6月1日

清原選手のもらっている金額についてきちんとした視点から語ってくれたの
は先生が初めてです。日本人は「ねたみ」の強い人種だと思います。
   清原の例は、ゼミで潜在能力に払う日本の賃金の話をしている時に
   学生から示唆されたものです(君とはかなりニュアンス違うけど)。

藤波のたっつあん
今日の話はとってもおもしろかったです。1つ思ったんですけど、分業を徹底
するということを根本においたテイラーシステムは限界があった。しかしその
考えを利用し独自の道を進んだ日本形経営は成功した(と自分はおもって
いる)。現在、日本形経営はダメだといわれている(と自分もいっていた)け
れども、それは正しい考え方なんでしょうか?また日本形が正しくないとすれ
ば欧米形の方にするべきなんでしょうか?そんなこと日本ではできるのでし
ょうか?正しい正しくないという考え方は正しいのでしょうか?うーんなんだ
かよくわからなくなってきた。むずかしいです。けどおもしろくなってきました。
ではさよなら。
   そうそう、一昨年の授業ではよくいってたのは“日本の製造業は今で
   も優秀です。問題は**業とか**とかです。あいつらが足を引っ張
   ってんです”と。欧米型、日本型というのは、もう経営合理性だけでは
   説明つかないでしょう。文化、価値観によって影響される面があって。
   君の後半の疑問は私も同じ所に陥ってます。

西田(仮)
僕もそろそろ「今どきの若者は」と思うようになりました。自分で何を思って
んだか、と思います。
   あんたらが高校生を見て「今どきの若者」を語る様が笑える35歳の平
    木です。


職務と能力の話の部分で混乱してしまって、頭の中で整理できないまま授業
が終わってしまった。
   ごめん、あれはやっぱ飛躍だったな。雇用管理の作業組織、報償管
   理の賃金のあたりできちんとやります。

クオーレ
テーラーの生産管理は何度も講義で聞いたけれど、あまりよくわからなかっ
た。今日の講義で少しわかった気がします。
   今日多かったのがこのダブりの件。私としては労務の観点を強くする
   べきだったかな?

TMS
確かにテーラーの説だと、人間疎外やホワイトカラーにあてはまらない問題
がでてきますね。次週の講義の続きを早く聞きたいです。
   えーとね。ごめん、私はまだ問題指摘しかできない。今日、触れた研
   究会で話が進んだらポチポチ話すかもしれない。

A fate of DNA
今日は天気もよく、気持ちもスッキリ。
   あの教室で天気が悪かった日がまだないね。

99
限界のとこの硬直的のとこがわからんかった。もう一度お願いします。
   え、簡単なことだよ。動作・時間研究は手間がかかる、ということ。
   あと、単価設定で労使がもめやすい、と。日本はそのあたり細かくい
   わないように、ということになったのだよ。
   
最後の方で説明された限界・ホワイトカラー・労組の規制の部分がわからな
かったのでもう一度説明お願いします。
   テイラーのやり方は肉体労働の生産性向上には貢献したが、ホワイト
   の生産性向上の決め手はまだない、ということが一つ。テイラーは労
   組を排除しようとしたが、交渉の対象にできる材料(=課業)をつくっ
   たおかげで労組の介入が容易になった、というのがもう一つ。口頭で
   聞いてくれた方が説明しやすいと思う。

トラ
2年生の時に経営心理学を受けていてその時聞いたテーラーの話と今の授
業で聞いたテーラーの話ではかなりとらえ方が違うように感じた。
   え?え?え?興味ある。どう違うの?

たぬき
大学に入って「テーラー」のことをよく習うようになった。
   あたいは九官鳥。上記のトラさんじゃないけど、それぞれ力点がどう
   違うか思い出して下さい。

テーラー的な考え方と日本的な考えの違いをわかりやすく教えてもらいおも
しろかったです。髪型前よりいいですよ。20代にみえます(20代ですか?)
   日本はテーラーの何を取り入れ何を拒否したか、整理できてたか自
   信がないんだよな。髪?いっそ、君たちの投票で決めようか?

テーラーのやり方は確かに効率的かもしれないが、人間を機械のように働
かせるので、ある意味違っていると思う。私だったら賃金が低くても人間とし
ての扱いをうけ、心にゆとりをもてる職場で働きたい。
   ただ、きつい仕事でも高賃金のために働く人らの覚悟というのもある。
   そのことの意味も伝えないといけないね。

グルミット
日本て国は、つづく人に優しいというか温情主義な国だなーと思った。欧米
においては、テーラーのやり方に似た方法が通用すると聞いて、けっこうドラ
イだよなー、と思い、私って日本人だなーと痛感した。
   個々の職務(←課業)を確定するという点を欧米は引き継いだ。日本
   はやたら仕事がきつくなる方を引き継いだ、とはいえるかな。

007
経営学総論で一度、テイラーシステムのことを習いましたが、今日はいい復
習になりました。
   わしの存在意義は… (T_T)


テーラーはテイラーじゃないのですか modern timesが見たいです。チャップ
ン大好き。平木先生の下の名前は何て読むんですか 誰か「まさろう」と読
んでいました。
   どっちでもいいじゃんかよ〜(先生にあるまじき発言)。名前の件は、
   ふふふふふ (^^)

はれ
今日のテーラーの話は、私のバイトの社長によく似ていると思った。1週間に1
度くらいしか店に顔を出さないのだけれど、来るたびにみんながやりやすい
ようにと、棚の配置をかえたりして帰っていく。でも、テーラーとちがうのは、
みんなが慣れる前に、どんどんかえていくので、破損が増えたり、けがしたり
する人がでるということ。現場のことは現場にまかせた方がいいのではない
かと最近思う。
   これはテイラーというより、corporate governanceの問題かな。ただ、
   上の人間がすべて決める、という点ではテーラー的だよね(結果がつ
   いてこないようだが)。現場に任せろ、というのは日本の職場管理の
   基本だね。

テーラーは、本当に頭のいい人だと思った。日本もずっとテーラーを見習っ
ていればもっとすごい国になれたと思う。
   違う意味ですごくなったではないか。

特にありません。おつかれさまでした。
   こういうのが一番疲れる。

今日は元気
今日の授業はわりとわかりやすかったです。この調子でがんばって!
   ありがとう。

キャサリン
テーラーの課業管理は、作業手順など型にはめられた感じがする。労働者
と使用者の関係はどうなのか?こんな感じだと労働者から不満の声はでな
かったのか?
   上が命令し下が従う、という組織秩序を徹底した面があるから経営管
   理の発想としては正しい。で、問題は労働者だ。そりゃ不満があるで
   しょ。そのあたりの限界があるのでアメリカではその後人間関係論と
   か行動科学といった学説が登場した。このあたりは経営心理学の方
   で補ってもらえんかな。ちなみに日本では作業方法の場面でかなり対
   応したのだよ。

テーラーの管理法だと職場が息苦しく感じるような気がしました。効率も大切
だとは思いますが。
   テーラーのやり方は高賃金で報いるのが基本、という話を強調した方
   がよかったかな?もちろん、それだけでは足りないから、アメリカでは
   自動車のボンネットにマックの包み紙やコーラの瓶が溢れている状況
   が生まれたともいえる。

32
職務によって賃金を支払う欧米の方が正当のような気がする。
能力(清原の例)による賃金制にメリットはあるのだろうか。
   最終的には結果で評価する点では共通する。ただ、短期で評価する
   か長期で評価するかの違い。このあたりは報償管理でもう一度触れ
   ます。

日本では能力というものが優先されているが、実際、自分もプロ野球選手な
どはそういう目で見てしまっている。
   最近の「能力主義強化」の議論との違いをいっておくと
   職務に対しての能力だからね。
   
私のバイト先にテーラーがいたら、私はすぐに解雇されると思う。ひまな時は
けっこうボーっとしているが、やっぱり人間はそんな時間を無意識のうちに取
り入れてしまうのではないだろうか。
   オレもそうだな。ただ、テーラーはこういうわけさ「あんたらは結構、他
   に働けるヤツがいるから」と。

ブリヨン
数秒の無駄な動きをなくすだけでやはり効率はあがるのでしょうか?自分で
今度実験してみようと思いました。先生の例は相変わらずわかりやすいです
ね。
   昔バイトしていた頃、よく怒られたよ、“無駄なことをするな”。今でも何
   か耳に残っている。

ええとしクラブ
平田先生が動作研究をしていたという話は初めて聞きました。大学の先生
って大変なんですね。今日もわかりやすい授業でした。
   あれは学生からの伝聞。平田先生の基礎演習で聞いたとかいってた
   な(今は持たれていない)。奥さんで動作研究するあたりはさすが、と
   思った。

はな
テーラーの話は他の講義でも取り上げられることが多く、効率を上げること
はいいことだけど、やはり人間のやる作業としては限界があったんだと思っ
た。
   究極的には人間を機械と同一視するという近代思想の現れ、という話
   をするとよかったかな。

ぼたん
テイラーは金持ちなのに工場に務めたのはなぜなんですかね?本当に何を
考えていたのでしょうか?
   “現場を知らないとダメだ”というのは日本的にはよくわかるんだが。
   ホント、何考えていたんだろう。


戻る