2010年12月22日

*ビデオ鑑賞後、記入13分、提出。
*番組登場の個人名は原則イニシャル化。


今回のビデオを見て、改めてフリーターの厳しさというものが伝わってきました。時給900円であっても、リーダー的存在となり、時給以上の責任を持たされ るのは、もし自分が同じ立場だったなら、正直嫌です。

私も以前はリーダーへの報償がないことの問題を 指摘していた。今も基本的にその意見は変わらないが少し見方が変わってきた。そんなに悪い話じゃないのでは、と。請負会社が彼を高く評価していたことは確 かでしょ?


名なす
今、自分が就活をしていて目標をきめて、考えろ!とたくさん言われるけど実感がわきませんでしたが、ビデオを見て意味が分かった気がします。請負では何年 後かの自分どころか明日の自分も分からない、だろうな、と思いました。Tさんは自分で、働き方を変えた、というのはとても良いと思います。まだアルバイト ではあるけど、自分の人生を流れるがままにせずに自分で動いた第一歩だ、と思います。これはHさんにも言えることで、あんなにまじめなら、人生を流され ず、請負に仕事を決めてもらわないで、自分で決められれば良い人生になるのでは…。

今回のコメントの傾向でおもしろい点が一つあ る。基調としてはあの3人に対して辛口なのだがその中でも評価したり同情的だったりするものが目に付くことである。Tさんが自分でものごとを考えて主体的 に行動しているという点で私も評価している。やり方がうまいかどうかは別にしてね。


「フリーター漂流を見て」
日本の製造現場はフリーターのような雇用状態の人が最も適しているのは分かるが、もっと労働条件をよくすることができないのか、もっと現場の状況を把握す る努力をするべきだと思う。たしかにメーカー的には都合がいいかもしれないが、不安定な雇用状況によりいわゆる「派遣切り」といった経済的に窮地に迫られ た人の増加、失業者の増加につながり経済の悪化につながると思われる。今回出てきた人たちは、高卒のブルーカラー扱いになるのだろうが、以前はこのような 扱いではなかったはずである。経済の発展と共にフリーターが“便利な人材”としてメーカーに活用されるのは必ずしも悪いことではないが、もっと雇用の保障 をして欲しいと思うし、働く気があるのに働けない人がいるのは、国の活力としてもったいない気がする。もっとも、Yさんのような職を転々とする人もいるか らこそ、この請負会社のような雇用形態が主流になっているのだとは思う。

典型的な雇用格差(批判)論だね。雇用形態の変 化の結果今のような状態になった(昔はよかった)という、言論人にも多い考えだ。私はまだ実証はできてないけどそうじゃないのではないか、という考え方を する。とはいえそれは変化ということに関してである。今回みたような働き方、現状そのものに問題があるということは否定しない。


Yさんに関しては、自分のやりたい仕事を見つけるまで就職はしないと言っておきながら結婚しているのは矛盾していると感じました。でもその考えは嫌いじゃ ない。

Tさんの「言動不一致」への指摘がちらほら見ら れたのも今回の特徴。なるほどそういう考えもあるなと感心しました。私が言ってもまったく説得力はないが、結婚というのはそういう次元の問題とは限らない んじゃないか。キャリアを超えた部分としてあるというか。


海老蔵
日本の製造業が請け負い、契約社員によって支えられている現状を知った。特に自分達と同じ年代から30代後半と幅広く行われている点に驚いた。この映像が 放送されている2005年は現在2010年ほど景気は悪くなく、製造業への派遣も解禁された。この為にフリーター等の不安定雇用者が多発して物作りの現場 に流れ込んだ。これからの製造業は、工場を比較的賃金の安い海外へ移転が多くなる。多くなれば日本で働くフリーターが溢れてしまう。そうなれば、非正規で 働く彼らはどうなるのだろうかと思った。

ポイントを突いた論点だね。来週補足解説しよう と思っていたけど。番組中でも「中国との競争」という言葉が使われていた。そこなんですよ。円高基調の中で日本国内に残せるのは研究開発といった高付加価 値の部分かあのように低人件費メリットを利用できる部分のどちらかしないという状況にいたった。とはいえ、そこは相対的で不安定な均衡でしかない。為替水 準の如何で君がいうようにもっと中国シフト、それすらも超えてより低いコストの国に流れるという状況になっている。彼らは今…うーん。


今、世間は就職氷河期とよく言われている。私も就職活動が始まる中、採用人数は例年より減っているし、厳しいなと感じている。しかし、今日のVTRを見て 私達は言い方は悪いかもしれないけど厳しい労働環境の中、フリーターとして正社員より格段にひどい待遇で働かせている。激化している競争下でコストカット は企業には不可欠であるのはよくわかる。でもだからといって、人をまるでモノのように好きなように移動させ、好きなように扱うのはどうなのかなと思った。 普段何も考えずに、様々なものを安価で購入しているけど、私達がこのように安価で良質な物を買えるのはこの人達のおかげなのだと感じた。もっと社会全体で フリーター問題について考えていくべきだ。

考えることは大切だがどういう方向性で考えるべ きなんだろう?あのような仕事をしたいかといえばほとんどの人はNOという。しかしだからといって仕事の存在を否定できるのだろうか?


請負会社では、メーカーの希望に合わせて生産をするために長く同じ仕事を続けることは、もはや無理だということを改めて感じた。半年という契約期間でも短 すぎると感じてしまったが、その期間を最後まで働ける人がほとんどいないことにはさらに驚かされた。

生産変動の話と勤続年数(つーかほとんど日 数!)は分けて考えようね。今は不況のせいで後景化しているようだがフリーター問題のひとつは離職率が高いということなんだよね。


Tokumei
・私はちょうど先日両親と将来のことや就職のことで大ゲンカをしたばかりで、その時に親が言っていたのは「有名企業じゃなくてもイイから福利厚生がキチン と整っていて、ちゃんとした生活水準が保てるような安定した仕事に就いて欲しい」と言われていたので、今日このTVを見て改めて親が心配していることが分 かった気がしました。
・TVの中でYさんやTさんが言っていた考えには私はあまり賛成できませんでした。アルバイトと部活の中でもたくさん上下関係とかで我慢も必要だし、スト レスもたまるのが普通なのに、すぐに投げ出しすぎだと思いました。特にTさんが口にしていた『妥協』は何だか意味が違うように聞こえました。
・私はまだ2年生で、就活は来年からだけど、少し将来が不安になりました。

あんたの家での親子ゲンカの内容に関心が向くの だがw
「我慢」…ほほほ、この番組を流す度にでてくる言葉。この日本語、彼らも知っていると思う。しかしああいう結果になった。このギャップはなんだろう。そこ を考えるのが社会科学、批評というものである

NOTリア充
あまりにも簡単に仕事を辞めすぎだと思った。しかし、自分も就職できずにフリーターになり請負会社の元で働くことは全くないとは言い切れない。今の時代、 大学を卒業しても職につけてない人は必ずいるし、自分の周りにもいる。Tさん、自分のやりたい仕事を見つけるまで正社員にならないと言っていたが、そんな 考えで家族を養っていけるのであろうか。無理であろう。今日のビデオを見て、フリーターだけにはなりたくないと思った。

大卒でもフリーター…こういう認識は一応もって おくべきである。とはいえ、一面的でもある。フリーター研究で共通認識として確認されているのは雇用形態格差は明らかに学歴格差を反映しているということ である。

身近にフリーターの人、請負会社で働いている人がいないので、このように現場の人の状況を詳しく知ることはありませんでした。産業の重要な役割を担う製造 業に請負会社のフリーターの方々がが携わっていると知りました。精神的にも体力的にもつらく、さらに責任までかかる仕事に対し、フリーター、アルバイトだ からといって、あまりにも待遇が悪すぎると思います。

賃金はどう決まるかという話をしたよね?基本は 需要と供給が一致する雇用量・賃率に落ち着く。私はこの知見は間違ってないと思っている。あのような条件でも人が集まるという事実は否定できない。


匿名
フリーターが扱いやすいことは事実だが、社会のルールからはみ出さない程度に雇用を続けるとなると色々倫理的にどうなのかと思う。

シンプルな叙述の中に思考上の論点が簡潔に示さ れているぞ。「社会のルール」と「倫理」か−この概念の使い分けはいいと思う。


私のバイト先には「フリーター」がたくさんいます。誰にも言ったことはないけどぶっちゃけ絶対フリーターにはなりたくないと心の底から思っています(お金 もないし福利厚生もないし社会的立場もないから)。まだ就活の年ではないので大きなことは言えないし、常に不安を抱えていますが、SPIをはじめて就活の 本をたくさん読んで(と言ってもまだ3冊)対策しています。このビデオの中の人は、欲ばっかり言って根性がないと思います。職がみつからないのもあたり前 だと思いました。魅力がありませんでした。5日、半月、1ヶ月の短期化で仕事を辞めるのはありえません。びっくりしました。

いつも言ってるけど「ぶっちゃけ」あんたらにフ リーターになられるのはうちらも商売上よろしくないんだなw でないと安くない学費を頂いている名分が立たない。ただし自分がなりたくない状況の人らへの同情は要らないがしかし想像力は持ってくれ。いずれどこかで接 点を持つのだし。まあ就活がんばってくれ/~~


左翔太郎
・日本下請け会社の実情がよく分かった。
・Yさんのように我慢することができないと、社会で生きていくのは難しいのではないかと思った。
・Hさんのように年齢的にギリギリのラインで将来に不安を抱えながらもやるしかないと、下請けで働いている人がたくさんいるのだろうと思った。
・やりたい仕事が見つかるまでフリーターで過ごす、やりたくない仕事をやりながら昇進していくという妥協はしたくないというTさんの考えも理解できるけ ど、実際はそうもいかないと思う。

こういうペンネームに触れる度に世の中のいろん な趣味を知る事ができて楽しい。今回のビデオで色々勉強になったようでそれもうれしいことである。


自動車、家電、半導体など、日本の大きな産業を多くのフリーターが動かしているとは思わなかった。生産変動において、請負会社とフリーターは必要不可欠と 言っていたが、フリーターを雇うことによって、20%のコストダウンに成功し、今や1兆円産業と言われるそうだが、半年という契約期間で、人材の半分も長 続きせず、辞めていくのには、問題がある。フリーターの数が増え、必要な時に必要な人材を補充できるかもしれないが、将来的に請負会社は残れるのか?と 思った。また、契約社員もせっかく仕事が見つかったのに、不満があり、辞めるというのは良くない。すぐまた仕事が見つかると思っているのだろうか?そもそ も定職も見つかっていないのに…現状は甘くないと思う。

コストダウンになっているが離職率が高いあたり 経営効率としてよろしいのかというのは正しい問題意識である。というか請負会社自身が痛切に感じていることだと想像する。しかし一挙的解決は出来ず日々の 業務改善の中で対応するしかないのが現状なのだろう。


企業が競争を勝ち抜いていくためには労働力というコストを切り下げる必要がある。請負、派遣会社がフリーターを集め企業が望む労働力を提供している。この 2つの会社に社会的意義はあるのだろうか?とくに請負、派遣会社には疑問を感じる。確かに職にあふれた者達を集めてその労働力を企業へ導くパイプ役には なっている。しかし、このパイプがあるからこそ企業の非正規社員への待遇が下がっているのではないのだろうか?(給与面など)。企業の為への労働力であ り、労働者のことはおかまいもなしである。このような構図ができてしまっている文、ここから抜け出せない若者はますます増えるだろうと思った。

君の議論は批判的論者において有力な議論である −“請負会社、派遣会社はピンハネしてんじゃね?”。しかし君の議論も裏を返すと「パイプ役」としての機能を認めているわけだ。すると問題は適切なマージ ンということになる。しかしそんなもの市場メカニズム以外でどうやって決めるのだろう?


ラオウ8世±0
このDVDを見て私は将来が不安になってきた。私はまだ2年ですが、もうすぐ就活の次期だと知っています。そんな中このような移動ばっかの繰り返し、少な い給料でやっていくのかと考えたら親に非常に申し訳ないです(事情が事情なので)。なので、正社員になれば移動ばかりの人生じゃないのか知りたいです。現 実的に中卒、高卒、大卒、どこ大学それによって就職先はかなり変動するものなのですか?Yさんはやはり中卒だなと感じる部分があったが、働く気はあった。 Hさんは35歳で年齢的にきついが努力が伝わってきた。Tさんは色んなアルバイトをしてリーダー的存在の必要な地位に立ったが、将来性を考えていない。こ れらを見てるとやる気、努力だけじゃどうにもならない世の中、世の中は本当に金なのだと実感させられた。

なんか好きだなこういうペンネーム。
あの移動のシーンは少なくない人に印象を与えたようだな。実のところ日本企業は移動(異動)が多いといわれるがそれはあんな意味ではない。一般的には数年 単位のものだし。職場内の異動とはいってもスキル開発上意味のある(蓄積)ものである。理論的に肯定的に解明されたはずの日本企業の特に製造業の“柔軟 な”職場の在り方のパロディーになっちゃってるんだよな。


初めての一人暮らし(35)
6万もあれば生活できるんじゃないかと思う…。Tさんは本当にやりたい仕事をみつけるまで妥協はしたくないと言ってたけれど、番組の中では(進行上?)T さんの本当にやりたい仕事を探す様子は出てきませんでした。

今回目に付いたのがこれ−“Tさん、探してねー じゃん”というやつ(爆)。かれこれ6年ばかりこの番組みてるけど気づかなかったし指摘もなかった。参りましたm(_ _)m まあ毎日の生活が探求の場なんじゃないですか、ということで…(汗)


もうすぐクリスマス
どの人もいい訳ばっかりでイラっときた。特にYさんは、まずこのご時世に中卒ってところで何かしら問題あるんじゃないかと思う。そこに気づかないと多分一 生このままなのでは…。そしてHさんも、がんばっているように見えるけど結局辞めちゃってたし、35歳で初めて一人暮らしってどれだけ甘えて生きてきた の?と思う。この2人に関しては親も親だと思う。Tさんは、やりたいことが見つかるまでフリーターをやると言っていたけれど、工場のバイトでそのやりたい ことが見つかるのか?と疑問に思った。やりたいこと見つかってもその経歴じゃむずかしいのでは。家庭もあるんだし、そんな甘いこと言ってる場合ではないと 思う。今、就活の最中に見ると落ち込むビデオだった。

この番組を見てもらうと定番として出てくる感想 −“甘えんな”。まあいいけど攻撃的な感情が起きる時は自分の心身のコンディションに問題があることが多いといっておくね。というか自覚してるんだな、は い前向きに就活に取り組んでください。


仕事が上の会社からメーカーに流れ、メーカーから請負会社へ、そして末端のフリーターに流れていく様子が伝わってきた。どこも上には逆らえず、フリーター は辞める以外拒否権もないということが分かった。また、請負会社で扱うのが北海道から沖縄まであるいときき、時給1000円未満で全国どこでも、選べると はいえ、とばされることに驚いた。さらに職場が3日で変更など、急にゼロに戻ることになるので、仕事は与えられるが、かなり不安定な立場だと感じた。給料 も残業がなければ十分な額もらえないので、あてにならないと思った。

“上から下へ”という請負、労務の流れに目をつ けたのはよいと思う。この仕事の“流れ”ですね(ちなみにHさんの実家の大手運送会社の下請けなのだな)。川下は川上に頭が上がらない、大人社会の真実で す。


カレーライス
請負が派遣のように法で保護されているわけじゃないと言うことをはじめて知りました。法の会社の自由を手にした事業なのか単に保護をされていないだけなの が…。法に詳しくないので分かりませんが、少し環境が悪いように感じました。次々と仕事をまわされて長時間同じ姿勢で同じ作業をすることは厳しいと思いま す。その一方で、上司から避難の言葉を受け働く意欲が見えず少し不思議に思いました。仕事をする上で道理に合わないことを言われることも、納得できないこ とで怒られることもあります。耐えることを覚えることも必要だと思いました。

“派遣法だと守られる”というのはあくまでも印 象論です。法律の話をするなら雇用契約上労働者としての権利は派遣でも請負でもイーブンです。契約内容にどこまで仕事の範囲が規定されているかいないかの 問題だから。とはいえ現実には踏みにじられやすいことも確かなのだな


匿名希望者A
フリーターの増加や若年層の失業率、及び離職率の高さは昨今よく耳にする。現在就活をしている身としては、避けたい現実がうつされていた。
・仕事がきつく、内容が割に合わないから
・将来このままでいいのかという不安から
・その現場が合わない、人間関係が構築できないから
この3点が主として挙げられていたと思うが、共通することはその現実に耐えられるかという事だと思う。私はアルバイト先の人とうまくやっているし、そんな にきつい仕事をしているわけではないので、彼らがどれ程の忍耐をもってやっているかは実感としてはわかない。ただ言える事は、仕事とはやりたい仕事だけを やれるものでもなく、自分の気持ちのおもむくままに動いていいわけではないという事だ。もっとも、時給以上、本来の責任以上の仕事を過度に割り当てられる のは会社の形態としておかしいと思う。が、支えるべき養うべき人がいるのに“大丈夫”で乗りきろうとする姿勢は見ていてあまり関心が出来なかったのが本音 である。自分が妻の立場なら、やりたいうんぬんじゃなくて安定した仕事を見つけてよ、と思う。

今や結婚という単語を口にするのも恥ずかしい歳 となってしまった私が語っても全く説得力ないが、あの夫婦に関してはあまり心配していない。収入減が伝えられた直後に2人で家計簿をのぞき込んであれこれ 議論しているシーンが印象的だった。家庭(あそこでは家計)の在り方について真剣に話し合って決めていく夫婦というのは家族の行き方を過つことはないだろ う。奥さんは奥さんでダンナのことをわかってるし自分も支えていくことを了解しているようである(だからメーカー直用の際は自分も働く事にした)。ダンナ をATMにしか見えてない人よりは幸福だと思う。


リアリスト
 今回のビデオを見て、私は絶対に正社員になりたいと思いました。
 自分に合った仕事を見つけるためにフリーターを続けるといった考え方もあると思いますが、ずっとフリーターを続けていたら、やりたい仕事を見つけること もできずに条件の悪いフリーターを続けることになると思うし、やりたい仕事を見つけても就職できず結局フリーターどまりだと思います。
 また、「必要なときに必要な人材を」と言えば聞こえは良くなると思いますが、ようするに使い捨てのフリーターなので、絶対にそうはなりたくないです。
 夢のためにフリーターになっても、少ない手取りで生活費すら稼げないのなら夢も希望もないと思います。

嫌な事をいっておくと世のフリーター(そして ニート)も初職は正社員だった人が少なくない。なんらかの事情で続けられなくなってフリーターとかいった形態に移ることが少なくない。これも最近のフリー ター研究が到達した知見のひとつである。図らずもフリーターになった時にどうするか?


就活中なので、とても考えさせられる内容だった。
 まず、仕事内容において、今ではほとんど機械化していると思っていたが、モデルチェンジが多い現代だからこそ細かい作業には人が必要で、それは誰かがし なければいけない仕事である。そこで請負会社がでてくる。だが、確かに仕事は機械的だといっても、「操作できる」、「代わりがいるいない」とモノ扱いする のは、働く側も士気が下がるし、ただでさえ忍耐力が必要だから、人を雇っている以上は雇用側からのある程度のケアは必要だと思う。
 また、実際請負会社のライン等で働いている人については、単純に将来不安にならないだろうかと感じた。「一度きりの人生だから妥協はしたくない」と言っ ていたが自分の年齢と能力を見極めて、早めに目処をつけた方がいいし、働いたことがない学生なのでえらそうなことは言えないが、まず、人に対する態度や仕 事に対する態度を改めたり、自分を客観的に見ることが大切なのではないかと思った。
 働くことに関しては、人それぞれ考えが違うので、ここまでは単なる私の感想だが、この人達は40、50代老後はどうしているのか気になる。

「ケア」云々について−まったくそうなんだ。し かしある意味で請負会社の人らは実に現実的である。“フリーターは所詮こういう人達なんだから”と。何が悲しくて朝からいい年した大人たちを起こしに回ら ないといけないのだろう?その割り切りが処遇の悪さに現れる。どこかで悪の均衡を打破する以外にないように思う。


フリーターは請負会社から上手く使われているなと思った。請負会社も厳しい状況の中だから、仕方ないのかとも思うが…。Yさんの忍耐力のなさには驚いた。 こういう若者が増えているのかと思うと、自分はそうなりたくないし頑張ろうと思った。

YさんYさんああYさん…はっきり言おうか?う ちの学生でもあんなのいるぞ!


のん
 今まで“派遣切り”“派遣村”など派遣のイメージが凄く悪かったんですが、請負の方がもっと酷い扱いを企業から受けているんだなと分かりました。でも意 外だったのは、寮から工場まで送迎してくれたり、時間に起こしてくれたり、夫婦でもOKだったりと請負会社からの扱いが良かったことです。結局一番大事な のは企業と労働者の板挟みになってる請負会社の人なんだなと感じました。
 ただ、企業は請負をちょっと雑に扱いすぎて逆に損しているのではないかと思う。Tさんのように長い時間かければ会社の戦力になるだろうに、長い目で見た ときに企業は力をなくすだろう。

前半の感想はおもしろい。なるほどそこを見た か。請負会社の人は君の指摘を見て我が意を得たりという気持ちになるだろう。労務管理なんだよねオーソドックスな意味での。人を集めないといけない、朝起 きれない人でも使わないといけない、だったら起こさないといけない。また、家族がいる人もいる一緒に住まわせないといけない、住宅を提供しないといけな い、当然だわな。なお結論的な派遣も同じ事だよ。人を工場に送らないといけないのは同じだから。


モノ作りの多様化にもろもろの影響を受ける工場は今回のような請負会社を通じたスタイルが合理的のように見えるけれども、同時に人材確保のみを目的とする “請負”という形は能力を評価してくれないし、生産変動により、せっかく身につけた能力も活かせないという大きなひずみがある。このひずみがフリーターを 漂流させる原因だと思った。

ひずみ、というか高い能力を必要としない、とい うことなんだよ。高すぎる能力はオーバースペックなのだ。とはいえこの見方は一面的である。「能力」は手作業能力だけじゃない。Tさんがリーダーに選ばれ た事実にそれが象徴されている。


フリーターがどれだけ不安定なのかよく分かり、怖いと思いました。正社員と違って働いた分だけしか給与がないので、病気などになったら本当に大変だと思い ます。そして、自分もこの人達と同じ立場になる可能性があると思うと怖く感じました。この時期にこの映像を見ることができてよかったです。とりあえず、忍 耐力とマナーは必要だと思いました。

正社員でも休んだ分給料から引かれるよ。あ、そ うか君は前期の科目は履修してなかったんだっけ〜?(と嫌みのひとつを)。正社員の場合、休む事もできないというのが実態だろう。それはそれでつらいもの がある。


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全員、甘いと感じた。Yにいたっては、精神年齢が低すぎて仕事以前の問題だった。
メーカー→請負→フリーター
というピラミッドはあまりにも上下の力が強すぎるのではんと感じた。請負は仕事のみで、本当に人としての扱いギリギリのラインで指示されていた。自分のバ イト先にもフリーターがいるがやはりどこか我慢強さが足りないように感じる。就活をしっかりやらないと、同じ立場を歩んでしまうと思うと、本気でやるしか ないと考えられる。

親がかりで数百万円の学費を出してもらってる立 場から業種の構造的問題や学歴のハンデとかの結果できつい仕事をしている人らに対して「甘い」と説教する人の「精神年齢」はどの程度かなと思ったりする。


次から次へと業務内容を変えたり、明日から、今日やってた仕事が必要なくなったり、メーカーから無理な事を言われても、それに従うしかない。忍耐力の無い 若者を説得するにも低賃金、働く職場環境の悪さからして魅力ゼロでは彼らを引き留める力もない。
1番つらいのは請負会社の人ではないかと思った。それにしても、Yさんは甘すぎると感じた。納得がいかないのはともかく、自分が納得できる仕事をするため に何か努力をしたのだろうか?甘すぎると思う。母親がかあいそう。自分は間違ってない人間と思ってるけど、映像から見て人としておかしいところがたくさん あった。
 Hさんに関しては35歳という歳での新しい仕事への挑戦だったが、家の自営業が悪くなってきている事位、もっと早い段階で分かる事はできなかったのだろ うか。彼も若い頃親に甘えていた姿があったのではないだろうか。
 Tさんは経験値が高いせいで時給の変わらないリーダーを任されるが、本当にやりたい仕事が見つかるまで正社員になる気はない。その思いが強いので、お金 を稼げないのであれば仕事を続ける価値がない。自分の仕事に対する1番大切な価値観はあると思うけど、少しは忍耐しなければいつまでたっても実現できない と思う。

あなたも方向的にお説教屋さんなのだが目配りが ある分大人かなと思う。憎まれ役の請負会社に人らの立場やHさんの実家の自営業(運送業)をとりまく厳しい現実に思いがいくあたり。結論はなんでもいいん だよ。どれだけ情報に目配せができるかが大切だ。


見ていてすごく暗い気持ちになった。人間として見られておらず、都合の良いように扱われている現実があるということが良く分かる。誰でもできるというよう な仕事でなく自分にしかできない仕事を手に入れるために努力することの必要性を感じた。請負会社というものが成立し、むしろ必要性が高まっている現代社会 は何かおかしいと思う。需要と供給のバランスがうまく噛み合ってなくてこのような現状が起きているのだろう。世の中が便利になっているウラでこんなことが あるのを知り、考えなければならない。

「自分にしかできない仕事」−あの番組をみた結 果として論理的に導かれるオルタナティブとして間違ってはいない。しかし人生哲学の問題としてそんな仕事ってあるのかな。というか“余人を持って代え難 い”という人、お世辞とおべっか抜きでいるのだろうか。


やはりフリーターは何の保証もされないし、生活をしていくのは難しいと思いました。その職業しかないのだという場合しかたなく、というケースがほとんどだ ろうと思いますが、Tさん夫婦などを見ているとその考え方は甘いのではないかと感じずにはいれませんでした。「必要なときに、必要な人材を」というキャッ チフレーズは、つまり必要でないときには、人材をきるということの裏返しであり、安定した生涯設計は不可能だと思います。

請負会社や派遣会社に残った人達もリーマン後の 不況の中で職をなくしていったのだろうな。とはいえ正社員だってリストラや収入源に悩む人は多い。「安定した生涯設計」という考え方自体が揺らいでいる。


配置転換の多い生産現場でフリーターとして働くということはとてもキツいことだと思う。フリーターはメーカーによって都合のいいように扱われ不満がたくさ んあるだろうけど、職がなかなか見つからず、やっと見つけた職を半年ももたず辞めていくのは忍耐力がなさすぎると思った。

そこ違うと思う。“これより下がない仕事”とい うことは他にもクチがあるということでしょ(「覚悟」で望んだものの続かなかったHさんだって別の自動車工場の仕事を紹介されたわけで)。忍耐力がないと いうか彼らなりには適職探しをしている過程なんだと思う。


ちゃんと探せば、厳しい環境ではあるかもしれないけど、フリーターにも意外と仕事があるということがわかった。

どこをどう見たらこういう評価がでてくるのや ら。


輝人
フリーターとして働いてる人は、社会人としての考え方や言動に問題があると感じたが、こういうことをビジネスとして行っている企業にも疑問を感じた。こう した問題は社会全体で取り組むべきだと思った。

学者、言論人でも君のような評価をする人いるけ ど、「ビジネスとして」何がいけないのだろうか?労働条件が悪いということは道義的に悪ということとは別だよ。そのあたり区別しないと。


フリーターの方たちが、ただの機械の代わりのように使われていて、ショックをうけました。安定性もなくこのような環境も仕事もひんぱんに変わる状況では、 精神的につらすぎるだろうと思いました。しかし、そんな仕事でもあるだけましだという世界もあるという現実を知ることができました。

後半の「まし」ということがちゃんとわかってい るのかどうか不安だが、指摘そのものは間違っていない。フリーターは若いから出来る年をとったらフリーターすらできなくなる。


請負会社の存在をはじめて知った。期間契約社員の中にもいろいろな人がいると分かった。Yさんのように、仕事が長続きしない人は、本人の我慢強さや稼がな いと生きていけないという気持ちをもっと持つべきだと思った。Hさんは手先が器用でもないのに、一つ一つの仕事をよく我慢できたなと思った。Tさんは、 リーダーになれるくらいの人材なのに正社員にならないのはもったいないと思った。3人のフリーターを見て、私はフリーターになりたくないと思った。

別に誰もあんたらにフリーターになるよう勧める つもりはないがな。ちなみにHさんは続かなかったんだよ。最初のころの作業のシーンで彼の手元が震えている映像が大映しであったことを私は今頃になって気 づいたが番組制作者は明確に訴えている。


請負会社を通して工場で働くフリーターを追っていたが彼らのせいで仕事を奪われた技術者がいなかったのだろうか?全く触れていなかったので疑問に感じた。

おもしろい所に着目したな。現実にはそういう問 題はなかったのだが歴史的な流れでその問題があったことは確かだ。君の議論は労働問題の古いタイプの議論であってね。“技術革新によって必要とされる技 能・熟練が陳腐化する事で熟練労働者への需要がなくなり低熟練の労働者だけが生き残る”というやつ。歴史的にはそうじゃなかったという評価に落ち着いてい るが君のような方向性の見方も根強い。実のところちゃんとした実証はされていないようだ。


まずビデオを見て「こんな人間」になりたくないと思った。まだ学生で親のすねをかじっている私が言うのもおかしな話かもしれないけど、考え方が甘いと思っ た。結婚して家族を持つTさんが「妥協したくない」と言っていたけれど、やりたいことが見つかったとしても、社員になれる保証はないのに、そんな夢見心地 なことをいっていいのかと感じた。あのまま一生フリーターを続けることになりそう…。フリーターという道を選ぶことはその人だけの問題ではないと思った。 何歳になっても子供の世話をしなければいけない親も本来は親孝行をしてもらう方のはずなのに可哀想だ。また、フリーターが結婚して子どもが生まれたとした ら十分な教育を受けさせる余裕がなく、子供もまた親と同じような道を歩んでいく可能性が高くなるのではないか。就職活動をもっと頑張ろうと思った。そして 大学に行かせてくれている親に心から感謝したい。

たしかにあの人のキャリア意識は怪しい。しかし 日常の言動、生活態度は実直で信用のおける人であることも確かである。私はこれまでの人生できれいごと口にしながら足下が散らかっているような人をいっぱ い見てきただけにTさんのような人を高く評価する。


Yさんは「今どきの若者」の典型という感じで、あのようではどの職場にいっても続かないのではないかと思う。
Tさんのように仕事量の増減があり給料の不安定につながることへの不満はよくわかる。妥協したくないのでフリーターを続けると言うが、工場で生活費を稼ぐ ことに追われる毎日で、やりたいことなど見つかるのかと疑問に思った。

さっきもあったがTさんは「やりたいこと」に照 らしても現状に問題があるのじゃないの、というのは今回初めて出てきた視点で、こういう授業を続けてきてよかったな〜と思う瞬間である。ちなみに私はTさ んの方向性自体おかしいと思ってるけどね。「やりたい事」なんて探すものじゃない。あるかないかどちらかなんだよ。


匿名
YさんのVTRを見て、まず働く者としての礼儀がなってないと思った。Tさんに関しては理想ばかり追いかけても、家族もいて生活していかなければならない のだから、もっと現実をみた方がいいと思う。

いいかげん打ち止めにしたいのだがそれでも言お う−私が言っても説得力ないことだが、“ひとつ口では食えないけど二つ口では食える”ということわざがある。あの人は妻のaさん、そしてやがて生まれてく る子どもの存在があるからこそちゃんとやれているんじゃないかな。


請負会社の業務内容がこんなに変動的であることに驚いた。仕事も単調なものばかりで、やりがいを求めるというものはなく、ただただ生きるための手段として やっているように思えた。3人のフリーターの人たちの考え方で、どうかなと思う部分もあったが、会社の体制がひどいようにも感じた。請負のように“必要な ときに必要な人材を”の精神

ひどいというかどうかは別にして経営管理、作業 管理の面で問題があったこともたしかだね。あんな管理体制のもとで物作りの土台を維持できるのだろうかと思う。あのような体制は無尽蔵に若者を使い捨てで きることが前提なのだ。しかし少なくとも日本国内から若者はどんどん消えている。


北海道
 期間契約社員の半分が期間をもたず辞めていくとあった。みんな我慢が足りないのではないか!と思った。確かにYさん(21)もう少し我慢が必要だったと 見てとれる。Hさん(35)は文句ひとつ言わずなれない作業をやっていたが辞めたのはいわゆる“焦り”からだったと思う。新しい仕事を探して行ったが問題 は体力と気力だと思う。Tさん(25)は疲れで体をくずし十分な給与がないため辞めるというのはフリーターだから手当がないのはしょうがないと思う。もと もと合わないなら辞めるつもりだったので、あまり問題ない。しかし厳しい現実であることは言える。

仕事に限らず人間関係のゴタゴタというのは形式 的な白黒の問題だけじゃなくて相手の微妙な態度や姿勢が影響してくるところがあったりする。Tさんの場合も体をこわしたのは残業(生産量増加)、リーダー としての負担などによるストレス、会社都合の原因があったわけでしょ。つまり会社からの要求に応じて頑張ったのに、カバーをしてくれない、そこに不信感を 感じた。こういうのは契約の条項でどうじゃこうじゃという問題じゃないからな


自分がアルバイトをしてる会社の中でもフリーターの人はとても多いように感じます。今回のビデオの中に出てきたTさん夫妻のようにフリーター同士の夫婦も 何組か知ってます。フリーター同士の夫妻やフリーターの人を見る度に大丈夫なのかな?とか将来どのようにするのか?と思ってましたが、今回のビデオを見て 現実は自分の考えてた以上に厳しいんだなと実感しました。また今回のビデオを見て、フリーターの人は同じ職場で働いてスキルUPをして正社員になれるのだ ろうか?という疑問を持ちました。ずっと時給制のまま働き、Hさんのように年を取り、派遣社員としても働けない年齢になり、職を失うのではと思いました。 自分の友達の中でもフリーターの友達は多くいます。皆、高校を卒業して就職してやめたりですが、自分も就職が決まらなかったらという恐さがあります。

最近読んだ仙台市長さんの記事がおもしろくて ね。“トラブルというのはどんなに準備をしても起きる時には起きる。トラブルが起きる事を前提にどう対処していくか頑張る方が大切だ”みたいなことだっ た。


最近「就職しても3年以内で辞めてしまう若者が多い」と聞きますが、正社員もアルバイトも共通する点があるかも知れないと思いました。今回のVTRに登場 した3人の方を見て思ったのは「自分の意見や希望ばかり主張している」「我慢できない」「周囲の責任にしている」「家族にどこか頼っている」という事で す。私はアルバイト経験は2つしかありませんが、覚えるまでに何度も注意をうけたりクレームがあったり、新しい仕事を急に任されたりする事もありました。 時給は最低賃金や700円台ですが、やはりお金をもらう側としてはその金額がいくらだとしても我慢しなければならない所はあると思います。誰だって初めて する事には戸惑いもあるし上手くいかない事もあって嫌になると思います。でも、そこで我慢して継続する事が大事だと思います。

君が忍耐強かったのだろうとしておくとして会社 側の管理、人使いに違いはないかということも関心があるな。離職率が高い会社というのは“仕方ない”と思ってることが往々にしてあるから。


ビデオを見て思ったことは、仕事はたくさんあるんだと思いました。でも仕事はあるにしても、それは、日々のメーカーの売り上げに応じて変動するため、日々 の仕事量の変化も大きいと思いました。また、若者は、自分の将来をみすえて、フリーターをしている人もいるとわかった。Tさんは、妥協して仕事をしたくな いといってずっとフリーターをしていろいろの職場を転々としている。そのため、工場では、リーダー手当などではなく、時給以上の責任を任されることもあ る。病気で仕事を休んでも、派遣社員は、時給制のため、もちろんその期間の給料は支払われない。これでは、家庭をもつのは、苦しいものがあると考えられ る。安定した給料がもらえないのでは生計を立てるのが難しいと思う。また、派遣社員は単純作業をこなすにしても、仕事の幅がある。そのため、配置転換は多 々行われる、メーカーの急な要望に請負会社は応えないといけないため、派遣社員の残業数も増える。

仕事量の変動に併せて作業量を変動させるという のは一般的にあるのだが、あの番組に出てきたような極端な現れ方をするのは愛知県が世界にほこるトヨタ様のJIT(Just In Time)方式のやり方を導入した結果だと思われる。それは日本の製造業現場にあまねく広まっている。それが日本の製造業の強さのひとつだった。フリー ターだけでなくというかフリーター以上に製造業のブルーカラーはああいう世界なんだよ。


これを見て、フリーターにはなりたくないと心から思いました。製造会社からはいいように利用されて、仕事も次々と変わり精神的にきついだろうと思いまし た。しかし、生きていくためには、どんなにきつい仕事でも耐えなければならない時でもあると思います。嫌だから辞めるを繰り返していては、今の社会で生き ていくのは大変なんじゃないかと思いました。やりたい仕事ができている人はきっとごくわずかで残りの人々は自分の生活のために耐えてでも働いているのだと 思います。

離職率をどうするかという問題の解決方法は実に 簡単−年をとることです。年齢が重なると諦めがついて離職に慎重になる。しかしそのころには身体能力が衰えてしまう…。請負会社は離職率には目をつぶって 若さをとった、ということです。


請負の場合は、学歴や経験は問われないがかなりの忍耐力が必要だと感じた。時給制で毎回残業があるわけではないため安定した収入は得られない。また、Tさ んの場合、現場リーダーもしていて他の人よりも責任が重いにもかかわらず手当も全くないという現状に驚いた。この状況では当然疲れもたまる上、ストレスや 不満は必ず出てくる。たとえ期間は半年といえども、この状況では続けられる人もなかなかないだろうと思った。

あそこの仕事が続かなくても他の仕事があるか ら、というのが若者たちの認識だろう。事実、YさんもHさんも取材後しばらくして他の仕事についている。他方で、請負会社にとっても辞められても新たに募 集をかければ若者が応募してくる事をしっている。繰り返す、いつまでもこんなこと続かない。


フリーターの現状は厳しいと聞いてきいていたけれど、今日見た映像には驚かされた。請負会社やメーカーは自社のためにフリーターを使うことしか考えてない ように思えた。危険や仕事に対して、それなりの保障はされているのだろうか。正社員だと融通がきかない仕事をフリーターに押しつけているかのようにさえ、 思えた。

テレビで取材させるくらいの工場であれば労災保 険をかけるとか労働安全衛生管理とかちゃんとしているはずだがシンナー塗装の最初のシーンでHさんがマスクをしていなかったのを見るとそこらもなんと も…。一般の事業会社だったら正社員の方が実はきつい仕事をするものなんだけどね。しかし世の中には君がいうように汚れ仕事を非正社員におしつけているよ うな職場もあってね……おや、誰か来たようだ…


誰にでもやれる仕事とはいえ、頻繁にフリーターに辞められるのはメーカーにとっても請負会社にとってもコストなので時給を高くするだけに限らない管理方法 を工夫する必要があると思う。現在は大卒でも派遣で働く人がいる社会なので、ビデオ中のような仕事をしていると考えるとブルーカラーとホワイトカラーの定 義は学歴以外の要素が大きくなってきているのではないかと感じた。

着目点はいいと思う。とはいえ先に述べたように これまでの研究は明確に、学歴差が雇用形態格差に照応していることを示している。かつて日本ではタブーとされたいて学歴による経済格差、その背景にある家 族の経済力の格差が現状を説明できると。その点ではここ10年ほどの日本の言論状況は改善されたといえる。


ジンオウガ
フリーターといった人たちは自分の将来がどうなるのかを真剣に考えているのかと疑問に思った。自分がやりたいことをすべきという考えは共感できたが、すぐ 仕事をやめるスタンスには少々困惑した。

あの現場を見ていて「すぐ」といえるのはよほど 忍耐強いかよほど感性がにぶいかどちらかと思う。


“請負会社”はメーカーにとってコスト削減につながるし、フリーターの溢れる日本においてもいいかもしれないけど、フリーターを使い捨て(消耗品)みたい に使って、年をとったら切っていくというのは社会の悪循環を更に進めているだけではないか。あとYさん同世代として根性なさすぎ。今後どうなるのか。

前半は大切な論点だ。フリーターが年をとって仕 事につけなくなるとホームレスという「キャリア」が待っていたりする。企業にとってコスト減を追求した結果が社会にとってのコスト増となるのではというこ とも指摘されている。しかし日本の社会政策の現状はというと……おや、誰(ry


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匿名
5年前でこの現状、現在の就職率をかんがえるともっとヒドい状況が予想される。フリーターによる役割も大きいので、メーカー側にとってはありがたいと思う が、もう少し待遇を良くしてもよいのではないかとも思う。ただ上司と話をしている間に煙草を吸ったりとか、Yさんは世の中をなめているとしか言えないと 思った。また、Tさんは自分のしたい仕事を探すためにフリーターをしていると言っていたが、フリーターに集中している状態でどうやって自分のしたい仕事を 探すつもりなのか疑問を感じた。

人なんて生まれた時はみんな野獣である。いつの 間にやら“人間様でござい”と偉そうな顔しをしている。上半身裸で人を迎えて説教されながら煙草を吸う−なんでYさんがあんな人間になってしまったのか、 ということである。この事実を怒ってもらちがあかなくて分析をすることが必要である。


匿名
人件費の削減が最も手っ取り早いコストダウンの方法とはいえ、請負会社やフリーターを駒として徹底的に利用するメーカー企業の姿には憤りさえ感じました。 たとえコストがかかるとしても、有望なフリーターを探して、将来のプロフェッショナルとして育てた方が、初期投資を差し引いても同業他社に対する競争力を 強めることができるのではと思ったからです。しかし人材を発掘する労働市場の仕組みが整っていないのも事実なので、政府が労働者と企業との間を取り持つ必 要があります。

君が言っている事は政府も問題意識としてもって いるよ。正社員採用する企業への補助金であるとか、有望なフリーターに対してはジョブカード作成で就活を支援するとか。それが成果が上がっているかどう か。またカバーできない人はいないか。


まずこのビデオを見て思った事は、皆考えが甘いということである。Yさんはアルバイトも続かないし、人に注意された位でキレて物をなげつけるなんて子供だ と思った。通信制の高校を卒業したところで正社員になる事はないと思う。
Tさんはある程度仕事もこなしていいるが「自分のやりたい事がみつかるまで正社員にはならない」と言っていたが、結婚もしているのに考えが甘い気がした。 Yさんとちがって、リーダーシップもあるし、周りからの印象も良さそうであったがその考えでは、正社員としてきちんと働いていけるか疑問である。
また工場の現場かんとくみたいな人が、フリーターはあつかいやすいし、こっちの(企業側、工場側)の条件をきいてくれる…と言っていたが、フリーターのこ とを軽視しすぎではないかと思った。しかし、フリーターの人達の意見を聞いていたりもしていたので、フリーターの事を工場につなぎとめておきたいのだと 思った。
現在就職氷河期と言われているが、このビデオを見て派遣とちがって保障もなにもないフリーターにはなりたくないと思った。そしてフリーターの現状もみるこ とができてよかった。

あんたも方向性は説教廚だが目配りはしてるな。 会社の人のことも考えている。会社だって離職が高い事は問題だと思ってるよ。しかしどうしたら改善できるか悩んでる。当然と思う。だって大企業が面倒くさ いから「外部化」(=放り投げ)したことだからね。企業体力で弱い請負会社でどうにかなることじゃない。



3人とも考えが甘いと思いました。もっと若い頃に資格なんなり取っていればよかったのに…と思います。

「資格」でどうにかなると思ってる方が甘いと思 います。


今回のDVDを見て思ったことは、日本の経済状況と働き方の多様化が人々に様々な影響を与えているのではないかと思った。コストを減らす為に、正社員を減 らして非正社員を増やすようになって、働き方の多様化が起き、本人の好きなように職業や働き方ができるようになった反面、良くない条件下で働き、なかなか 将来につながらない。

先も述べたように雇用形態が悪化したとは思って ない。景気循環上のものはあると思うが構造的なものとしては実証されてないと思っている。しかし君がいう所の肯定面もまたないと思ってる。


ペコリナイト
今の日本の現状が少し分かった。フリーターと一言で言ってもいろんな人がいるんだと思った。Yさん(21)のような、本人の考え方や人格に問題がある人 や、Tさん(35)のような仕方がなくフリーターをしていて、年齢のせいで職がない人など幅広い。期間契約社員にははっきり言ってなりたくないので、社会 に出て働く仕事を大事にしたい。

「なりたくない」のはわかるとしてそれしかない ときどうするのか?


Yさん(21)は一生フリーターだと思う。仕事をさせてもらっている立場なのに、よく反抗できるなぁと感心した。中卒であるのが納得。Hさん(35)は一 生独身だと思う。やる気はあって、派遣にもめげずがんばっているので、フリーターとして合格だが、歳が歳なだけに正社員になるのはきびしいだろう。なので 家族をもたずフリーター生活をがんばって下さいと思った。最後の若年夫婦はよくもまぁ結婚しようと思ったなぁと感心。

       / \  /\ キリッ
.     / (ー)  (ー)\     
    /   ⌒(__人__)⌒ \   <仕事をさせてもらっている…
    |      |r┬-|    |   <一生独身…
     \     `ー'´   /  <よくもまぁ結婚…


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