これは毎年言っていることなのだが、なんか誤解があるようだけど、Sさんたちが郊外の倉庫においやられたのは無能だとか使えないだとかいった理由ではない。年齢である。そこの区別がついていないと雇用、労務管理、労使関係というのは理解できない。

あいうえお
NECはインターネットビジネスへの事業転換のため1万人の配置転換をし、事業拡大を目指したが、30年以上会社のために働いてきた中高年を本社から体力仕事の郊外の工場へと出向させ、社員を苦しめているようにしか見えなかった。会社の成長を支えた社員がかわいそうだと思った。

なるほどきつい仕事で「苦しめて」か。外に放り出されたら苦しみもなかったのかもしれない。

(´〜`; )
まずNECの商品を梱包・配送する会社への出向にはおどろいた。中高年といえば体力も落ちているだろう。そして、リーダー役であるOさんが代表取締役の人が来て話をしたのに、300人から580人に出向の人数を増やすと決断したのは疑問である。たしかに中高年の方が人件費の観点から言えば、出向は妥当であるが、もっと体力面のことを考えてもいいと思った。新しい部署への人材を社内公募で募集する点ではとても効率がいいと思った。自らの意思で移動するわけであるから、意欲もあるだろうし新入社員と違ってその本人のある程度の能力も分かっているからだ。

会社だって適材適所で倉庫に中高年を配属したという自覚はないと思うよ。社内公募制のメリットは面白いな。まあこれ言い出したら通常の人事異動でも目的は果たせるんだけどね(チャンチャン)。

(-∀-)
光が当たる新規事業に若手が抜擢される一方で、会社を支えてきた中高年の社員が出向されるのをみて、会社は利益をあげるためには、容赦ないなと思った。会社を成長させていくためには、大幅な配置転換が必要だったのかもしれない。しかしやる気がある若手が集まる新規部門は勢いがあってこれから伸びていくかもしれないけれど、(言い方はわるいけれど)落ちぶれた人が集まったバイタル部門は気持ちの問題的に仕事が上手く回るのかなと疑問に思った。仕事で疲れて机に寝ている中高年の姿を見て哀しい気持ちになった。

むか〜しむか〜しある会社にのう、中高年どころか若手も含めて「人材」を集めたセンターがあってのう、草むしりをさせたり線路を切り刻んで文鎮をつくらせたり何かのスローガンを暗唱させたりしていたそうじゃ〜そこに比べたらのう(ry

授業では配置転換や出向について学んだが、NECなどで実際に行われていて、今まで担当していたところから、担当が変わるとやはり変えられた方は、仕事も分からないし、やりにくいと思った。しかし、企業の経営をしていくには、しょうがないことなのだろうかと思った。

セオリーからいったら「分からない」、「やりにくい」じゃまずいんだよね。作業効率が下がるわけだから。問題はなぜあえてセオリーからはずれたことをやったのか、と。

あおいくま
環境の変化や社会の変化、また経済の変化が激しい時代に企業は即座に対応していかなくてはならないことがわかった。成果主義は働く労働者にやる気を与え、仕事の成果に見あった給与をもらえる反面、できる人とできない人の差が大きく出るというシビアな面もあることがわかった。

私が寡聞にして知らないだけかもしれないが少なくとも研究のレベルで「成果主義」で「やる気」があがったという事例は報告されていない。

ポカホンタスU(セカンド)
中高年の配置転換はツラい出来事と考える。今回はNECの出来事を観たが、2000年頃からインターネット事業をさらに展開させようと、今までの赤字を消そうとして、成績の悪い部門と中高年をリストアップして出向を命じるあたりは、長期安定雇用の終了と思う。人員過多をを消すためには仕方ないと思う。その反面、インターネット事業を展開させるために、新入社員の増加、公募制は理にかなっている。Oさんや、Sさんがバイタルスタフに出向し、そこで仕事をしている姿に、悲しくなったのと同時に、「オレは絶対にあんな姿になりたくない」とも思いました。仕事の変化に適応してがんばっている姿も印象に残った。実績による賃金制度は、個々が仲間内でも緊張を保ち、よい意味での競争ができるはず。

これ、わかりにくかったかな、あの会社が直近で出した大赤字はSさんたちのせいじゃないですよ。アメリカでの事業投資の失敗(損失処理)によるものですよ。そこをお間違えないように。あまりにも基本的なことをいわせてもらうと「成果」に着目するという発想は新しいものではない。賃金制度(正確には評価制度)をかえることで人が一生懸命働くのならなんで前からそういう制度を採用しなかったのだろう、ということだ。


櫻井智
NECのような大企業だと、いつ何が起こるか分からないなと思いました。大企業に入れたから安泰なのではなく、入ってからが本当の勝負なのだなと実感しました。50台と定年まで残りわずかの人々は再就職先もなかなか見つからず、倉庫作業を続けるしかない現状にあります。体力的にも大変なことですし、慣れない環境、「人余りのための配置転換」と思うと虐しくなると思います。会社はそのような人々のアフターケアを十分に行うべきだと思います。今の世の中は成果主義が唱えられていますが、個人プレーを重視するあまりにチームワークが崩れるおそれがあるのではないでしょうか。成果主義導入で働きにくい社会にならないよう対策を練る必要があると思います。

どれだけ厳しいかわからないが、大企業は入ったらそこでアガリではなくてずっと競争が続いていく社会だというのは事実だしその認識をもつことはよいことだ。成果主義批判については君がいっていることがよく知られている。成果主義導入でカバーできることは人の働き方の一部でしかなく、副作用すらあったということなのだ。

しょうこ
30年以上も働いてきたベテランが出向を命じられて向かったのは配送工場。50才以上の体力もあまりない中高年にあの仕事は過酷だと思った。リーダー役のOさんも自分も大変なのに他の出向してきた人の悩みを聞いたり、合言葉をつくってはげましたりしていて、リーダーの力を見せつけられた。本当にすごいと思った。企業側も赤字から持ち直すのに必死なんだと思う。このビデオは10年以上も前のものだから、このビデオに出てきた人たちの今と、NECの今がどうなっているのか興味がある。

Sさんはまだ走ってるんじゃないかな(笑)。赤字は大きい問題だけどSさんたちの扱いはもっと中長期的な課題(事業転換、人員構成のバランス)のためなのだな。少なくともほとんど賃金調整になってないからね。


出向を命じられた社員のほとんどが中高年だということに切なくなりました。その上、出向先の仕事が力仕事で、本当に心も身体もきついと思います。会社側としては、中高年に出向を命じれば、中高年は辞めて新しい仕事を探すことは難しいから、断れないことをいいことに出向を命じているのだろうと思いました。企業の冷たさを感じました。でも、企業側も、存続のための苦肉の策だったのだと思います。唯一の救いはOさんの優しさだと思いました。

会社の本業に残ってもらうわけにいかないという思惑と外に放り出すことの間をとったら国立市の倉庫になったという理解は私も同様である。Oさんに救いというのはあるだろうね。どんな状況でも何かポジティブなものを探すという姿勢はあってよい。

匿名
今回VTRを見て「出向」というものの過酷さを学んだ。都市部の本社から郊外の工場に飛ばされ、給料も安くなるが、職務は厳しくなる。同じ「NEC」を冠しているが全然違う会社のように思えた。出向を命じられた従業員は「つらい、厳しい、本当はこの会社は人に冷たいんだ」というようなことを述べていた。確かに労働条件が厳しくなって、つらいということは理解できるが、私は出向を命じられた従業員に100%賛同できない。飛ばされたのも、結局は自分の努力が足りず、本社に必要ないと思われたためであって、自己責任である。仕事が嫌でやめたいなら、さっさと退いて、働く意思があるのに、働けない現代の若者たちにポジションを譲ってもらいたい。

別に「努力」が足りないから倉庫に追いやられたんじゃないんだよね。あくまでも年齢です(正確に言うと、一定の年齢に達した時に一定以上の役職に就いていなかったこと)。で、少なくとも若者を倉庫の梱包作業に採用しろといっている君よりは、「インターネット」関連をはじめとしたNEC(グループ)の本体業務のために若者を採用し続けているNECの方が君よりも人道的だな。

会社に入社して長年同じ仕事をしていくと思っていた人が思いもよらない出向というのは、ちょっとかわいそうに見えた。仕事の内容もデスクワークから、重労働への変化で対象者の50才台の人たちにはつらいだろうなと思った。でも、めずらしいことではなくて、一般におこっていることだから、人ごとではないんだと感じた。一方では、良い人材は引き抜きがあっている。良いアイデア、発想を持つ人は、よりよい職場につくことができる。成果主義は企業側の利益にはなるけれど、社員個人のリスクは大きいと思う。でもこの成果主義にすることで、会社の業績は上がり、景気はよくなる考えられると思う。

制度としての成果主義はあくまでも賃金決定のための評価制度の問題であって君が解釈したような人事(配置・異動)の問題ではない。しかし会社が企業カルチャーを変えようとした一連の営みの中に位置づくという意味では関連はする。問題はそう簡単に企業は変わる事ができるのだろうか?

インターネット関連は今でも発展し続けているが、私がよく利用するころにはずいぶん発展していたので、このような大きな変化があり、またこの変化によって電気通信機器の会社の中で対応していくことがこんなにも大変だと思わなかったです。それと同時に会社内の制度や主義も変化していき、変化による人事異動は異動させる立場も異動させられる立場もとてもつらいものだと思いました。いきなりまったく予想していなかった異動、まったくしたこのとのない仕事をしなければいけなくて、さらに体力的にも精神的にもきつい内でボーナスも減るのは本当にやる気をなくすと思います。しかも、年齢も中高年45〜50歳なので、今まで何のためにがんばってやってきたのかとなげやりになるはずです。しかし、逆に新しい職場を自分で希望し異動する公募制は大変だと思うが、自分の実力をためせるし、自分で希望したのでやる気はとても出ると思いました。最後にインターネットの影響力はとても大きいのだと思いました。

都心の本社から郊外の吹きっさらしの倉庫に追いやられるのはかなり極端なケースだが、それにしても、Sさんが元の職場を去った時に元上司が“45、50歳とああいうことは意識するし自分だって他人事ではない”と言ってたようになんらかのキャリア変更はすでに恒常的だったと思われる(あの人はおそらく大卒だろうだから、もっとよい出向先が用意されていると思うが)。それはNECに限った話ではない。

赤字をかかえてしまって、インターネット・ビジネスに人を集めることで、会社全体として事業を立て直さなければならないということは、仕方がないと思いました。良い人材を引き抜かれた部署は突然だと、とても対応に困ると思ったので、許可はいらなくても、きちんと話をした方がいいんじゃないのかなと疑問に思いました。中高年者の出向も会社にとって、仕方のないことだと思ったけれど、実際に出向になった人を見ると、体力のいる仕事に急に変わってしまってかわいそうでした。こういった仕事内容だったら、若い労働者を従事させた方が仕事してはスムーズにいくのになと思いました。社内の人事に対して、お互いに緊迫感を持った人事が行われるべきだという考え方は、活性化のために大切なことだと思いました。

職場・上司の承諾がない云々は社内公募制に限ったことではないよ。通常の配置・異動でもそう。権限は上(人事部など)がもっていて現場は原則としてそれにさからえない。というか人事なんてあんなもんだよ。「はい明日から××に異動ね」といきなり転勤を言い渡すスーパーが昔あったし。

ポム
超有名企業に入社したからといって必ず将来が保障されているわけではないことがわかった。勤務していた工場が、全く新しい製品にシフトしてしまったり、突然の出向で、今までやっていた仕事と全く関連のない場所に飛ばされる。これが大規模で、しかも今まで尽力してきた中高年が出向のターゲットになる。たった2年給料が保証されてもそれ以降は何も保証されないのは実に厳しいと思う。また、成果主義も中高年層にとってはデメリットが大きいかと思われる。管理職や幹部以外の現場で働く人にとっては、体力的にバリバリとは働けなくなる分、業績が伸びなくなるのではと思う。また、部下に給料を抜かれると精神的にも働けなくなり、長期的には難しい職場になりそうだと思った。

倉庫会社での「業績」ってなんだろう、とふと思った。君のコメントを読んだら意思決定をした当時のNECの幹部も同じ感想をもったかもしれない。

多くの中高年が出向を命じられている現状が分かりました。やはり、中高年にとっては思いがけないことだと思います。デスクワークだった人が現場業務になりDVDに出てきたSさんがとまどいを感じるのも訳ないと思いました。しかし、あの工場での仕分けの作業をする人がいなければうまく仕事はまわっていかないと思います。個人1人1人がもっと、自分自身の仕事の重要性を理解し、意にそわない仕事であっても、やるべきだと思います。人員余剰がある以上、出向は避けられないものだと思います。また、インターネットに職場がシフトしていく中、柔軟な発想や考え方が求められています。これは、自分自身にとっても、関係のない話ではなく、社会全体がインターネット関連のことを扱っているから、もっと身近なこととしてとらえていこうと思いました。

栃木工場のKさんたちにとって「インターネットに職場がシフト」ってどういうことが何を意味しているのか私にもわかるように説明してほしい。

cane
実際に配置転換が行われているのを見て、社内公募制で自らの意思で異動する人はモチベーションも高くていいと思いましたが、会社の命令で希望しない異動や出向をする人はとてもつらいのだろうと思いました。仕事内容が今までより難しくなったり、以前とまったく違う肉体労働になったことによるとまどいやモチベーションの低下が起こり、仕事もスムーズに行くのかなと思います。また、今までより遅くまで働いて肉体的にも大変な仕事だろうに給料が減るというのは何だかひどい話だなと思います。それなりに配置転換された人へのフォローもきちんとしていくべきだと思いました。こんな内容の放送をしてあまりいいイメージはもたれないと思いますが、NECは何のためにこの取材を受け入れたのかなぞです。

今とはだいぶ雰囲気が違うんだよね。この当時は97年の山一証券、北海道拓殖銀行の破綻に代表される不況のあと日本企業が元気をなくしていてね。構造改革をしなきゃいけない、ということで人事制度もそのターゲットとなった。とにかく従来の日本的なものはいかん、と。成果主義、リストラもその一環。

しゃん
今日の映像を見て、授業で出向という言葉や意味を教えてもらったけどいまいちわからなかったですが、映像を見てはっきりどういうことなのかということが分かりました。自分で自ら出向するのはいいけど、上からの命令で長年勤めてきた仕事とは全く違った仕事をしなきゃいけなくなるなんて、すごくとまどうだろうなと思いました。前の仕事場で主任として働いていたのに急に出向になって主任という立場をなくすなんて自分だったらすぐには立ち直れないほどおちこんでしまうと思います。2ヶ月間は今までの給料が期待できるけど、それ以降はボーナスが減ってしまい、その上成果主義の導入で、もっと厳しくなるなんて、見てて心折れそうだなと思いました。

サラリーマンやっているとそこらヘンが頭で分かっていてもどうも自分のこととしてはピンと来なくなる。私らの業界なんてやばい業界の最右翼なのにねw

愛子おばあちゃん
出向と言ったら聞いた感じ、良い方向に感じるけれど、現実は厳しいものだとわかりました。このビデオでは、Sさんが前の職場でどういった立ち位置だったのかは「主任」という肩書きでしかわからなかったのが残念でした。やはり、Sさんは職場の中で一番どんくさいというか能力なく出向になった→ああやっぱりという感じだったのか疑問に思いました。良い歳してあんな肉体労働をしかもこれまでそういった経験がないおじさんたちに課すとは、もちろん肉体的にもそして精神的にも大ダメージだと思います。NEC側からしたら、若者を雇えば体力もあるし賃金も安くすむからそっちの方がいいと思うけれど、50を超えた言い方は悪いけれど必要のなくなった人材をはい解雇というのはあまりにも薄情だからおなさけで「出向」という形にしているんだろうけど、そういう同情が日本人の悪い所だと思いました。とにかく成果主義は要領の悪い人にとって最悪の制度だなと感じました。

だからあ、Sさんは「どんくさい」から出向になったのじゃありません。単純に年齢の問題です。あのような「出向」を「同情」というかどうか別にして、なぜああいう施策がとられるようになったのかを考えましょう。

匿名
環境の変化に対応して、大幅な配置転換を行ったNECだが、Fさんの例とSさんの例では全く状況が異なるように感じた。Sさんの方は「バイタルスタフ」と聞こえのよい名称をつけて実際は半ばクビ、左遷のようだった。50歳を過ぎて突然体力勝負の仕事に就かされ、体調を崩したら辞めてくださいというのは何十年も会社に貢献してきた人に対してあまりにも辛すぎる仕打ちである。ビデオの中で「NECは社員に優しい会社だと思っていたのだが…」という社員のコメントが悲痛であった。目まぐるしく変わりゆく環境に適応していくことの難しさ、そして捨てていかなければならないものの多さを感じた。

申し訳ないけど、“会社が優しい”ということはあるのだろうかという疑問はある。しょせんメリット・デメリットの勘案の中で雇ったりクビにしたり間をって出向にしたりというのが私の基本的な理解である。もし「緊張感」をもつべきとするならそのあたりの認識だと思う。

メタラー(スラッシャー)
50過ぎてデスクワークから力仕事に異動はキツイなあ。社内人材公募制は職場の上司の許可がいらないという点が現業に混乱を起こすのではないかと思います。新事業の立ち上げには全社的視点からの配置転換が必要で人材の囲い込みは許さないという事なんでしょうか。「某コンビニチェーン」ってのが唯一の笑い所でした。セブンって出とったがな。

セブンは最初の資料映像で、Fさんが担当したのはローソンです。

碇シンジ
自分もネット社会についていけるようにがんばろう。
逃げちゃダメだ!
逃げちゃダメだ!
逃げちゃダメだ!

はい、アンテナ1本((c)日本放送協会)。

インターネットのような、大きな技術革新が起きると、長年積みあげてきたものがちっぽけなもののように思えてしまうのだな、と少し恐怖を感じた。50歳を超えて、郊外の倉庫で働く事になるなんて、すごくネガティブになってしまうと思う。逆にこの配置転換をチャンスに変えた人もたくさんいるだろう。自分の努力次第なのだろうか。運なのだろうか。自分がそんな場面に直面したらどうなるのかすごく考えた。

あんまり考えてないでしょう。努力しない人に運が来ない事だけは分かってないと。

パープル
中高年の出向が考えるだけで無理ってわかるような力仕事に回さなければいけない会社も精一杯なんだろうけど、体力もなく、今までデスクワークばかりだった中高年社員はもっと大変だろうし、納得もできないと、仕事に意欲的に取り組むことができないのは当たり前だと思った。人事異動によってはかなり理不尽な事になるんだなと思い少し恐ろしくなった。倉庫の管理人が現場にくる場面もあったがその事により、職員の不満は少しは解消され働きやすい環境になったのか?

少なくともSさんはマラソンランナーなんだけどね。

企業が社会の流れや経済の変化に対応していくために事業改革や人事異動を行う必要があるのは十分に理解できるがもう少し社員に配慮したやり方があるのではないかと思った。出向を命じられた社員も仕事内容の大きな変化に戸惑っていたし、少しの変化ならまだしもデスクワークから倉庫作業に変わるのはあまりにも違いすぎると思ったし、急激な変化に気持ちも付いていかないと思う。このような社員が増えれば逆に企業にとってはマイナスになると思う。社員がいるからこそ、会社や経営は成り立つのではないかと思う。

倉庫に配置する事で会社は何をしたかったのだろうか……そこで「社員に配慮」とはどんなものだったのだろう。

SNOOPY
・配置転換は、今のどんどん新しい製品がつくられていく時代ならもっと増えていくと思う。同じ職場でも何十年も働いてきた人がいきなり新しい技術を身につけるか会社を辞めるかという選択をせまられるのは本当に厳しいことだと思う。
・出向に関しては、今までずっと本社でスーツを着て働いていた従業員が50歳をすぎてから工場に移り作業着で力仕事をするのは本当に大変なことだと思うけど、家族がいるなら特に働き続けるしかないだろうからとても苦痛だと思う。
・インタビューの中で「最初は優しい会社だと思っていたけどまあしょうがない」というのを聞いて、働いていく厳しさも知ることができたけど、それでも会社選びは大切だと改めて思った。

どこの会社でもあんなものだけどね。どちらかというといい方。

イソノカツオ
ビデオの当時はインターネットビジネスがめまぐるしく変わる時代だったので、中高年の人達は時代に追いつくのが精一杯の中で配置転換などをさせられて、苦労が絶えなかったと思う。企業をどのように舵取っていくのか、その大変さを痛感した。

いまでも大変な状況は同じだよ。

野球バカ
配置転換は、どこかの変な部署に飛ばされることしか、想像していなかったが、自ら進んで希望するものもあり正直驚いている。自分の考えでは、日本の企業に働くからには、配置転換は避けられない事だし、当たり前だと思っている。しかし、働くからには、自分のやりたい仕事をしたいとも思っている。自分は、自分なりに仕事に付加価値を見い出していこうと考えた。「働く」という事についていろいろ考えさせられたいい機会になった。

自分のやりたいこと、という目的があるのなら、他人に使われる以外の選択肢が見えないとおかしいんだけど。

匿名
急に出向を命じられて、配置転換になる社員がとても気の毒に感じられた。そこで人生設計がくるってしまったようにも見えた。成果主義になったことも社員の心を苦しめているように見えた。このようなシステムが現在ではかなり普及しているように考えられるが、そのような職場では精神的なタフさが大事になってくるように思った。

そういうことなんですよ。まあ「成果主義」がどの程度に成果主義だったのかは議論はあるがな。

授業で配置転換や出向の話を聞いた時は特に何も思いませんでした。でも、実際に今日ビデオを見て、本当に現実にこんなことがおこっているんだなと実感できました。急に他人事ではなくなってしまった気がします。目に見える成果が短期間で求められるようになると、なんとなく仕事をこなすことはなくなるけれど、時間に追われたり結果を気にしたり、少し毎日の生活に余裕がなくなりそうだと思いました。あと、出向する場合は前の職場よりも良いポジション(役職)が与えられると思っていたので、人員余剰の場合はそういうわけではないんだなと思いました。

なるほど。時間に追わせることがあのリストラの目的の一つだったという言い方ができるな。それが生き物としてのヒトに無理を強いている面があるのかも

キリン
10年前、インターネットが普及する真っ只中の時代、NECがインターネットビジネスに事業転換をしようとするのはごく当たり前のことのように思います(Sさんも「当たり前なのかもしれないが…」と何度も言っていましたが)。一つの企業が、しかもNECのような大企業が事業転換を行うと、その企業に勤める労働者たちがこんなに混乱することになるのが、とショックを受けました。Sさんのように、一度本社勤めになったら退職するまでずっと変わらないだろうと思っている人は数えきれないほどいると思います。30年以上も会社のために働いてきて、50歳過ぎて急に郊外の倉庫に出向になるなんて、すごく厳しいことのようにも思えますが、現実的に考えればやむをえないことなんだと感じました。これから就職活動をしていく上で、「大企業に入れば将来安泰」という考え方を捨てなければいけないということを今日一番強く感じました。

こんな昔話を聞いたことがある。かつて鳥栖フューチャーズというクラブがあった。Jリーグブームのまっただ中、市場性の高い北部九州なのにまだJクラブがないので本拠を置けば当たると思ったかどうかしらない。そのうちバブルがはじけ昇格ができないうちにお金を返す目途が立たなくなった。ある日、練習に一番乗りした選手がクラブハウスを訪れるとそこはもぬけの殻だった。

配置転換については授業で聞いて「こんなことがあるんだ」としか思っていなかったけど、実際に存在しているNECという会社で実際に配置転換が行われている映像を見て本当にいきなりの事だったり、上司に希望を言わなくてよかったり、する事がよくわかりました。出向についても映像で見て、出向を命じられた人が「この位置にずっと居続けると思っていた」ということを言っていたのがすごく印象的でした。成果主義については、全てを成果主義に変更するという試みはすごいことだと思いました。給料が目標を達成した人とそうでない人とでは1.6倍違うと聞いて、従業員の頑張り方がかんり違ってくるんだろうなと思いました。

こういう素直な人を見ているとたまには発言には注意しようと思う。

Lady Gagaは髪の毛から足先までグリーンで来日しました。
1万人もの社員を動かすような配置転換は、決して容易なものではないが、それを成せることで、NECは今も大きな成長を遂げることのできる巨大企業でありつづけるのだろうと思いました。インターネットのような時代と共に変化するものをあつかう企業ではやはりそれに伴って企業の内部もそれに合わせて変化しなければならないのだろうと思いました。

移動と異動の違い覚えてる?極端なことを言えば名刺を1万セット配れば異動は完了する。

NECは誰でも知っている様な大手企業なので、「NECの社員」と聞くとPCの技術が優れていたり、日々よりよい機能を持った製品作りにはげんいる様なきらびやかなイメージがあったのに、バイタルスタフという名の工場労働者にいきなり出向させられるような企業であると知って、すごくがっかりです。事業転換の為とはいっても、そのような、職なら、その職(工場で働く人)という枠を別に取って、人材を採用すべきだったと思います。しかし、私の兄もCMなどがよくあっているような一部上場企業に就職し、入社1年目からそのような配置転換にあっているなど、本当に世の中は、厳しいなと思います。これから就活がはじまりますが、企業がどのような方向性を示しているのかをよく調べたいと思います。

別枠で倉庫スタッフを雇っていたらSさんたちの居場所なくなってたよ〜。

海王
「1万人の配置転換〜インターネットが巨大企業を変える〜」のテレビを見て、NECの配置転換のやり方にびっくりしました。インターネットビジネスを成功させるために1万人の大移動を計画し、人材公募などでやるという方法の他に全く別の事業部から中高年層を出向させるといったやり方もあるという事に疑問を感じました。社内公募制で雇ったFさんは興味深さの上応募したのにSさんやOさんといった人が異動するといったことは大変な事だしつらいだろうなとも思いました。でも、そこまでしてビジネスを成功させようというNECの経営方針の厳しさや徹底さに感心もしたし、社会の厳しさもまた実感しました。また現在注目されている成果主義を導入したことも興味深かったです。その成果主義で社員のモチベーションが上がるなら、この大規模な配置転換はある意味で成功なのではないかと思うし、反面、従業員の身心をもう少し保証し考えてあげたならなと思いました。

いい若いものが仮定に仮定を重ねて逃げ道づくりばかりやってどうするのだろう。

R・S
この出向のテーマを考えていると、自分の父親を重ねて見てしまう。父は2年前に会社が事実上倒産、という形で求職者となった。それに加えて、2010年の1月に体調を崩し、入院することになった。病気と付き合いながら退院後、職を探していて、今年ようやく新しい職場に入った。父ももうすぐ50歳になるし、体も丈夫なほうではないので、その新しい職場で慣れない仕事に苦労していると思う。でも「仕事があるだけましだ」と言って、愚痴はこぼすけど、毎日頑張っている。目に見える疲れやストレスだけでなく、本人も気付かないほどの精神的な問題がでてくるのだろう。定年の年齢が引き上がっているので、あと10〜15年は働かなければならない。そう思うと、本人は大丈夫と言っても、心配になる。

あのような番組を見ながら自分に父親(母親)がいることを思い出せていないコメントばかり見ていると、学校は今年度下半期の売上げを計上できるのだろうか不安になったが、多少はホッとした銭ゲバの平木です。病院の研究をしている知人によると人間は20歳を過ぎれば壊れていくだけでどうメンテナンスするかの問題であるとのこと。その努力の結果を見れば文明というのは捨てたものじゃないのかも。なお、「あと10〜15年は働かなければならない」のを定年のせいにしたらイエス様でも舌打ちするぞ。

ジョンソンアンドニクソン(20)
1万人を配置転換させるNECの経営革新の良い所悪い所、代替案、まとめ
○良い所、「人材公募制」…やる気のある優秀な人材が集まる。希望に沿える。
○悪い所、「NECバイタルスタフへの異動」…明らかなリストラによる社員のモチベーションの低下。
○代替案、「バイタルスタフ専用の人材を雇う」…わざわざ社員をバイタルスタフにまわす必要があったのか?適材適所という言葉の通り、アルバイトを雇うことはどうだろう。
○まとめ 社内変革の中で、社員の気持ちを汲んであげる事ができない問題に対し、うまくまわりがサポートすべきだと思った。中高年を主力から末端に異動させることで、上手くいくように見えるが、気持ちを考えることも企業の役目であると感じました。

ものごと整理するのはよいが、もっと対象につきあってくれんか。


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