2010年1月7日

*ビデオ鑑賞後、すぐに記入提出。

キューピーマヨネーズ
請負業界の厳しさを知りました。非正規雇用の状態で欠勤し続けると、あんなにも給料が控除され、生活が厳しくなるような現実がありながらも、折れずに (?)次々仕事を変えてでも、やっていける精神力があるうちは、まだ大丈夫なのかなと思います。一方、一つの仕事に対して、(好き嫌い、合う合わない)の 忍耐力が欠けているようにも思えました。休日は、ふだんの仕事でつかれているのも分かりますが、いま一つ努力に欠けているのだと思います。私は、独占業務 を担う税理士を目指していますが、今の時代、何が起きても不思議ではないという腹づもりができたことと、常に向上し続ける気持ちが大事だと思いました。

私はのんきなサラリーマンなものだから、税理士 というか独立開業の方が大変だなと心配してしまう。やはり士業の人から聞いたけどワープア紙一重だそうです。今の君の決意将来になっても思い出してほしい です。


アデバヨール
今日のDVDは、就職活動中の自分にとってとても刺激になった。工場での作業は、単調だが繊細な仕事で、あれを続けられる人はあまりいないと思った。その 仕事をやめていった人の理由は様々だが、21歳のフリーターの人は本人自身に問題があったように思える。また、夫婦で栃木に移り住んだ人もいたが、本当に やりたいことを探す前に最低限の生活ができるようになることが第一だと思った。本人同士が幸せならば、それでよいと思うのだが、奥さんをあのような状況に してしまうのは、男として許せない。

お、出たな九州男児!Tさんについて私が一番不 思議だったのは最初は奥さんは働いていなかったということ。普通だと寮に籠もってる理由無いからね。現金稼ぐのがあの夫婦の一番の課題なのだから(ま、終 盤共働きになったわけだが)。こういった家族のリアリティというものを理解できないうちは子どもです。


無名
Yさんは忍耐力がなさすぎると感じた。また仕事についていけないのは学歴だからと決めつけて、高卒になろうとしてたのに最後映ってたのはゲームしてる姿 だったので、自分では何もしていないようだし、目上の人と仕事について話しているのにタバコ吸うなんて礼儀が欠けていると感じた。だからフリーターなのか なと思った。企業は格好良く“必要なときに必要な人材を”と言っていたが、フリーターにしわ寄せしているだけのように感じた。悪いのはこれを強いる企業や それを容認する社会なので改善すべきと感じた。また不当な労働条件押しつけられてもがまんして働くのは日本人のがまん強く働けば報われるという意識につけ 込んでいるからであってそれは強すぎると問題視する必要があると感じた。

タバコ以前に、他人が訪ねてきた時に上半身裸で 応対するあたりで終わっていると思う(去年はこのことを指摘した人がいた)。後半の日本人の心証につけこむ企業の在り方という議論は面白い。私は日本人が 特にがまん強いかどうか知らないが。道義論は別にして労働者がどういうタイプの人達であるかに応じて対応を変えるのは労務管理の基本だよ。


綾波レイ
定職に就かないが仕事が欲しい若者を有効に活用する請負というのは、とても経済的なシステムだと感じた。相当に“小回りの効く”労働資源なのだから企業に とっては使い勝手も良いだろうし、若者らも何だかんだでやり易い(気軽な?)仕事を探しているから善し悪しはともかく持ちつ持たれつで良いことではあると 思う。しかし関係ない事ではあるが敢えて善し悪し的な小言を言うならば、若者ら自身が「人間ロボット」(エヴァンゲリオンか)「私がいなくても代わりはい るんじゃないか」とか請負会社の担当者が若者を「弾」と称しており、事実使用者に良いように扱われ(工場の課長が請負事務所長に偉そげに指示を出していた のが印象的であった)ている(当時の)現状は結局のところ産業革命頃から大して変わらない(進歩もくそもない)のではないだろうか。Tさんはその後果たし て「本当にやりたい仕事」を見つけることはできたのかも気になるところではあるが。

誤解しているようだけどエヴァはロボットじゃな いからね。テレビ版の中でそのことを説明している回があります(“ガンダムはモビルスーツであってロボットではない”というほどテクニカルな議論じゃなく て)。「産業革命頃から大して変わらない」−禿同。言っておくけどあの番組の企業事例はマシな方だよ。人の扱いに関してもっとめちゃくちゃな労働現場は もっとある(小池徹平もびっくりよ)。


生きていくのが何だか怖くなりました。必ず安泰な道はないし、今手に職があってもいつ失うかわからない。そして、一旦ワーキングプアに陥ると、抜け出せな いというのがよくわかりました。ただでさえ、単純作業なのに慣れてきても会社の都合で次から次に違う工場へ回されてしまう。一番最後のHさんへの「できる も何もそれしか道が残されていない」という言葉が強く印象に残っています。Tさんのように「本当にやりたい仕事」を見つけるまでは正社員になる意志はない という考え方は素晴らしいですが、気付いた時には取り返しがつかなくなると思います(もしかしたら本人も気付いていて体裁を保つために言っているのかもし れませんが)。自分のやりたい仕事をできているのは、ほんの一握りの人でみんな妥協しながらも仕方なく生きているのだと感じました。もちろん、妥協した結 果からまた希望を見つけて頑張っている人もいるとは思います。すごく生きづらい世の中だと思いました。何より、VTRの作業が見ただけで気が遠くなりそう で、実際にやり続けたら気が狂いそうです。「誰でもできるから自分の代わりはいくらでもいる」という存在意義に疑問を感じそうです。秋葉原の事件を少し思 い出しました。単純作業をする人はなくせないので、行おうとしているように賃金の引き上げなど少しずつ条件を改善してほしい。

たしかにHさんの考え方とTさんのそれは対極的 だね。ただしHさんの考えはフリーターにかぎらずほとんどの労働について回るものだよ。「単純作業」じゃないから問題解決というわけじゃないから。で、T さんの場合、本人が割り切ってるでしょ。請負会社を飛び出した行為だけは感情的なものがあったと思うが、それ以外についてはいたって冷静である。あの人は いつでも労働の世界に入っていける人である。


今まで派遣について、テレビや新聞などでよくめにすることがあったため、知っていました。しかし“請負”はこのビデオで初めて知りました。私の中で派遣が 1番ひどい雇用形態だと正直思っていたので、今回請負を知って愕然としました。生産変動によって働く場所が変わるというのは労働者にとってとても過酷なも のだと思いました。私だったら仕事を覚える気にもなれません。請負会社に勤めているフリーターの人達もHさん以外は、何も考えていないように感じまし た。25歳になって結婚もしているのに「本当にやりたいことが見つかるまで妥協しない」という考えはズレていると思います。そう言っている自分に酔ってい るだけのような気がしました。

請負と派遣について「区別」を説明しないままあ の番組をみせてしまったからな。君が問題に感じている部分については基本的に一緒です。「何も考えてない」、か。少なくともTさんは人生について真剣に考 えているんじゃないのか。それに話は逆で、正社員の方こそキャリアの問題が片付いたということであまり考えなくなるのではないか。だから正確には、フリー ターこそがキャリアの問題を真剣に考えないといけないのに、できている人が少ないということではないか


私は大学生{ハート}NOTフリーター
請負会社の社長の「フリーターは安くて、必要な分だけ」みたいなセリフに憎悪を感じました(笑)。こういう人が製造会社の正社員を減らして、望みもしてな いフリーター大量生産しているんでしょうね。幸いなことに、自分は私立の4年大に行って、就職がうまくいけば給料20万程度が保証される、という環境にい ます。たかが学歴なのに、されど学歴…バカに出来ないです。ただ、ツライのは分かるけれど、フリーターの人達、すぐ辞め過ぎ(笑)。最低1年は続けて文句 は言いましょう、って思いました。アルバイトなんだから、給料安いのは、当たり前だし…。携帯代1万5千円とか、タバコとか、出費を減らす所はいっぱいあ るじゃないかって思います。元々は、消費者が安い物を求めて、そのために会社が競って安くして、給料が減って、フリーターを使うようになってっていう悪循 環になっていった結果ですよね…。しょうがないです。このビデオを見て、大学に入れてくれた両親への感謝の念が湧いてきました。あと、就活を悔いがないよ うに頑張ろうと思いました。見れて良かったです。

君たちの印象と違って私はTさん(夫妻)は実に 計画的で堅実な人だと思っている。二人で家計の予算計画を議論しているシーンは印象的だった。ああいうことがちゃんとできている夫婦(妻ではなく)がどれ だけいるだろうか?そして、タバコは論外としても、携帯については誰かさんたちと違って仕事を含めた生活に必要な情報を得る上で必要不可欠な手段と考える べきでしょう。たしかにあの人達、よく辞めるね。理由は簡単。あのような仕事に就くにあたって困難はないのだから、やろうと思ったらまたやれる。つまり、 辞めるリスクがないのだ。だから他にチャンスがないものか探そう…。もちろん、こんな思いこみはすぐ限界にぶちあたるのだが。


匿名
「NHKスペシャル/フリーター漂流〜モノ作りの現場で〜」、自分の未来の姿を見ているようで、ぞっとしました。登場していた人達も20代前半と、自分と 同じ年代だったので、大変リアルでした。大学生という立場にいる今は守られていて、幸せなんだなぁと思いました。

私も違った意味で「幸せなんだなぁ」と思う。


HEART
心にずしんとくるような番組だった。こういった、フリーターやワーキングプアの人達の番組を見るたびに思うことは番組で出てくる人たちはだいたいが、コ ミュニケーションが上手でないということだ。私も人のことを言えるようなコミュニケーション力を持っているとはとても言えないが、ケンカして、我慢ができ ずに自主退社の例でも、今まで21年間生きてきた中で、他人との意見のぶつかりで、学習してきたことがもっとあったのではないかと疑問に思う。自分ではど うにもできない、育った環境はあると思うが、35歳の人は、我慢したり、耐えたりということができそうな人だったので、請負ではなく、ずっと続けられる所 で仕事を探してみたらどうかと思う。5社だけでは、まだあきらめるのは早い!Tさん、夢を追うのはいいが、日々の生活(基盤)がしっかりしていなければ 叶わないと思うので、最初は妥協してでも、今後に生かせる下積み方法を考え直した方がよいと思う。請負会社の説得に負けずに退社してよかったと思う。

コミュニケーションというか人間関係か。それは かなり大きいかもしれない。実際離転職ではそれがきっかけとして大きいといわれている。しかし何がやっかいかといって、コミュニケーションの力というのは 人とのコミュニケーションをこなす中でしか向上しない。どんどん閉じこもりがちであること、これがYさんの一番の問題。つぎに離職の問題。YさんやTさん が辞めた理由はわかりやすい。しかしそれなりに覚悟もあって地道な考え方をするHさんが辞めたことに状況の深刻さがあるような気がする。本人の心構えの問 題だけでは解けない。


○自分と同じ歳の若者がフリーターましては、仕事を長くつづけられない現状を見ると非常になさけなく思った。 ○今後フリーターで日本のモノ作りが支えられているということになりそうだが、“モノ作りの国日本”と言うことにためらいがでそうである。 ○現在、経済の停滞がつづいており不景気による非正規社員は今後ますます増加しそうだ。

ここまで他人事として語ることができるのもある 種の才能だな。


PET
見ていてとても悲しくなりました。自分も今大学3年21歳で、これから就職して世間に出ていくのだろうけれど、悪い言い方をすると「世の中にはこんな人も いるんだ」という気持ちになりました。特に21歳で同い年とは思えないYさんには少しあきれたような部分もありました。家族に甘え、友だちに甘え、自分に 甘い姿を見て、自分はああなりたくないと思いました。逆に35歳でも、手先が不器用でも頑張っていたHさんや、体調崩しても残業でカバーしようとして いたTさんのように、自分が望んだ仕事でなくても、自分のためにも家族のためにも、その時与えられた仕事を懸命にやれる大人になりたいと思いました。日本 の雇用問題についてはもちろんですが、自分の将来についても考えさせられた番組でした。

フリーターであることとかキャリア見通しが甘い ということであの3人を批判する意見が多い。それに対して、TさんやHさんを肯定的に語るあたりは君のオリジナリティーがあると思う。そうとしか言いよう がないんだよね。与えられた状況は変えようがない。自分が変えられるのは自分だけ。


今回の映像を見て、現代の製造業におけるフリーターの苦しさを知ることができました。普段は将来生活するために正社員になることばかりを考え、もし自分が フリーターになった時のことなどは考えていませんが、今回フリーターの現状を知り、自分は何としても正社員になれるよう就活を本気でがんばろうと思いまし た。

それはそれで間違った発想ではない。そういう使 い方をしてくれて結構。しかし他方でうまくいかなかった時にどうするか。なおいっておくけど、あの3人はみな正社員経験ない人たちだが、フリーターの少な くない部分は元正社員という人だからね


くるめる
見ていてなんだか悲しくなった。製造業におけるフリーターは過酷な現状の中、働いていることを知り、胸が痛くなった。“人間ロボットみたい”という言葉が あったが、“人間を人間としてみない使い捨て”という面ではその通りだと思った。前に働いていた飲食店でも、フリーターさんがいて、社員並の、もしくは社 員以上の過酷なシフトで働いていた。今日本は不況でカットできるものからカットしていく…一見合理的だけど、その裏で厳しい労働を強いられているんだろう なあと思った。

労働疎外、労働強化という形で問題を定式化した らそれはフリーターであるとか雇用格差の問題じゃないことがわかる。番組放映当時以上に現在雇用格差が社会的に問題視されるようになった。しかし論調のポ イントの置き方が偏っているように私は考える。


○メーカーの勝手な注文に請負会社、フリーターはとてもふりまわされている、と思った。しかし、そのメーカーもまた、さらに大きなメーカーの勝手な注文に ふりまわされているのではないかと感じた。 ○Tさんのお話の中で、19日働いて、手取り6万7千円とあったが、当初、請負会社が言っていた、40時間残業すれば月収23万との額が違いすぎると感じ た。また、リーダーとして自分のノルマを抱えながらもメーカーとの調整を行っていたが、リーダー手当などはなかった。「リーダー手当をつけないと、この仕 事をやめる」ともしTさんが言ったとしても、リーダー手当をつけるより、Tさんをクビにして新しいフリーターを雇う方を選ぶのだろうな、と思った。 また、雇ってほしいフリーターもたくさんいるのだろうなと感じた。 ○自分の就職活動を通じて、職を得るということは本当に厳しいことだと感じた。雇う側と雇われる側の条件が一致するのは難しいことであると思った。

請負会社、メーカーもある面で被害者であるとい う目配りの広さはいい。そういう想像力がもてるかどうかは大人になる上で重要である。また手当を出すくらいならTさんをクビにするだろう、という見方も面 白い。というかかなり当たっていると思う。会社はあれこれ言っているけど、結局高い技能やコミットを必要とする仕事じゃないということなんだろう。


レベル2
正直、とても複雑でキツかったです。まさに今、デフレスパイラルで企業間の価格競争が激しくなっているので、こぞってフリーターが動員されているのでしょ う。ビデオの中で紹介されてた三方はそれぞれの道を選んでるように見えましたが、自分にはそうは見えませんでした。タイトルのフリーター漂流とはよく言っ たものだと思います。文字通り、彼らは企業の間で漂うばかりで、自分の人生すらも漂わせているように見えました。製造業の仕事は細かい作業ばかりで健康で 若者向きの仕事です。けれどもビデオのような請負だと職場を転々とするので手に職がつかないし、安定した収入を得られないので将来設計が難しいと思いま す。さらには35歳までと年齢制限もあるので、生涯の職に成り得ない。自分は労務管理を人事の面でしか考えてなかったので、このビデオはとても勉強になり ました。

タイトルになっている割には「漂流」という言葉 にひっかからない人が私を含めほとんど。その中にあって君はよい感性をしている。制作者が聞いたらガッツポーズしそう。ただし「漂流」はフリーターだけの 問題なんだろうか。君が問題にしたレベル、つまりキャリア、将来設計が描けないというのは正社員でも同じである。自分でコントロールできない、という意味 では。だから抽象的にはあの世界はフリーター、非正規にかぎらず働くひと皆のことなのかもしれない。



○普段私たちが使っている携帯電話などの精密機器の製造現場の過酷さを知って驚いた。 ○Yさんは少し我慢をするべきだったと思う。注意され、「自分は悪くない」という思いがあったとしても、大人の世界で自分の意見がそのまま通ると考えて いる点甘い。彼のお母さんも「待っている」だけではなくもっと働きかける方がよいと私は思うが、複雑なんだろうなと思う。 ○Hさんはそのまま家業を継ぐことはできなかったのか。手先が不器用といいつつも前向きにやろうとしている点はすごい。35歳がギリギリのラインという ことで、一番精神的にきついだろうなと思った。 ○Tさんは「本当にやりたい仕事」を探すのではなく、「自分にできる仕事」をみつけるべき。理想を追っても難しいと思う。スキルが他の人に比べて高い分、 直用アルバイトとして雇ってもらえてよかったとは思うが、家庭を支えるのは相当なストレスだと思う。 ○現代の日本の雇用の現状を見ても、コストを抑えなければ会社はやっていけない、というのをひしひしと感じる。フリーターが製造業をこのような形で支えて いると知って、中国などの外国でも同じなのか気になった。

授業最後にも言ったが、周囲はどんな言葉をかけ ても無力であることを知っているんだよ。Yさんのお母さんにせよ、Hさんのご両親にせよ。しかし他にどうすることもできない。Yさんがああなったことにつ いては結果論でしかない。あのお母さんが特に甘やかしているとかいう話じゃないだろう。普通の世間のどこにでもいるお母さんである。なおHさんについては 家業がダメになったからあの工場に来たのだよ(寝てたなw)。Tさんねえ、わたし的にはあの人一番心配ないんだな。次回お話します。


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フリーター、派遣社員よく分かっているつもりだったが、どのように使われているのかその実情はよく分かっていなかった。労働条件の厳しさなど、自分の想像 をはるかに超えていた。今、就職活動をしているのだが、正社員になることの厳しさ、働くことの厳しさを改めて知ることができ、よかった。今以上にやらなけ ればならないことに全力で取り組もうと思う。

実名書くな。こういう簡単な指示が伝わらないよ うではフリーターにもなれない。


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今回のビデオを見て期間契約社員の厳しい現状を目の当たりにした。モデルチェンジの激しい携帯電話の製造現場では、メーカーの要求に応じて激しい生産変動 が起こる。請負会社の下で働く期間契約社員たちは、変動が起こるにしたがい、次々と新たな場所へ配置される。まるで奴隷のようだった。

実名書くな。こういう簡単な指示が伝わらないよ うではフリーターにもなれない。


請負には、仕事が単純そうというくらいのイメージしかありませんでしたが、ノルマがあったり、急な異動があったり、一日中ずっと同じ作業だったりと、とて も大変な事が分かりました。メーカーは請負会社を通して人を雇う事で、直接雇うよりも、無理を言えるから良いのかもしれませんが、雇われる人からすれば、 同じ事をしていても時給が違ったりと不満のたまるものだなあと感じました。特に、Tさんはリーダーをしたり、納期の責任を負ったりと他の人よりも、多くの 仕事をこなしているのに同じ待遇というのは、許せないだろうなと思います。でも「やりたい仕事を見つけるまでフリーターを続ける」などと言わずに、高卒で 正社員の仕事に付いていた方が、今より楽な仕事でボーナスがもらえたりしたんじゃないかなあとも思いました。新卒じゃない人、学歴のない人に世間はすご く厳しいのだなと感じます。

正確には「やりたいことを見つけるまでは」だっ たと思う。「やりたいこと」という考え方をもった時点で君のようなアドバイスは無力化するのだ。ただし確実に言えるのは本人はあのような生き方を納得して いる。満足はしていないが。そこはYさんとHさんとは違う。だから現状に問題があっても表情は明るい。もちろん今後どうなるかはわからない。それは番組制 作者が余韻として残しているともいえる。


私は、昔1つの作業を黙々と続けてやるのが自分には向いているんじゃないかなと思ったりしていたけど、こんなのは絶対嫌だ。機械のように何の感情もなく使 われるだけの仕事なんて絶対になりたくない。でてくる人達は、仕事がないから仕方ないのかもしれないけど、こんなふうに使われる毎日でかわいそうだと思っ た。最初に出てきたYさんは、仕事をするとか、働くということをわかってないのだと思う。あんな感じだと、人生悪い方にしかいかないと思う。自分の考えで せっかく請負をやめて帰ってきたのに、父にあんなふうに言われ、分かってもらえず悔しいだろうに、何も言い返さないで、どんだけ我慢強い人なんだろうと 思った。けど、また請負に戻ってしまって。なにか他にないものかと思う。Tさんは、妻もいるのに、本当に自分に合ってることが見つかるまではフリーターを 続けるなんて、考えが甘いんじゃないかと思ってしまう。フリーターにさせられる仕事なんて、限られてくるし、その中からみつかるまでって…、正社員にがん ばってなって、どおしても合わなければ転職するとかのやり方の方がだいぶいいと思う。自分はこんなふうに絶対になりたくないから、就活頑張らないと いけないなと改めて思った。

Yさんに救いがあるとしたら若さである。ただし 若さはあっという間に消えてしまう。Hさん、実はある意味でTさんと同じ問題を抱えている。“今とは違った選択肢があるのじゃないか”と。現状から逃げら れないよというお父さんとはそこで発想が根本的に違う。Tさんについて、ここでも九州男児(女児?)がいた!妻がいるからこそいろんな意味で支えてもらえ るんじゃないかな。私が幻想をもってるだけかもしれないが(涙)。


ラーメンたべたい{ハート}
私が率直にまず思ったのは「だめな人はどこにいってもダメだ」ということです。私は今、3年生で就活中です。「不景気で今年は就職厳しい」という話はよく 耳にしますが「いつでも受かる人はうかるんだよ!」という話も同じくらい聞きます。いくら環境が良くても悪くても常に自分が良ければ大丈夫だという意味だ と思うのですが、ビデオを見て、その話を頭に思い浮かべました。ビデオの中のフリーターの若者はあきれるほど社会人としての常識のようなものがありません でした。朝起きれなかったり、上司との話し合い中にたばこを吸う、辞める前日に申し出る、など基本的なことができないから請負の世界にいるんだろうなと思 いました。私が思うに、仕事なんていくらでもあるだろうし、いつの時代でも請負のようなレベルの大変な仕事もあるでしょう。だけど、基本的なことができた り、真面目さ誠実さがあれば多少なりとももっとまともな仕事ができた(採用してもらえた)のではないかと思います。Tさんはやりたい仕事が見つかるまで フリーターをすると言っていましたが、Tさん自身がスキルアップしたりしなければ、それ以上のやりがいのある仕事にめぐりあえないと思います。私もなん だかはっと目が覚めました。受け身な人にいい仕事なんてないんですよね、きっと…。下ばっかり、ダメな所ばっかり見る前に自分が向上していかなければと強 く感じました。

キャリアにおける大きな問題のひとつは努力した ことが結果になるとは限らないことである。正確には、客観的には努力と結果に比例関係はあるが本人の主観においてそれは成立していない、と。そして、この ことは正社員採用に向けて就活中の君たちにも共通する問題である。私は就活を経てある程度手応えのある結果を出した人があの番組をみたら、君たちの多くが しているような倫理的指弾はしないだろうと思っている。やはり不条理さをくぐり抜けてきた謙虚さを持っているからである。違いはというと君たちの場合は目 標がそれなりに見えやすいこと、彼らにはそれがないことである。これはきつい。


匿名
今回のDVDは失業者やフリーターに請負会社が仕事を提供するのを追ったものだった。正直、私はこのDVDをみて出演していたYさん、Hさん、Tさん…み なバカなんじゃないかと思った。今まで生きてきた人生間違ったんだろうなって憐れんだ。けど、この中に出てた人のことをこれ以上抜粋して自分の感情 を述べてもただの愚痴になってしまうので、請負会社について、分かったことを述べたいと思う。私は、正直ナレーターの請負会社は派遣会社と違って人材を派 遣しているのではなく、仕事を請っている会社なのだ、という説明を聞くまであまりはっきりと理解していなかった。親会社は仕事を委託しているだけで、人の ことまで考えなくていいのだから、異動や業務替えは自由に行う。もちろん、請負会社はする仕事がなくなれば経営危機に陥ってしまうので、それに迅速にした がう。結果、働く人のことを考える人はおらず、働く人にとってはとてもきつい労働条件で働ことになる。この不景気の時代このような仕事をするしかないのか もしれないけど、私はしたくないと思った。派遣会社でも厳しいと思っていたが、請負会社というものができ、人主体から仕事主体になっていることが恐ろしい と思った。

君に限らないがもう少し対象に近づいた認識をし た方がよいと思う。あの3人を一絡げにするのはどうだろうか。「仕事がきつい」とは何を指しているのだろう?労働負荷という点ではあの人達よりきつい仕事 をしている人は正社員でも(むしろそっちの方で)いっぱいいる。違いは給料の額と雇用保障の違いだけである。


仕事をもらえたなら最後まで責任をもってやりとげるべきなのに、すぐにやめてしまうフリーターが大半だということを知ってとても驚いた。次の仕事も決まっ ていないのに、どうにかなるだろうという言葉だけで、仕事をやめてしまうなんて私には考えられないと感じた。1カ月で3回もの配置転換があって、厳しい環 境かもしれないけど、正社員にはならず、自分で決めた仕事なのだから、労働環境や給料に文句は言えないのではないかと思った。請負会社もフリーターがいな いと会社が成り立たないけど、何百人もの人の対応におわれて大変だなと思った。ビデオを見ていて、自分は親など、周りの人に心配をかけないためにも、自分 のこれからの生活のためにも、就職活動ををしっかりして仕事をみつけたらと強く思いました。

職業に貴賎はないとはいうが、あそこで描かれた 仕事、もし君に選択の余地があるなら選ぶか?私は実はどちらかというと単純作業は好きな方である(ベルトコンベアは絶対嫌だが組み立て作業自体は嫌いじゃ ない)。それでも一生の仕事にするかと言われたちょっと…。みんなほとんどかすってないようだが、Tさんがいう「一回しかない人生だから」という言葉はし ごくまっとうだよ。ほとんどの人が生活のためにその言葉を留保するがその価値自体は否定できない。


日本の製造業は、100万人のフリーターで成り立っているという事は、裏を返せば、100万人のフリーターに支えられているという事になる。Yさん (21)、Hさん(35)などの期間契約社員というあつかいやすい人達がいるから、通信製造会社は3年で20%のコスト削減が実現できるのだ。確かに日々 生産変動し、ライン変更しなければならない不安定な製造業では、低賃金かつ労働力を持つ若者が求められるだろう。しかし企業側はそれで良いかもしれない が、このフリーターの人達に将来はない。半年間という契約社員で、栃木工場のように日々生産ラインの変動がある会社では、Tさんのように人並み以上の仕事 を負わされても生活費を稼げない。半年間という期間で、いつ更新されなくなるか分からない不安定な状況におかれている事も事実である。日本では少子高齢化 が問題となっているが、これからもますます若者が減り、高齢者が増えていくと考えられる。今は、まだこの状態が保てていても、このままフリーターが増え続 けると、この人達にも、日本社会にも未来はないと思う。

ここまで心に響いてない人もすごい。悪い人じゃ ないと思うが。私が通っていた大学はこんな人ばっかりだった。


匿名
今日のビデオは、学歴はとても重要だと感じた。中卒や高卒というだけで仕事がなく、一生の問題に関わってくるので、今頑張って勉強していないと私も同じ事 態になりかねないと感じた。また、フリーターの人達も考えが甘いと感じた。同じ21歳のYさん、親の育て方も甘いし何でも他人のせいにするところや、仕事 をすぐにやめてしまうところ、同じ21歳なのに、環境が違えば物の考え方も違う。経験の違いによって、こんなにも違うのかと思った。また、Tさんはやりた い仕事が見つかるまではフリーターを続けるつもりだと言っていたが、結婚をして家庭を支えないといけないし、フリーターを続けていてやりたい仕事がみ つかっても、正社員になれるわけでもないのに、考えが甘いのではないかと感じた。フリーターの人達には、その人達の考え方や価値観があるので、何を考えて いるかは分からないけど、人生は自分が決めていくものなので、私は納得のいく人生が送れるように頑張ろうと思った。

正社員という条件以外は妥協を繰り返しながら、 最終的には「入りたい会社」ではなく「入れる会社」に就職していく君たちのほとんどと、「やりたいこと」を意識しながら生きているTさんとどっちに「納得 のいく人生が送れる」のかは議論がわかれるところである。


ビデオを見て、とても暗い気持ちになった。人が人らしく生きるとはどういうことなんだろうと考えてしまった。社会人になって仕事をし、生きることが人に よっては、こんなに困難なことであるのかと痛感した。仕事で楽しみを味わえる人はほんの一部なのだろうと思い。自分が今後仕事を選び、する上で、少しでも 楽しいと思える仕事に就けるのか、そうでない仕事に就けるのか期待と不安で一杯になった。少なくとも大学まで通えた自分がある意味では恵まれているなと思 い、今までの自分の経歴を生かし、今後の人生悔いのないよう生きていきたい。フリーターにも、さまざまなタイプの方がいると思うが、このビデオを見て、サ ラリーマンの方はすごいと思った。働くことの意義を感じた。

君がここで語っている問題はフリーターに限らず 正社員を含め多くの人に共通することだ。ただし忘れてはいけないのは、働くことの意義は実はほとんど分かられてないということである。


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ビデオをみて、フリーターは正社員に比べ、時給が安くやる仕事内容も単純作業が多いように感じました。現在は景気も悪く、ビデオでみたような人達がもっと 増えてくると思うので、とても厳しい時代になると思います。しかしフリーターは請負会社にとってなくてはならない存在である、企業にとって重要な労働力と なるので、国が彼らを支える社会保障制度を確立させることが急務であると思います。

実名書くな。実名を書く人間の感想にはある共通 点があるようだ。人の指示をちゃんと聞かない人間は感受性が弱い傾向がある、という仮説を立てるようになった。


ほとんどのメーカーがフリーターを雇う。フリーターを雇うことで正社員の給料の半分ですむので、ビデオに出ていた会社は20%のコストダウンができた。機 会できないところをフリーターにやらせると言っていて、その仕事はひたすら同じ作業である。まさに人間ロボットのようであり、楽しくないだろうなと思っ た。仕事に慣れたかなと思ったら、異動させられたりして、自分の意思は全く繁栄されない状況である。ひとつ気になったのが契約期間の半分もいかないで辞め る人が多いということである。Yさんの場合、1週間で請負会社を辞めた。手をとめていたところを注意され、その言い方が嫌だったためパネルを投げる。自分 も悪かったという反省もない。少しは我まんすることも大事であり、

楽しくない仕事であることがわかっていながら、 “我慢が大事”といえるあたり大人物のようだ。


マロンクリーム{クリ}栗子
携帯電話など、製品サイクル(?)が短いものは新商品をどんどん出し、それにフリーターをうまく使おうとしているのが人間をロボットとしてしか見ていない のではないかと違和感を感じました。それぞれフリーターの方を見てきました。みんな早々と辞めていきましたが、納得できました。忍耐だと周りは言っていた けれどもそれだけではやっていけないと思います。普段何となく使っている携帯電話を、おそらく仕組みについて知識のないフリーターが組み立てていると思う と無責任じゃないのかと思います。人が扱っているからやはりムラが出るからです。日本の企業は利益追求のためだけにただ走っているだけだと思います。フ リーターは何かしら必要とされていますが、私はなりたくないと思います。フリーターはなくすべきじゃないかと考えてみましたが、生き方は人それぞれだし、 定着しているのでなくなるのは難しそうです。

この人の文体で“フリーターをなくせ”というの はジェノサイドぽくてこわいぞw とはいうものの識者の言う“派遣禁止”というのもあまり変わらないんじゃないかという気がする。そういった形態の存在をなくすことと、問題を解決すること は別である。


zoff
職離れが急増し、フリーターが現実的に多くなる一方、フリーターを雇うことで人材コストが20%ダウンに成功した会社もある。実は相互にメリットがあるの では…?? フリーター→職探し。 会社→コスト減のための雇用 中卒であったり、やりたい仕事が見つかるまでフリーターをしたりだったり、親元を離れることのできない35歳だったり、自分からしたら、どうにもならな い。“くそ”みたいな、プレッシャーとも無縁で、がまんも辛抱もできない人としての価値が、これっぽちも感じれない人がいるのが、現実だと痛感した。

仕事を探す方雇う方、双方にメリットがあるとい えばあるわな。満足するかどうか別にして。Yさんに問題はあるのはわかるが、私は職業柄あまりいらだちは覚えないけどね。


匿名希望
下請の企業にとって、今回のようなフリーターの人達は本当に都合の良い存在だと感じた。生産業の現場は受注の数の変動が大きくそれに応じた人員を投入しな ければならない。携帯機種のモデルチェンジの早さには、今回のビデオのようなフリーターがなくてはならないようだ。約5年前の放送だが現在のモノ作りの現 場はどうなっているのか、またこれからもこの形態が続いていくのか、疑問に思った。現在、私は3年生で就職活動をしているが“安定した職場”というのは本 当に重要な企業選択に1つだと考えた。これから企業に何度落とされても、採用してくれるだけ有難いと感じ今回のビデオを振り返りながら臨んでいきたい。

“受注量の変動”という言葉もくせ者でね。君た ちは経営管理論の授業で、“外部環境の不確実性を軽減する”組織の機能について学んだはずだ。今の文脈で言うと“受注量の変動”をなんらかの形で吸収する 営みが企業において行われないといけない。そのことへの考慮もなしに“柔軟性”を称揚するばかりというのは企業の効率性という観点からしてもおかしいので はないかと私は考える。


就職活動をしているわけですが、改めてフリーターにはなりたくないなと思いました。昔の自分は“終身雇用”、“年功序列”という言葉を信じ、社会人になれ ば、あとは安定だなどという、甘えた考えを持っていました。しかし、現実はまったくかけ離れたもので、派遣切り、リストラ、内定取り消しなどの障害があり ます。このビデオに出ている人達を見て思ったのは、私が経営者の立場であれば雇いたくはないなということです。

どんな経営をするかによって必要とする人材はち がってくる、という趣旨のことをこの授業の最初の頃にいったつもりなのだが。あの3人は同視できるのだろうか?あの請負会社にとってはそれでよかったのだ ろろう。しかし人の違いに着目した管理を要する経営もある。


K.S
今の就職難の時代だからこそ、共感できるところがたくさんあった。人物が3名でてきたが、それぞれが違う立場で違う考えを持っていて、共感できる部分もあ れば、それは違うと思える部分もたくさんあった。過去を後悔しても仕方がないし、今やれることを自分なりの考えを持って、やっていれば、失敗したとしても 充実できると思うし、とりあえず、やり始めたことを継続していくことが一番大切だとこのDVDを見て思った。

間違ってはないが。


NHKはあまりにも生々しい現実を記録したなと思った。請負に対して非常に恐怖心をもった。人ではなく、機械やモノのように若者を使いすてるメーカーの現 場があり、そうしなければコストが低いアジア諸国と戦えない現実がそこにあるようでした。「学生時代に考えることをサボった人たち」心苦しくVTRを見て いる自分がいる一方で、請負で働くフリーターの甘い考えにあきれる自分もありました。Yさんはおそらく親に甘やかされて育ち「何でも自分の言う通り」で学 生時代をすごしたのではないでしょうか。だから我慢を知らない。他の「若者たち」と表現された人々も同様でしょう。朝起きれないで仕事に遅れるなど責任感 や意識が低すぎ。Tさんは「本当にやりたい仕事」などと夢を追いすぎ。「出産や育児」を考えるなら現実を見ないと絶対に無理です。Hさんは親の下で育ちす ぎて現実を見るのが遅すぎたでしょう。一人暮らしが35歳で初めてなど親に甘えすぎだと思います。親も甘やかしすぎです。今、大学に通うことができる知識 と生活レベルと人間形成をしてくれた両親に感謝します。

学生時代も何もYさんはほとんどそれがなかった んだけどね。イエス様だったらこういうのかな“この中に無遅刻無欠席の者はいるか?その者だけがこの男に石を打つ資格がある”と。


関東ロームで労務管理
北海道では24歳以下の失業率が10%という世界で、中卒として働くYさんを見ると、学歴社会の壁は高いことがよく分かった。請負会社により、メーカーか ら頼まれた仕事を請負い、請負会社はメーカーからの仕事を断らないという条件下で働くフリーターは本当は他にやりたい仕事があるにせよ、なかなか仕事が見 つからず、現在の仕事を続けるという、常に、いつ雇用を切られるか分からない瀬戸際の状況が、まざまざと伝わってきた。Tさんは、実際は時給以上の仕事を 行っているにも関わらず、他の期間契約社員と同じく、時給900円での労働で、手取りは6万円程という、正社員との格差の大きさを感じた。

この人もあんまり感じるところがなかったようだ (事実誤認もあるし)。


いちごみるく
「必要な時に必要な人材」という請負会社のキャッチフレーズが何だか冷たく感じました。仕事がある時は速くさばくことを求められ、ほとんど毎日のように残 業をして、逆に仕事の無い時は違う工場に回されて、それがエンドレスに続く。企業と労働者のニーズが合致している時は良いかもしれないけど、合致していな い時は必然的に労働者が弱者になってしまうのが現状です。しかしながら、そういった仕事を選ぶ方もそれなりに考えて仕事選びをした方が良いと思いました。 もっとも、仕事がたくさんあるような景気が良いときに限った話ですが…。

「必要な時に必要な人材」それはフリーターに限 らず正社員だってそうだよ。資本主義の原理というやつざーます。雇用保障そして雇用格差なんて程度問題。“正社員だったらめぐまれている、安心だ”という のは幻想です。


このテレビに出てきたフリーターの人達は考え方が甘いと思いました。21歳の人は反省もせずに「自分は悪くない」と言って、少しはなぜクビにされたのか、 自分が悪かったからクビになってしまったのだなどよく落ち着いて考えた方が良いと思いました。それに、リーダーの25歳の人ももっと周りの人のことを考え た方がいいと思いました。このテレビに出てきたフリーターの人たちの共通点は自己中心的考えをもっていることだと思います。もっと周りの人の迷惑や支えて くれる人が心配してくれているということを考えて行動したほうがいいと思います。35歳の人は他の2人に比べれば頑張っていると思いました。愛知の工場で も頑張ってほしいです。私もこれから社会に出て、たくさん辛いことや逃げたくなることがあると思うけど、逃げずに前向きにがんばろうと思いました。

先にも言ったが、私は普段の仕事柄、Yさんがと りたてて甘えてるとか無反省だとか思わなかったりする。またTさんを自己中というのなら、保証もされていない残業代を餌に求人をしたり手当もつけずに余計 な負担をかけさせる会社は自己中とはいわないのか、という疑問がある。Hさんについては、愛知県の自動車工場で部品点数がやたら多い組み立て作業というの はあそこだぞ。世界でもっとも作業がきついといわれている。もつかな〜?


製造業の現場この番組を通して非常に厳しいことを知りました。請負会社で働くフリーターの人々のそれぞれの思い、生活、大変だなと感じました。頑張ってい る人もいれば、自分の我をつきとおす人もいて感心する面もあれば、腹が立つ面もありました。半年も続く人がいないとあり、厳しい世界なのだと思います。 「必要なときに、必要な人材を」という言葉を私はあまり好きではありません。必要でなくなったら切り捨てる、企業にとっては当然、しかたのないことなのか もしれません。しかし、このような環境が改善されるべきだと感じました。

「必要なときに、必要な人材を」という言葉に反 感を持つ人が少なくない。そしたら、“じゃ、仕事無いときの給料はどこから来るの?”という問いかけにどう答えるのだろうか。いい悪いの問題じゃない。で きることできないことの問題である。


ビデオを見て、工場で働いているフリーターの人達の考えがすごく甘いと思った。21歳のYさんは問題を起こしたのは自分なのに、すべての責任を人になすり つけていて、こんなのじゃ仕事なんて絶対できないと思う。そして、今日の授業で話していたように、いくら働いても非正規から正規の社員になるなんてないと いうのが、ビデオを見て本当に痛感しました。

この番組の感想を入力しているとスピードワゴン もびっくりするくらい“甘い”という言葉を入力することになる。私の説明については誤解があるようなので補足;非正規から正規への転換はあることはある が、予測可能性はきわめて低い、だからハナからないくらいの心積もりが必要だよ、ということです。


ビデオをみて驚いた。あんなに一生懸命働いても、報われない人がいるなんて。フリーターのほとんどの人が、自分にあった仕事を探して、今の現状。新卒を逃 がして、フリーターになった人も、結局は大学を出ていたって関係ない。実際、フリーターは長年続けていけるわけじゃない。ましてや、男の人でフリーターを してる人は将来どうなるのだろう。若いうちはいいけれど、どんどん歳をとっていく。とても恐ろしく感じた。Tさんのように人よりも倍負担のかかる仕事を任 されて給料は変わらない。その上、負担で病に倒れたのに、手元に返ってきたのは少しだけ。とてもひどい状況だと思った。1兆円産業として、請負会社はフ リーターの若者たちをむしろ人としてみておらず、物同然のあつかいに腹が立った。でも、フリーターを受け入れてくれるのは、やはり請負会社だけ。そんな日 本社会は嫌いです。だけど、それが今の現状なんだと思うと、もっと勉強して、本気で就活を頑張らないといけないと思った。

フリーターを受け入れるのはやっぱり請負会社 (今だったら派遣会社も)というのは深い指摘だね。要はそういうことなんだよ。少なくともYさんのような人を自分の周囲から排除するような人はあのような 就労形態・会社を批判する資格はないと思ってる。話をひっくり返して恐縮だが、報われるか報われないかなんてあの番組だけではわからない。あれはあの人達 のキャリアの一時点を切り取ったものだから。Tさんなんてフリーターとしての経験を評価されたからリーダーを任された。最終的にはメーカーの直用になっ た。他の人だったらああは行かなかっただろう。


ニュースなどで目にする派遣の現状と比べても請負は1月にいくつもの職場を転々とするというのが本当に辛そうだと思った。沢山のメーカーが価格競争で躍起 になって、フリーターを登用し、フリーターもそれに乗じるしかないという状況も、仕方ないと言えば仕方ないのかもしれないが、この状態がずっと続くと考え るとそら恐ろしいものがある。工場経験があるからといって現場リーダーに指名されたTさんについてだが、本人の言い分同様、私もリーダー手当などをつける のが妥当だと思った。経験を買ってリーダーにするくらいなんだからその経験の分、能力給のような形で給料に上乗せくらいしないと割に合わないし、責任によ るストレスで資本である体の調子を崩して働けなくなり、給料が減るのなら辞めたいと思われて当然。Yさんは厳しい言い方になるが、もっと我慢するべきだと 思った。最低でも3カ月は続けないと自分に合っているかどうかなんて見えてこない。

君が問題にしているレベルでは派遣も請負も同じ ようなものですから。Tさんについては君に同意。あの会社の労務管理の適否が問われている。ただし自分の貢献に報酬が見合ってないという感覚はほとんどの 人がもっている。どれに対応しどれをやりすごすかの判断が問われてくる。Yさんについては、我慢しろ、続けろと言葉をかけるであろうことは私も一緒。しか し授業でも述べたが、その言葉の無力さもひしひしとくる。


フリーターで仕事を転々とする人は忍耐力がなかったりプライドが高いと思った。同じ作業の繰り返しはツライかもしれないが、慣れたらコツをつかんで効率よ く仕事ができるのだろうと思った。ビデオの会社がフリーターを雇うことで20%のコストダウンに成功ときいて、今、不況で就職難といわれているが、これか ら請負会社の状況は良くなるのか気になるところである。フリーターが工場に集まり、生産ペースを上げて生産することで、日本の経済も少しは変わればなと 思った。リーダーといわれている人が早退した時とかで8万給料をひかれていて手当がないのをみて、正社員との違いを感じた。

「慣れたら」って、作業内容がしょっちゅう変 わってるのだよ。Hさんもいったように、将来のための技能が身につくわけでもなし(ただし、キャリアという観点での評価は私はちと違うが)。


フリーターはずっと続けられるという保証はないということを見込んで事業を行うというのはとても困難なことだと思った。

よくわかりません。


MK
○見ていてすごく悲しい気持ちになりました。今就職活動中なので、これが現実だと思うと少し恐ろしくなりました。 ○特に35歳のHさんと21歳のYさんのことが心配になりました。これからフリーターの人達はどうやって生活していくつもりなのだろうかと思いました。 ○この請負会社は本当にただの使いっぱしりで派遣会社の方がまだましだと感じました。 ○やっぱり新卒で大企業の正社員って、社会的に守られているのだとひしひしと感じました。就活頑がんばります。

はい、請負も派遣もフリーターの就労のあり方の 問題としては同じです。


急な配置転換や、生産の落ち込みなど、フリーターとして働くことはとても不安定な生活を送ることになるのだと実感した。仕事をする場合には正規社員でなく 非正規社員であっても我慢することが必要だと思う。だが、将来に対する不安や危機感を取り除くためには、やはりフリーターではなく正規雇用の職を探す方が 良いのではないかと考えた。

「将来に対する不安や危機感」;これが続かない 大きな原因のひとつであることはまちがいない。こういうことが問題にならないTさん、そもそも何が問題かわかってないYさんと違い、Hさんにとっては明確 に意識されていた。しかし正社員だって程度の差はあれ同じ問題があるわけですよ。自分にはないと思いこめるだけ精神衛生上恵まれた環境だといえないことは ないがな。


ピカりん
明日が見えないという漠然とした不安、そんな中で、何をすればいいのか、自分は何なのかがわからなくなってくる。私も若者だが、今の多くの若者は、何をど うしたいのかの意志がない気がするし、何とかしようと思っても、そういう状況にない人が多いのかもしれない。ただただ、ロボットのように扱われ、日々の単 純作業の中で、一体何を感じ、考えるのだろうか。日本を支えてきた物づくりが機械化され、大量生産される時代になった。私たち、消費者は“もの”に何を求 めているのだろうか。また、未来あるはずの若者がなぜ、こんな風にコマのように扱われる社会になったのか。貧困率5位の日本。勉学を身につけ、多くの地位 を身につける人、逆に明日生きていけるかわからない人。私も後者になる可能性は十分にある。多少、知識があったとしても、それを生かさなければ、社会で は、必要とされない。先日、卒論で商店街について調べている時、ある人に出会った。彼は「働きがい」=「生きがい」を目指しているという。商業高校の教諭 として、商店街のよさを生徒に伝え、社会に広めたいという。そういう未来がある生き方をしたいと改めて感じた。

いっぱい書き込んでくれたが、面白いのはここに フリーターをはじめとした雇用形態に関する言葉がないことである。意識しているかどうかわからないが、君がつかんだ問題のポイントはそういうのではない所 にあるということだろうか。「生きがい」としての「働きがい」というのはあらまほしきあり方である。問題はそれがイコールにならないことである。しかしこ のような見方は狭い。仕事が生きがいにならなくても、余暇でボランティアをするなどして「生きがい」を追求することは可能なはずだ。そう考えればTさんの 生き方に魅力を感じないか。


まず感じたのは、請負会社というものが、映画やドラマで描かれるような、日雇い労働者を確保する手配師のようなもので、それが商売として成立している、と いう現状に驚いたことです。人材派遣業者というものの存在は知っていたのですが、フリーターをこのようなカタチで送り込む、という業者の存在が未知のもの であったためです。企業側、雇用する側としては、確かにフリーターは扱いやすく、言ってしまえば、使い捨てが効く、薄給でも働くものなので、変化する生産 現場において、これ程有用な「道具」はないのでしょう。機械化では追いつかない変化でも、人間の手をつかえば対応できるのですから。しかし、このような現 状を見ていると、雇用側は、労働者に対して無感情というか「正社員でなければ人にあらず」とでもいうような態度を取っているようにも見えます。その結果、 一ヶ月やそれ以下で、配置を変えたりするのでしょう。正社員であれば、もう少し違った対応になるのではないか、と思いますし。日々、目まぐるしく変化する 製造の現場では、これは仕方無いことなのでしょうが、価格競争などをともなう価格の低下と共に、雇用側のモラルも下がっているように思いました。

正社員が非正社員や派遣を人間扱いしないことは よくあることだ。はっきり言うよ。よくある。対して企業に対しては忠誠をつくす。ところが面白いことに企業の方も非正規だけでなく必ずしも正社員を人間と してみているとは限らないことだ。世の中うまくできていると思う。


じーこ
工場での単純作業をする仕事というのは、仕事も簡単で上司から怒られるようなミスをすることもないけど、人間として成長できる環境ではない気がしました。 そのような誰にでもできる仕事だから、フリーターが対象となっているし、「今後、この仕事に就くフリーターは益々増えるだろう」と聞いてとても怖くなりま した。若いうちはいいかもしれないけど、年をとった時にどうやって生活をしていくつもりなのか、と思いました。フリーターの中には、いろんな事情を持って いる人もいるから、どうこう言えないけど、Yさんのようなフリーターはいつまでたってもこの状況から抜け出せないと思った。与えられた仕事さえも満足にで きないし、5日や半月で仕事を辞めるなんて本当に甘えているとしか言いようがないです。例えアルバイトでも、それしか仕事がないならそれを一生懸命にする しかないと思います。

労働環境としえ考えた場合、知識が増えたり技量 があがったりする環境はあると思うが「人間として成長できる環境」というのはあるのだろうか。というかどうやって「人間としての成長」を確認するのだろう か。本当に成長した人は自分の口から「成長した」という言葉を発するのだろうか。疑問はつきない。なおYさんについて「状況から抜け出せない」ということ はないでしょう。むしろ彼は状況から落っこちつつあります。Hさんが“これより下はないというつもりで”と言ってたがそんなことはありません。下なんてい くらでもあるのです。


NNN
日本では正社員になることができなかった人は、一生フリーターで過ごすことになる可能性が極めて高い現実を見た気がした。Hさんは30代の請負会社からも 仕事は少ないと言われていた事が印象的だった。どんなに工場での仕事を一生懸命にやっても非正規のフリーターが正社員になれることはほぼなく、またその仕 事内容を職務経歴として書くことができない現実はあまりにも残酷に思える。人件費の安い中国との価格競争は確かに非常に厳しいと思う。しかし、長期的な視 点で見た時、ヒトをモノのように扱ったツケが回ってくると思う。

私が語った“非正規から正規への転換はない”と いうのは心のもちようとして言ったことであって事実関係としてはいくらでもある。先述のように、あてにはしない方がよいということであって。バイトだって 自分なりに位置づければ職務経歴になる。フリーターを門前払いするような会社ばかりイメージするからいけないんであって、許容範囲を広げればいくらでもそ んな小さなことを気にしない会社はある(その究極が番組で見た請負会社ともいえる)。“格差”などという言葉に惑わされませぬよう。


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